中学受験(小2)の勉強時間、他の子と比べたい!」からの続きです。⇒

 

まあ、中学受験に限らない訳なんですが。中学受験生でも特に低学年であれば、出題傾向「だけ」にこだわりすぎず、幅広く興味を引き出してあげることが、モチベーションにもつながります。って、えらいひとが言っていました。受験や資格の勉強って苦痛でしかありませんが、自分の好きなものを調べたり知ることって本来は「楽しい」ものですからね。

 

そんな訳で行ってきました、マスター先生の「秋にウカる!上野博物館ツアー」! 夏は平日(というかお盆)の開催だったので、行けなかったんですよねー。


午前の部は、国立科学博物館。ゆうくんが生まれた頃から、何度も来ています。でも、親がいくら解説しようとしても、興味を引き出すことが難しく、子供は聞いてくれません。「恐竜の化石だー、わーい!(おしまい」以上に拡がらないんです。マスター先生のお力を借りて、じっくり観る楽しさを発見してほしいものです。


フーコーの振り子からツアーのはじまりです。振り子の向きは変わらないのに、地面が回転するため、振り子の向きが回転するように見える現象です。惑星の動きから地動説を唱えたり、昔の人って本当にすごいです。


ツアーは地球館の3階から降りていきます。いつものゆうくんなら、興味ゼロでスルーしてしまうフロアですね。


先生が注目したのは蹄。食卓にお馴染みの偶蹄目(豚、牛、羊、鯨)と、珍味的な扱いの奇蹄目(馬)です。蹄を持たないほ乳類としては、食肉目(猫、犬、虎、熊、パンダ)の解説もありました。パンダも本当は肉を食べたいけど、仕方なく笹で我慢しているだけ的な雑学で楽しませてくれます。


今回の参加者はおよそ20名。夏よりは少ないそうですが、それでも集団行動の苦手なゆうくんは一人ぽつんと集団から離れてしまいます。タッチパネルで暇つぶし。聞いて! 先生の話を聞いて!
・・・と思っていたら、質問には手を挙げて答えていたので、聞いてはいたようです。慣れてくると、集団が方向転換するタイミングなどで、ちゃっかり先生の隣の特等席を狙っていました。

 


続いて2階に降りてきます。ゆうくんが先生に質問したいと言っていた電気のコーナー。分かったのかな? 分かってないだろうなあ。電磁誘導が生じる理由とか、高校とかで習っているはずの大人でも意味不明です。フレミングの法則とか事象は分かっても、何故そうなるのかを上手く説明できないですよね。


パパが中学受験の過去問を見ていて驚愕したのが、発光ダイオード(LED)が出題されていたことですね。半導体!? マジで???? 中学受験生すげー。パパが小学生の頃には絶対に習っていなかったと思います。時代の流れでしょうか。


3階、2階から、1階まで降りてきました。すっごい混んでいます。自由時間後の集合時間で声掛けしてくださったパパさん、ママさん、ありがとうございました。声掛けもらえなかったら、地球史ナビゲーターに見入っているうちに、集合に気付かないところでした。およそ20名でも大変だったのに、倍以上の参加者がいた夏の第1回は、もっとすごかったんでしょうね。


食物連鎖の説明をさらっと。一般のお客さんで混んでいるため、3階や2階のようには大人数を引き連れてゆっくり解説することは困難です。自由時間が長めになる代わりに、その自由時間ではマスター先生が質問を受け付けてくれました。特性からすぐには発話できないゆうくん。いつも通り話し始めでは、ぬいぐるみ越しにごにょごにょやっていましたが、先生は辛抱強く付き合ってくださいました。
隕石の由来として、小惑星帯(メインベルト)のお話しとか聞かせてもらったようです。ボーデの法則によると火星と木星の間にも惑星があるはずなのに、おかしいなーと探しまくった昔の人はすごいです。帰宅してから、地球儀でユカタン半島の場所を教えてあげました。

 

はい。大人気の地下階です。化石がいっぱいです。国立科学博物館に来ても、普段のゆうくんは地下階をささーーっと見るだけで終わりです。子供に人気のフロアですが、中学受験的には出題されにくいフロアでもあります。ゆうくん曰く「何度も来て飽きた」。左様ですか。でも、さらっと見るだけでなく、解説文までじっくり読めるようになると、また新しい楽しさが見付かると思うよ?
好きなものがころころ変わるゆうくんですが、今一番好きなのはバージェス動物群だそうです。その次は爬虫類。何がトリガーなのかはよく分かりません。

 


時間軸は前後しますが、午後の部(東京国立博物館)が終わって解散した後に、実はまた科博に戻ってきました。目的は恐竜のぬいぐるみ。午前中は時間が足りなくて買えなかったんですよね。首長竜は持っていなかったので、ゆうくんはフタバスズキリュウをチョイス。ついでに日本館で本物も見てきました。科博に来るたびに、ぬいぐるみが増えていきます。きっと甘やかしすぎなんだろうなあ。

理科の授業に続いて、次は社会の授業です。正直、授業を受けるまでもなく理科は好きっぽいゆうくん。社会も好きになってほしいところです。

 

⇒「中学受験向け国立科学博物館ツアーの感想!」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!