love storys  ~17歳、私と君と。~ -36ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

一華の後ろ姿は相変わらずカッコよかった。


その後ろ姿に僕はいつも憧れていた。


いつも僕を守ってくれた時、僕にだけ見せる背中。


それはとても強く、たくましくて。


いや・・・これは女の子に言うセリフでもないかもしれないけど。


それでも、カッコよかった。


僕は、奈々を守ると誓ったあの日以降も、最終的に一華に守ってもらっていた。


情けない話だ。


奈々がいじめられているのを見て、助けて。


相手は数人だったから、結局は僕が殴られるだけ。


僕からの反撃なんて一度も当たりはしない。


その時は自分の弱さに腹が立った。


そして、口ばっかの自分に苦笑してしまった。


小学生の喧嘩は力は弱いけど、手を抜くというものを知らない。


だから、いつだって全力。


僕は顔に何度もグーのパンチを食らって、蹴りをくらって。


立ち上がれないほどまでに痛めつけられる。


奈々は泣きそうな目でただただそれを見守る。


その時、現れるのが一華だ。


一華は現れた直後に、数人をすぐに仕留める。


相手は男もいるのに・・・だ。


何でかはわからないが一華は強かった。


名前とは裏腹に。


一華の名前の由来は一つの華のように可憐になってほしいだとかなんとか。


そんなだったのを覚えている。


そんな一華が相手を倒した後に、僕に声をかけてくれる。


「大丈夫か?」って。


一華は強い。


でも完璧ではない。


数人相手の時は頬にあざを負って。


それでも僕を気遣ってくれる。


「うん・・・」


僕がそう頷くと、「ちゃんと守らなくちゃだめだろ?」


一華はそういうんだ。


「ごめん」


謝る僕。


・・・ほんとだめだよな。


過去を思い返しながら、僕は天を仰いだ。


暗闇の中に映る月の光は相変わらず綺麗だ。


太陽ほどの輝きはない。


燃え盛るような熱もない。


ただ、それはまるで青い炎のように。


冷やかに明かりを灯す。


小さく、僕らを照らす。


そんな光を見上げて、僕は一つため息をついた。


そして、来た道を引き返す。


時刻はもう5時だった。


暇つぶしにはなったけど、決していい時間でなかったのも確かだった。


自分が堕ちていくのを実感するだけの時間。


そして、一華との出会いによって思い出された馬鹿げた過去。


今後はそんなこと起きないようにしなくちゃいけない。


ただ・・・。


僕が今後奈々を守ることなんて訪れないかもしれないけど。


全く違う道を歩いている僕と奈々。


はるか上を歩く君を守る。


それはおこがましいこと。


君から見たら守るなんてのは迷惑なものなのかもしれない。


気持ちは当人にしかわからない。


考えていることは他人にはわかることなんてない。


だから、近づけるようにする。


少しでも・・・少しでも。


だけど、徐々にそれさえも難しくなっていくんだ。


だって君は。


どんどん僕の元から離れていくから。


手の届かない場所へと行ってしまうから。


ふと・・・放課後の教室でのことを思い出す。


君が僕の背中に抱きついてきた時のことを。


あれの意味。


それはきっと、ただの不安からくるもの。


誰かのところで羽を休めたい。


そう思っただけのもの。


でも、淡い期待をしてしまう。


もしかしたらまだ・・・君は・・・。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので




明後日から、小説を開始したいと思います。



時間は7時ジャスト。



二日に一回か、毎日か・・・。



少し考えさせてくださいw



12話からの更新になります。



一華と出会ってからですね。



今日、11話、アップしたのでよかったら見てください!!






好きな人いる? ブログネタ:好きな人いる? 参加中
本文はここから


ブログネタです。



恋の記事多すぎでしょ・・・ww



好きな人ですかー



いるけどいないですねw



その人と報われることはないと思っているのでww



だから、いるけど、それは空想で願望の中の世界の人ですw



てか、雪がすごい!!



今日電車が動いているのかという不安があります。。



大丈夫かな。




All About 「恋愛」寂しい人は不毛な恋を引き寄せる
All About 「恋愛」恋愛を招く「女の子らしさ」の育み方



そういえば、塾の生徒が恋に疲れた。。



と言ってました。



・・・お前が語るのかそれを・・・。



なんて思いながら恋バナを聞いていましたが・・・



中学生この野郎って感じですww



では、また明後日!!


「あれ?なにしてんの?こんな時間に・・・」


彼女は苦笑しながらそう言った。


その時にやった、茶髪の髪をかき上げる仕草を見て、昔と変わってないと実感した。


久しぶりの再会。


8年ぶりの。


それでも、顔を見た瞬間にすぐに分かった。


相手が一華であるということを。


「こっちのセリフ。それより、なんで日本にいるの?」


「ああ・・・。玲には言ってなかったっけ?」


「何も聞いてないよ」


「ごめんごめん。言い忘れてたわ」


彼女は口元で手を合わせて謝るような仕草を見せる。


そして、続けて


「昨日帰ってきたんだよ」


「昨日か。それ、けっこう前から決まってたの?」


「そうだな。ただ帰国するのは一部の人にしか連絡してなかった」


彼女はポケットから携帯を取り出し、ストラップの穴に指を入れてクルクルと回し始める。


「そうなんだ。で、この時間にうろついてる理由は?」


「久々の日本での夜はなかなか寝づらくてさー・・・」


「だからって女の子一人で出歩くのはいかがなものかと思うけど?」


「へぇ・・・」


彼女は意外そうな顔をして「言うようになったな」


にやりと笑った。


「昔とは違うんだよ」


「違う・・・か。じゃあ、あの時の立場を逆転できんの?」


一華は携帯を回すのをやめて、ポケットに戻した。


「当たり前だ。今でも一華に守られるとか、そんなのはあり得ない」


「そっか」


彼女は眼鏡を外して微笑し


「じゃあ、ちゃんと奈々を守ってあげられてる?」


「奈々とは・・・あんまり話してないよ」


「・・・なんで?」


彼女の表情が少しだけ険しくなった。


「今、奈々がなにをしてるか知ってる?」


「いや・・・なにも」


「奈々は今、モデルをやってるんだよ」


「モデル!?すご・・・」


一華は目を丸くした。


「だから、容易には近づけない」


「でも、好きなんだよな?」


一華は昔から男みたいな口調。


それは外国に行き、帰ってきた今でも変わっていなかった。


「なんでそんなこと・・・」


「言いたくないの?」


「当たり前じゃん」


「当たり前・・・ねぇ。よくわかんないな」


「僕は、一華なら何でも話すってわけじゃないから」


そう。昔とは違うのだから。


「私と玲は姉弟関係じゃないってこと?」


「そうだね。今、一華はお姉ちゃんではないから。今では普通の幼馴染だよ」


「人って変わるもんだな」


「そりゃあそうだよ。8年間も違う場所で生活してたんだから」


「そうだよな・・・。あれから8年も経ったのかぁ・・・」


一華は天を仰いだ。


つられて僕も空を見る。


空はさっきと全く変わらないまま。


黒ずんだ中に無数の光が散らばる。


それはまるで宝石のように輝いている。


「なぁ、玲」


「ん?」


僕は彼女を見た。


しかし、彼女は僕の方を見てはおらず、空を眺めたままだった。


「学校は楽しいか?」


「いきなりなに?」


「いや・・・まだ16だし、高校に行かないとまずいかなって思ってさ」


「僕のところに来るの?」


「それを今考えてる。ちなみに偏差値は?」


「たしか・・・62ぐらいかな」


「じゃあ余裕だ」


彼女は一度伸びをして。ふぅ。とため息をついた後僕を見た。


そして、眼鏡をつけて


「玲が行ってる学校に行くかも。」


「え?」


「well,whatever・・・」


ふいに彼女は現地の人かのような流暢な英語を口にした。


その後に続けて、それは今度でいいか。と呟いた。


「なにそれ」


「・・・なんでもない。とりあえず帰るわ。また話そうな」


一華は僕に背を向けて、少し歩いたところで止まることなく手を振った。


「なんだかなぁ・・・」


僕は一華の後ろ姿を見送りながらひとつ、ため息をついた。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので


繰り返し・・・10話ですw



あと二話後には開始です。



だから・・・早くて明後日・・・。



いや、明後日に更新しますww



最近間を空け過ぎているので、あんまり空けないようにしないとなぁ・・・



と思っています。



一人称、何? ブログネタ:一人称、何? 参加中
本文はここから



一人称・・・ですか。



僕は、基本的に「俺」ですね。



相手によって、僕に変えてますけど。



私とかはまだ使えないですね。



難しい・・・ww



そして、彼女は私っていってくれる人がいいなぁ・・・なんて思ってますw



ただの希望ですけど。



ではでは!!



物音ひとつ聞こえない深夜の街は不気味だった。


昼間や夜、人でにぎわっている商店街にも人はいない。


家の電気もほとんどが消えている。


つまらない深夜。


店も閉まっていて、開いているのはコンビニくらい。


何をしようか・・・。


星空を見上げ、歩を進めながら僕は考える。


星を見ながら歩いていると、一緒に星も動いているように見える。


実際には錯覚にすぎないのだが、その光景が何だか不思議だ。


まるで、僕を中心に星たちが動き、周っているようで。


それは太陽や月にもいえることだ。


あれらも自分が動くとついてくるかのように一緒に動く。


どれだけ遠くへ行っても360度のどこかには必ずいて、視界に入ってくる。


小さい頃、これは僕にとってはミステリーだった。


電車で移動しているときに、窓から外を眺めていた。


近くにそびえ立つ家とかビルとかはすぐに視界から消えていって新しいものが現れて行くのにもかかわらず、太陽だけはずっと僕の目に届くところにある。


一定の距離感を保っているんだ。


あれは驚きだった。


理科という科目が苦手だった僕にとっては特に。


今でも、その理屈はいまいち理解できていない。


理科が苦手なままだから。


高校に入って、文系のコースを選択していた僕には必要ない。


宇宙。


そんなスケールが大きいことは今の僕にはどうでもいいこと。


知っても何にもならない無意味な知識だ。


でも、確定的な事実として断言できることがある。


それは無意味な知識なんかではないことだ。


必要な情報、知識。


僕は一度目を閉じて、ゆっくりと開く。


視界に映るのはさっきまでと同じ景色。


暗く閑散とした街並み。


この今見ているものすべてが正しいものであるとは限らないということだ。


星のことでもそうだが、人間の目はすべて正しいものを映しているとは限らない。


もしかしたら、目の前にある家の色は白ではなくて青であるのかもしれない。


霊が目の前にいるのかもしれない。


自分たちが見ているものは曖昧なものなんだ。


だから、今見ている景色を完全に鵜呑みにしてはいけない。


人間の情報の8割は目から入ってくるもの。


でも、その情報の一つ一つ。


疑っていてはきりがないけど、間違っている可能性だってあるんだ。


歩いていると、桜並木の通り道に出た。


街灯に照らされている満開の夜桜はとても綺麗だった。


「この・・・夜桜も」


もしかしたら、正しく見えていないのかもしれない。


そこまで考えてしまう僕はもしかしたら病んでるのかも。


ふと、遠くの方に人影が見えた。


その人影は徐々にこっちに向かってくる。


あの人影は正しいもの?


本当にそこにある存在なのだろうか?


その存在を目に入れつつ、僕は足を止めることなくゆっくりと歩く。


歩く方向はその人がいる方向だ。


少しづつ近づく二人。


街灯が相手を照らして、服が見えた。


紺の可愛らしいパーカーにスカート。


どうやら女の子らしい。


これで男だったら驚き通り越して笑えるけど。


さらに近づく。


ついに、街灯が夜桜を照らすとともに彼女の顔を照らした。


「え・・・?」


思わず足が止まった。


そして自分の目を疑った。


『もしかしたら正しくない』という概念から『絶対に違う』そんな概念に思考が切り替わった。


絶対に僕の目は正しくない。


確信できる。


だってそこにいたのは、ここにいるはずのない人だったのだから・・・。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので