「後楽園「ウルトラヒーローズEXPO」の口コミ・感想」からの続きです。⇒
冬休みの年末年始は、夏休みと違って科学館もお休みのところが多いです。科学館巡りもなかなか出来ませんでした。でも、そんな中で、杉並区に新しくオープンした杉並サイエンスラボ「IMAGINUS(イマジナス)」に行ってきました!
廃校になった小学校の一部が、そのまま再利用されています。
身振り手振りで、光でお絵描きできる体験スペース。色々なところで見掛けるお馴染みの仕掛けですが、ゆうくんは大喜びでずっと遊んでいました。
以上、展示物は、これでおしまい。
実は「イマジナス」、普通の科学館とはちょっと違います。見て回る展示物がほとんでありません。完全予約制のワークショップやサイエンスショーがメインの施設だったりします。差別化を図っているんでしょうけど、こうした施設は珍しいんじゃないでしょうか。
時間になったので、予約しておいた2階のワークショップに進みます。
1つ目に予約したワークショップは、ペットボトルで作る水中エレベータ(浮沈子)です。料金はテーマによって違いますが、1500円前後です。安ッッ。さすが公営施設! 民間の科学教室に比べると、ママさんパパさんのお財布に優しいです。これが税金パワーってやつですね。ありがたやー。
会場は小学校の理科室が、そのまま再利用されています。懐かしいーーーー! 見て見て! ガス栓! 実験用のガスバーナーつなげるところですね。パパとしては、〇〇年ぶりに見たわー。
ゆうくんに聞いたところ、小2(塾だと新小3)だと理科が始まっていないため、自分の小学校では理科室で授業を受けたことはないそうです。小学校でも理科の授業、楽しみだね。
重りを大体2cmぐらい入れましょうと言われて、スタッフさんから定規を借りるゆうくん。真剣です。でも、結局はすごい適当に済ませていました。何故、測ったし。
完成ー。何もしないと、ギリギリ浮かぶぐらいで調整します。
ペットボトルを押して、ぐぐっと水圧を掛けると、中に仕込んだ小瓶が沈みます。不思議!
水圧が上がると、小瓶の中の空気が圧縮されて、浮力が小さくなるためです。潜水艦と同じですね。
ゆうくん、ちゃんと説明聞いてる? 聞いてないな。密度の概念とか分かっていないので、ちょっと難しいかも知れません。でも、授業で習った時に思い出してくれるといいなー。
2つめのワークショップは「火起こし体験」です! 実はこれが目的で来館しました。火を起こした経験って、ありませんからね。実はパパも初体験です。
ところがこれ、むちゃくちゃ難しい! 大人が本気でやっても、成功率は数パーセントといったところらしいです。本で読むのと、実際にやってみるのとでは大違いですね。残念ながら、火は付きませんでした。ゆうくん以外にも参加者は何人かいましたが、誰も成功できません。
では、昔の人はどうやっていたのでしょうか。火打石は、もうちょっと後の時代ですね。という訳で偉大な発明「ひもぎり式」です!
一人が抑えて、一人が紐を前後させるチーム力を問われます。やっぱり難しい! スタッフさんに抑えるのを手伝ってもらい、親子二人掛かりで紐を引きます。せい! せい! せ! せい!
頑張っていると、やがて香ばしい匂いがしてきました。そして煙が立ち上がってきます。つ、つ、付いたーーーー! 人生初の発火です。発明って凄い!
仰いで仰いで、酸素を送り込みます。見えますか? 火が大きくなってきた! やったー!! うちだけではなく、参加していた全てのお友達が発火に成功しました。失敗したまま終わりじゃなくて、本当に良かったー。
火起こし体験はまだまだ続くよー。残念ながら火打石の体験はありませんでした。時代はいきなり近代まで飛びます。手回し発電機をぐるぐる回して、スチールウールに電気を流します。鉄が一瞬で燃焼します。これは楽ちん!
続いて、圧気発火器(ファイヤー・ピストン)の体験です。1気圧から25気圧まで、一気に空気圧を上げることで、発火温度を作り出します。こちらも難易度はかなり高いです。残念ながら成功しませんでした。
最後は、マッチで火をおこします。え? マッチ? 何で、わざわざ体験を? って思いますよね?
ゆうくんだけでなく、参加していたお友達全員が、マッチは人生初体験でした。マジか!! これが現代っ子です。ジェネレーションギャップ!!!!
確かに今時は、マッチを使うようなシーンって思い付かないですもんねー。言われてみるとうちなんてIHですから、ガスコンロの経験すらありません。普段の生活では、「火」すら見る機会ないんです。
マッチでの着火もかなり苦戦してしまいました。スタッフさんに手伝ってもらって、何とか成功!
午前はここまで。お昼の後は、いよいよサイエンスショーです。
⇒「杉並区科学館「イマジナス」サイエンスショーの口コミ・感想」に続きます。