全統小テスト(小1)の結果:国語編」からの続きです。⇒

 

公立小学校で「なかまづくりとかず」(さくらんぼ算)を習っている頃、四谷大塚では、どのように足し算を教えてくれるのでしょうか?

四谷大塚(リトルくらぶ)の良いところは、親が隣で一緒に授業を受けられることです。通塾だと授業内容が親から見てブラックボックスになってしまいます。映像授業は内容を親が確認して、家庭学習に反映できるので助かります。
受講する上での課題はペースです。1桁+1桁の足し算は、わずか1コマ(1時間)の授業で完結します。次の授業までに与えらる猶予は2週間。その間に家庭学習でマスターしておかないと、次の「繰り上がり」授業で置き去りになります。

え? 四谷大塚の「予習シリーズ」って、事前に家庭学習で予習しておかないと、授業に付いていけませんよ? って意味なの?

「中学受験は親の受験」と言われる1つの所以ですねー。教え方のステップは、次のようなイメージです。

① 足し算(数式)の意味を教える。
絵と文章:ゴンちゃんが ドングリを 3こ もっています。ホウちゃんから、ドングリを 2こ もらいました。ぜんぶで なんこに なりましたか?
数式と答え:3+2=5こ

絵と文章:ゴンちゃんが ドングリを 3こ もっています。ホウちゃんが ドングリを 2こ もっています。あわせて なんこ でしょう?
数式と答え:3+2=5こ

② 絵を見て、足し算(数式)を書かせる。

③ 文章を見て、絵と数式、答えを書かせる。単位も必ず書かせる。
ここまでは、進研ゼミ「チャレンジタッチ」と、大きく変わりません。違うのは、ペース(同じ単元を教えるのに費やす時間や、繰り返し練習させる回数)だけです。当然、四谷大塚の方がハイペースです。

④ 絵と数式を見て、文章を書かせる。
文章での表現:「きました」「もらいました」「ふえました」「あわせて」など

③までは他教材と同じですが、④まで徹底させるところが、さすが中学受験塾って感じです。全統小などでは長文読解の文章題が必出なので、この辺りでトップクラスの子とは差が付いてくるんでしょうね。

 

⇒「進学館√+(ルータス)池袋校への期待」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!