たぶお式の点描写プリント(ブロックK)」からの続きです。⇒

 

待ちに待った、夏休みですね。普段は小学校・学童があって、さらに小学校の宿題や、四谷大塚(リトルくらぶ)の時間を差っ引くと、プリント学習に割ける時間は、週に3時間ぐらいです。
ところが夏休みなら、勉強し放題じゃないですか! 子供にとっては、すごい嫌なフレーズですけど、ここは何とか挽回を図っていただきたい!

当面の目標は、「百わり(余りあり割り算)」が出来るようになって、「たぶお式」のzoom学習会に合流すること。
「たぶお式」は繰り返し練習で基本パターンを徹底的に叩き込みますが、スポンジのように吸収できる素養がないと上手く進められません。うちのゆうくんは、素直さ(吸収力)に乏しく、指示通りに反復作業を繰り返すことも大の苦手です。そのため、相性があまり良くないことも分かっています。

そこで「たぶお式」まで進める前に、「自作プリント」で土台作りをすることにします。直近の目標は割り算なので、小1の夏休みで何とか掛け算をマスターしたいところです。

おそらくはYoutubeにある九九の歌や、くもん(公文)のドリルといった反復練習で、五感(耳・口・目・手)を使いながら丸暗記するのが手っ取り早いのでしょう。でも、定着させるステップは、「たぶお式」に任せたいと思います。
「自作プリント」の役割は、反復練習に入る前段階として、数量感覚をイメージできるようになってほしいところです。最初は「●(黒丸)」の面積図でプリントを作ってみたんですが、ゆうくんは受け入れてくれませんでした。

どんぐり倶楽部「良質の算数文章問題」を我が家流にアレンジする際には、ゆうくんがいつも一緒にいるキツネのぬいぐるみ「ゴンちゃん」と「どんぐり」でお話を作ってきました。掛け算も同様に、「どんぐり」でイメージしてもらうことにします。

まずは2の段です。



これは簡単。同じ数字を2つ足し算するだけです。ゆうくんも、スムーズに受け入れてくれました。

いきなり面積図だと、ゆうくんは拒否反応を示しました。そのため最初は、袋に入った「どんぐり」の数でイメージしてもらいます。「お絵描きする」⇒「数式にする」⇒「答えを出す」で教えたいのですが、ゆうくん的には数式の方が受け入れやすいみたいで、イメージさせる作戦はいまいちでした。
慣れたところで、面積図でイメージを固めます。これは後から「たぶお式」でガッツリ繰り返し学習してもらうための、準備運動です。

続けて3の段。



これも同じ数字を3つ足し算するだけ。ここまでは楽勝です。

イメージできたら、数式での計算に慣れてもらいます。最初のうちはヒントを付けています。





それでも困ったときのために、「●(まる)」を数えれば答えが分かるようにしてみました。ところが無駄にプライドの高いゆうくんは、数えるのを断固として拒否。素直さ欠如という特性は、「お勉強」ではかなり致命傷です。

仕上げに「百ます計算」。2の段と3の段以外は、グレーアウトしています。



フォーマットは足し算と同じで、式が下、答えが上です。どんぐり倶楽部「トライアングルナンバーズ」を参考に、アレンジしています。これは後々、割り算の練習にも流用するためです。
九九と言っても、81パターンも覚える必要はありません。1の段は覚えなくて良いですし、2×3と3×2は同じです。覚えるべき36パターンを潰していきます。

2の段と3の段を、2日で2周させました。さすがに1日だけでは短期記憶としても心許ないので、翌日に復習します。

足し算で解くためスピードはとてつもなく遅いのですが、一応、解けるようにはなりました。最初は、どれだけ時間が掛かっても、解けるのならそれで良しとします。
1日でも空くと忘れてしまいますが、それで構いません。忘れる、思い出すの繰り返しで、反射的に答えを出せるまで定着させていくしかありません。

 

⇒「8日で覚える掛け算プリント(4の段、8の段)」に続きます。

 

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◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!