トイトレと読み聞かせ(まんがサイエンス)」からの続きです。⇒

 

全国統一小学生テスト(小1・秋)で得られた教訓は、ゆうくんが点数を取りこぼさないには、ケアレスミス対策が最優先だというです。しばらくは先取り的な学習はペースを落として、基本に徹することにしました。

まずは文章題です。
「線を引く」や「絵や数式を書く」といったルールを書き取りさせて、すり込む作戦はあっさり失敗しました。線引きや絵を書くことへの拒否感は、なかなかに手強いです。
そのため当面のプリント学習は、当面は「線を引く」「絵や数式を書く」の2点だけに絞ることにしました。二兎追うものは一兎も得ず、です。

問題は、Wordで作っています。今までは全てひらがなで作っていましたが、小1秋ということで、そろそろ漢字+ふりがな(ルビ)にステップアップです。嫌がるかと思ったんですが、ルビさえふってあれば、それほど抵抗なく受け入れてくれました。



文章題そのものではなく、しっかり「線を引く」「絵や数式を書く」ことが目的です。そのため問題自体の難易度は落として、小学校やチャレンジタッチに出てくるような「普通」の問題にしました。

ねこ型のバスに7匹のお友達が乗っていました。バス停で1匹が降りました。次のバス停で3匹が乗ってきました。バスには何匹のお友達が乗っているでしょうか?

朝にゴンちゃんの持っていたクッキーは6枚でした。お昼に2枚食べました。夜には9枚になっていました。ゴンちゃんは夕方に、何枚のクッキーを買ったのでしょうか? 

森の広場で2匹のお友達が遊んでいました。新しく7匹が遊びにきました。その後、3匹が帰りました。10個あるドングリを、全員に1個ずつ配ると、何個余るでしょうか?


普通なら間違いようのない問題です。でもゆうくんは、問題文の数字を「勝手読み」して、数式に書き写す段階で別の数字に変えてしまうとか、平気でやらかしますからね。
このプリントで守るルールは2つです。
① 何の数字をどうしたいのか、問題に丸を付ける。
② どう答えるのか、問題に波線を引く。

今までと大きくやり方を変えたのは、どちらかと言えば解答用紙の方です。全統小の前は方眼ノートに書かせていましたが、当面はExcelの自作用紙に答えを書いてもらいます。
大事なのは、ちゃんとルール(答えを出すまでの過程)を守っていたかどうか「だけ」。答えが合っているかどうかは問いません。

 



このプリントで守るルールは3つです。
③ 絵や、数式を書く。
④ 絵や数式を書いた後で、問題をもう1度読む。
⑤ 間違えた場所が分かるまで、答えは消さない。

守ることのできたルールには、丸を付けることにしました。こうでもしないと、すぐにルールを守らずいきなり答えを書こうとするんです。
本来ならどんな基礎的な問題でも絵を書かせて数量感覚を身に着けてほしいところですが、ゆうくんは謎のプライドから断固拒否するので、数式だけでも良しとしました。

低学年でまだ少しは素直さが残っているうちに「線を引かない」「絵や数式を書かない」悪癖は、治しておきたいところ。もう少ししたら、パパの言うことなんて聞かなくなっちゃいますからねー。

 

⇒「自作するケアレスミス対策プリント(答え方)」に続きます。

 

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