love storys  ~17歳、私と君と。~ -5ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

なぜ人は絶対という言葉を使いたがるのだろう?


たしかに、絶対というものは存在する。けれど、その言葉を使えるのはごく少数だ。


大概のことは、絶対などと言えるはずのないものばかり。特に、人々が抱く恋愛感情。これは変わりやすいものだ。


「ずっと」とか「永遠」とか「絶対」とか。


それにかかわる約束は守られることはほとんどない。人の心を繋ぎとめるものなど、存在しないんだ。


なのになぜだろう?その言葉で安心してしまうんだ。


まるで虚飾のようなその言葉に。





直樹は戸惑いながら、欲しい物、遠慮しないで言ってよ。そう言った。


「私の欲しいものはこれなんだよ」


キスはあいさつ程度とか、セックスなんて初デートでするとか。


同じ年の人でもそんなことを言うけれど、由紀にはそれは考えなれない。


相手に触れることが幸せで、それ以上のことは今は見えない。


ただ手を繋ぐだけでも、それは奇跡。


好きな人と触れ合えているのだから。


「わかった」


困惑した表情を浮かべながら、恥ずかしそうに直樹はシャツの裾で自分の手を拭いて、手を伸ばす。


差し出した由紀の手に直樹の手がそっと重なった。


触れ合う2人の手。


直樹は、遠慮がちに力を入れて、由紀の手を握った。


弱々しいその握手は今にも解かれてしまいそうで・・・。


離したくない。直樹を感じていたい。


胸にこみ上げてくる感情は大きく、切ないもの。由紀は力を込めて、握り返した。


愛おしい。けど、苦しい。


思い描いていた恋愛は毎日が笑顔でいられて幸せなものだった。


数日に一回デートをして、他の日はメールをして。毎日2人は繋がっていて、好きって恥ずかしがることなく言いあえて。


お互いの考えていることが言葉にしなくても分かって。


「おはよう」とか「お休み」とかそんな一日の始まりと終わりの瞬間を電話とかで共有できるような・・・そんな日々。


けれど、実際に恋愛をして見ると、そんなものは幻想にすぎないと思い知らされる。


恋をしていて、笑顔になれる瞬間は苦しむ時間よりも短い。幸せだと感じれることはそんなに多くはないんだ。


今もそう。好きな人が傍にいる。触れている。なのに悲しみで感情があふれ出しそうなぐらい辛い。


胸に残る不安や悲しみの負の感情は、収まることなく、脳にまで駆け巡り、そのことだけで頭をいっぱいにさせる。


直樹がいなくなってしまうのが不安でしょうがない。。いつか、自分が特別じゃなくなって、他の人に惹かれてしまって。


隣にいるはずだったのに、気付けば、他の人の隣にいて。


今はこうして手を握っているけれど、いつかこの手は解かれて、他の人と手を握っている。そして、なかなかできなかったキスだって済ませて・・・。


そんな未来がいつか訪れる。


「いなくならないでほしい・・・」


口に出すつもりはなかった言葉が自然と漏れる。


そして、悲しみを具現化したものが滴となって眼から落ちる。


「いなくならないよ?」


どうしたの?困り顔を浮かべて、直樹は聞く。


閑散としている公園の中で、2人の対話だけが響いている。


2人を照らす街灯は少し離れていて、辺りは薄暗い。生温かい風は微かに肌を掠めて何もなかったかのように消えていく。


「・・・絶対?」


涙と暗さで視界がぼやけて、直樹の顔が性格に浮かばくなる。


「絶対」


迷いなく言った言葉をどんな表情で言ったのだろう?


微笑んでいたのか、真剣な顔だったのか。


それは分からないまま、由紀は「ありがとう」と言った。


その言葉自体に安心したんだ。


直樹はずっと自分のそばにいるって。




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今日のタイトルは「恋愛における絶対」です。


ずっと、一緒。そんな言葉は叶わないことが多いのかなって僕は思います。


大人になれば、また違うとは思いますが、学生のうちはそんな言葉軽々しく言っても、


叶わない前提にと・・・ww


今日の小説は少し短かったです><


次回は明日。通常ブログ更新します。

誕生日を知らない直樹は由紀と会う約束をしていない。


聞かれなかった誕生日。言わなかった誕生日。


由紀にとっては一年に一回しかない大切な日であっても、直樹には356日のなかの平凡な1日。


一緒にいたかったな。


由紀は鳴らない携帯を睨みつけた後、それを放り投げて、ベッドの上で小さくうずくまる。


午後9時。由紀の誕生日はあと3時間で終わる。


毎年誕生日は素敵なものだった。家族で過ごしたり、友達と過ごしたり。


そこでは嬉しいプレゼントがあったり、サプライズがあったりして笑顔になれた。


だから今年が初だ。悲しくて・・・今にも泣きそうなのは。


17歳の誕生日。こんな気持ちで迎えるとは思わなかった。


心も体も、徐々に大人に近づいている今。好きな人に会えないくらいで泣きそうになっている。


子供だなぁ、まだ。内心肩をすくめて苦笑する。


去年の誕生日で結婚ができる年齢になった。この歳で実際に結婚をする人っていうのは数少ないけれど、いないわけじゃない。


そんな人達と比べて自分はどうなのだろう?


未来の筋道も立てることができていなく、漠然と毎日を過ごしている自分。


それに対して、子供を作ったりして、家庭を築いている人たち。


すごい差だ。


もう少ししっかりしないとな。そう思う。


ケイタイが鳴った。


着信音とは違う音が鳴っているので、誰かからのメールだろう。


今日は一日が始まってからたくさんの人からメールをもらった。


ほとんどは深夜0時ぴったりに来たものだった。


『誕生日おめでとう』


一言で綴られたメールであったり、やたら絵文字がついたものや、長文のものであったり。


様々な形で誕生日を祝ってくれた。


みんなよく覚えているものだなぁと感心しながら返信をしたっけ。


『ありがとう』って。


由紀は受信ボックスを開ける。すると、そこには意外な人の名前。


玲奈からだった。


玲奈からメールが来ること自体は意外でも何でもない。


普段も他愛もないことなどでメールするし。けれど、今日来るメールは誕生日おめでとうメールだけだと思っていた。


この玲奈から来たメールはそれじゃない。玲奈は0時ぴったりにそのメールをくれている。


なんか、用でもあるのだろうか。それともただの他愛もないメール・・・?


由紀はメールの中身を開く。


『今日、直樹君とデートしてる?』


・・・いらっときた。


どうやら後者だったらしい。


由紀は絵文字とかを一切つけずに『してない』


そう送った。


その後、玲奈は不快感を煽ってしまったのをを気付いたのか、返信をしなくなった。


代わりに、他の人からメールが来た。


その相手は直樹。待ちわびていた相手だった。


『今から会える?』


嬉しいはずのメール。けれど、玲奈がわざわざ気を利かしてくれたことを悟り、少しだけがっかりした。


そして、直樹と玲奈がメールをしていることに嫉妬した。それが、自分のためにしてくれていることだって分かっていても。


数々の相手への不安や不満。そして、些細なことでの嫉妬。


自分の心の狭さを知る。けれど、知ったところで何も変わらない。


性格なんて、そう簡単に変えられるものじゃない。


束縛・・・したい、と思う。でも、できない。


相手が嫌がるのが手に取るようにわかるから。


だから会って、「知らなかった、ごめん」そう言った後に「何か欲しいものある?」


申し訳なさそうに聞いた直樹に由紀は


「じゃあ・・・はい」


自分の手を差しだした。


「え・・・?」


「握手したい」


不安や嫉妬を和らげるため。好きな人を感じたいから願う、ささやかなプレゼント。


他の人から見たら、デートの中の当たり前の行為であっても由紀にはとても大きなものだったんだ。




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7時更新です。


次回は日曜日。7時更新頑張ります><

すいません><



あれだけ豪語しておきながらこれです。。



有言実行!これを目標にして頑張らなくちゃなぁって思っています。



もう12月。今年も終わることだし、こんな堕落したままではだめだな。って常々思っています。



よし、頑張ろう。うん。



次回の更新は金曜日ですが、ここから先、ちゃんと更新をしよう!



って今決意しました。



しなかったら、自分になんか罰でも・・・w



7時更新。これをきっちりやっていかないと。



見てくれている方々もいるので・・・頑張ります><



とりあえず、金曜日。頑張ります。



ブログ、見に来てくださいw




今年の12月は23、24、25、いつが重要な日だと思う? ブログネタ:今年の12月は23、24、25、いつが重要な日だと思う? 参加中
本文はここから



え?知らないしw



僕の学校なぜか24日学校があるんです。



だから、みんな遊びに行くとしたら25なんじゃないでしょうか?



わからないですがww



クリスマスかー。



もう都会は綺麗ですよね。イルミネーションでw



いやー・・・まだ早いんじゃないか?なんて思ってはいますが。



まあ、毎年のことなので・・・。



あー今年のクリスマスはどうやって過ごそうかなーww

こんにちわ。



もう12月ですねー



一年終わりますねーww



今年皆さんは、どんな一年でしたか?



僕は何も変わらず、過ごしてきた気がします。



来年は・・・劇的な変化を望んでいますww



できるかなぁ?



やらなくては!!!



そのための下準備として、今月から頑張りたいんですよ。



願掛けで髪切りました。



たぶん、今までで一番短いですw



あー大学生とは思えないww




クリスマスソングといえば? ブログネタ:クリスマスソングといえば? 参加中
本文はここから



難しいですね。



やっぱ、「いつかのメリークリスマスj」ですかね。



夏歌とかはけっこうありますけど、冬ってなんか思い浮かばないです。



おすすめのクリスマスソングあったら教えてください。あ、バラードでww





次回は水曜日です。



7時更新・・・頑張りますww

「ほんとに、ごめんな」


電話での一言目。彼が口にしたのは心からの改悛の言葉。


うん。聞いたよ。10年前も。


心の中でそう呟いた後、あの時と同じ言葉を紡ぐ。


「知らなかったんだし大丈夫だよ」


今日は誕生日。あの時の由紀はこの日で17歳で、今の由紀は今日で27歳を迎えた。


時が経つのは早いな。ありふれたセリフを思わず呟きたくなる。


久しぶりに食べたケーキは、高い店で買ったケーキらしく、とても美味しかった。


小さく分けられたケーキたちは宝石のように輝いて、久々に浩平の前で満面の笑みを浮かべたっけ。


表面上だけの笑顔だけなら、何度も浩平の前でしている。


けれど、本当の笑みはなかった。


まあ、どちらにせよ変わらない。浩平は気づかないから。


それが本当の笑みでも表面上の笑顔でも。


そのケーキを食べながら、真帆も笑顔で祝ってくれたし、浩平もプレゼントをくれたし。


小さな箱に入ったプレゼントの中身は腕時計だった。


可愛らしいピンクのベルトにアナログ式のシンプルなデザイン。


使いやすさを重視している自分にとっては理想的な腕時計だった。


さすがは何年も一緒にいるだけあって由紀の好みは分かっている。


「ありがとう」


今までもらったプレゼントで二番目に嬉しい。その言葉はグラスに入った麦茶でそっと流しこんで、久しぶりに幸せな中、由紀の誕生日は終わりを迎えようとしていた。


深夜11時。真帆が眠りについて、浩平がお風呂に入っている時に彼からの電話が来たんだ。


「いや・・・でも・・・。ホント最悪・・・」


嘆息が聞こえた。


別に、気にしてないんだけどな。それは今だからという訳じゃなくて、あの時も。


そりゃあ、少し寂しさはあったけど、知らなくて当然だし、当時欲しかったものは君から貰ったし。


「一緒にいてくれただけでも、私は嬉しかったよ」


10年前のことを思い返しながら由紀は言った。


「夜だけじゃんか。ずっと一緒にいたかったなぁ」


電話越しにため息が漏れる。


「『直樹君』の誕生日に一緒にいられたら私は十分だよ」


「う~ん・・・。あと、それで呼ばれると照れるんだけど」


「苗字より、こっちの方が自然じゃない?恋人なんだから」


「そうだけどさ・・・」


照れる彼。誕生日の夜、少し積極的になっていた私は確か・・・。


「私のこと、呼んで?」


子供がお菓子を親におねだりするかのような幼い声で、甘くそう呟いたんだ。


これが、自分の精一杯の色気で可愛さだった。


10年前と今と、どっちがおねだりを上手く出来ただろうか。


さすがに・・・あの時には勝てているだろう。


恋というものをほとんど知らなかった「私」には。


もっとも、今の由紀が本当の恋が何なのか分かっているかは定かではないのだが。


「えー・・・」


彼は少し渋った。


呼ばれることも恥ずかしいし、呼ぶことも恥ずかしいのだろう。


流れで言うのはできても、改めて言われると難しいのかもしれない。


怜悧でカッコいい君が台無しだ。今の君には隙がありすぎる。


もちろん、10年前の自分は名前で呼ぶことも恥ずかしかったはずだけど、今となれば造作もない。


あの頃と今は違う。


だから、今の由紀と直樹は対等なところにはいない。由紀が断然上にいる。


「お願い」


由紀は執拗に要求する。


それは、あの頃をなぞっているということもあるのだが、聞きたい。その想いがあるから。


今、耳元で自分の名前を読んでほしいから。


『由紀』


今も昔も変わらない、その名前を・・・。




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明日は通常ブログです。


そういえば、昨日悪の経典観てきました。


15禁の理由がなんとなくわかった気がしますww