昨年11月に知ったライブアイドル"透色ドロップ"。

12月にニアジョイを目当てに参戦したTokyo Girls Girlsに透色さんも出ることを知り、少し早めに会場入りして初めてパフォーマンスを見ました。

 

アイドル現場としてはイコラブ、ノイミー、ニアジョイしか知らない私。

偏見の塊のような言葉で申し訳ないのですが、なんか地下アイドルの現場ってうるさくて、激しくて、コワいというイメージを勝手に持ってまして。

いや、もちろんそれはそれで私自身は魅力を感じるところもあったんですよ。

ステージに対する思いのぶつけ方としてコールをして動き回って。

ヲタクとしては自分もそんな中に入ってみたいという気持ちはあるものの、それ以上にコワさのようなものが先に立ってしまって…。

なので地下アイドル現場には足を踏み入れることはしてませんでした。

 

そんな中で出会った透色ドロップ。

12月に初めて見たときの感想はどことなく"居心地の良いグループ"だなってものでした。

もちろんコールなどは未知のものもたくさんあり上手くできませんでしたし、まだまだ勉強しないとなって思うところではあったんですが。

聞かせるところはしっかりと聞かせる。

魅せるところはしっかり魅せる。

その上で沸く曲ではしっかりと沸く。

当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、たった5曲の披露で、そういったものが感じられて。

 

いや、きっとちゃんと聞けば他のライブアイドルさんたちもそうなのかもしれないですが、偏見を持って臨んだ私にとっては、透色ドロップとの出会いは新鮮な驚きだったんですよね。

 

 

さらにはメンバー中に同郷の奈良出身の鎌房祐衣さん、愛称かまろんを見つけ、その端正な顔立ちと笑顔の可愛らしさ、そして小柄ながら大きく見せるパフォーマンス、表情の切り替え、そういったものに惹かれ…。

(なんか私が杏奈ちゃんと出会ったときと同じ感想なんですけど…笑)

もう少しこのグループを、そしてかまろんを見てみたいなって思ったんです。


※ちなみにこのかまろん、イコラブ好きでさなつん推しさんです笑

 


さて、そして昨日。

実家の奈良に帰る予定と大阪での単独イベントの予定が合ったことから、透色ドロップさんのプロモーション公演(1時間公演)に参加してきました。

 

本公演のタイトルは"EMOTION"。

正直その内容に驚かされました。

 

"EMOTION"の名の通り、聞かせる歌、メッセージ性の強い歌を中心としたセトリ。

私が勝手にイメージするコールが飛び交って、推しジャンをして、動き回るという感じではなく、しっかりと1曲1曲を噛み締めるようなライブ。

その中でも私が陣取った上手側に来たメンバーは、じっと一人一人に目を合わせながらのパフォーマンス。

ペンライトを振ることを忘れてしまうくらいに曲にそしてその目線に引き込まれる瞬間もありました。

 

 

そして後半に向けて少しずつテンションを上げていき、最後の最後に沸き曲である「君と夢と桜と恋と」で一気にコールを爆発させて。

※ぜひ一度下の動画の36:17からのこの曲聞いてみて下さい。とても盛り上がれるいい曲です。

 

 
いや〜、本当に楽しかったし、いいものを観させてもらえて幸せでした。
 

 

さて、実はこの透色ドロップさん、3月にこれまで約4年ほど在籍してきた2期生が卒業され、新体制になるとのアナウンスが昨年11月にされています。

ちょうどその直前に透色さんを知った私。

気になっていたかまろんは残るものの大きく体制が変わるという報に触れ、今さらこのタイミングで推し始めたり、ライブに行ったりするのもどうなのか?という気持ちも少しありました。

 

でも、昨日ライブに参加して、現体制を見ることができて本当に良かったなと思っています。

そしてこれからの透色さんを見ていきたいという気持ちも強くなりました。

 

もっと早く透色ドロップと出会えていたら、春に卒業するメンバーさんたちとの思い出ももっとたくさんできていただろうなと思う一方、あの11月に出会えてなかったら本当に一度もそのメンバーさんたちと会えないまま、知らないままだったのかな?と。

それだったらあの時出会えて良かったし、出会えた奇跡に感謝。

 


きっと推し始めるのに早いも遅いも無い。

今、この時に出会えたということを大切に、応援していきたいなって思ってます!

 

なんやかんやで最高に幸せな週末から1週間がたとうとしています。

実は,今週の生活の中には常にイコラブちゃんがいます。

「特べチュ、して」「恋人以上、好き未満」。

通勤の車で聞き,休憩中に聞き,帰って家族に隠れて聞き,…。

もうずっとリピートです。

Xでのポストを見ていても,その中毒性にやられている同志がたくさん笑

 

 

さて,この中毒の入口になったのがイコラブアリーナツアー2025初日,昼公演。

カウントダウンからの,「特べチュ、して」のMV公開からスタートし,初披露でした。

既にいろいろな方が書かれていますが,MVが初公開されたときからしっかりとコールが入る,ある種異様な雰囲気。

特に今回の曲はサビ始まりの曲なので,迷いが出てもおかしくないところが,いきなりあちらこちらから「あーー,フッフーー」「(パンパン)フワフワ」「ハイせーの,ハーーイ,ハーイ,ハイハイハイハイ」と。

私も負けじとコール!笑

 

その後,(すっかりまだだったことを忘れていた)OVERTURE,オープニングのVTRを挟み,いよいよ1曲目。

開演前には何もなくやや殺風景だったステージ上に,いつの間にかせり上がってきていたビジョンが明るく光りその前に10人のシルエットが写ります。

 

コンサートのオープニングで使われるこの演出が,私大好きなんです。

なんかシルエットってよくありません?

初めて参戦した5周年コンサートの1曲目「Be Selfish」も確かそうでした。

6周年コンサートの1曲目「=LOVE」でも一瞬シルエットになったかと思います。

一列に並びポーズを決めた10人(5周年では11人でしたね)が並ぶ姿を見ると,もうそれだけで“イコラブここにあり“を感じてゾクゾクするんです。

 

歓声の中,舞香ちゃんの「特べチュ,して」のセリフで会場のボルテージはいきなりMaxに。

初披露とは思えない,もうすでに何度も聞いて定番曲であるかのようにヲタクたちのコールがバチっとはまる空間。

もうこの時点で私の涙腺は崩壊していました。

 

「特べチュ、して」「シトロン」「Want you!」「シュークリーム」「ヒロインズ」。

もうずっと涙が頬を伝ってました。

悲しい曲じゃない。

「特べチュ」以外は初めて聞く曲なわけでもない。

5周年の時のように初めてイコラブちゃんに会えたという感動をしているわけでもない。

昨年のアリーナツアー愛知公演で,「ヒロインズ」があまりに楽しすぎて涙が出てきたというそれはそれで謎な現象もあったんですが,今回はそういう感じでもない

(いや,もちろんめちゃめちゃ楽しかったのはその通りですが,あの時とは違ったんです。)

 

 

実はずっとどういう感情で涙が出てきていたのかよく分からないなと思っていたんです。

そして昨日,連番させていただいた,尊敬する先輩ブロガー ぬくぬくさんのブログを読んで少し自分の気持ちが整理できたんです。

 

 

ブログの中の一文

 

数多あるアイドルグループの中にあって,イコラブはすでにかなりの成功を収めています。SSAで公演をできるグループなんて全体から言えば稀有ですし,そもそも追加メンバー無しに8年続いているのが奇跡なのです。

 

もしかすると,これがまさにあの涙の理由なのかな?と。

 

 

イコラブはもっと報われるべきだ。

まさにそう思っています。

 

イコラブの素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい。

そうなれば嬉しいなと思っています。

 

イコラブが夢の舞台にたどり着いてほしい。

そうなればこれ以上の喜びはないのかもしれません。

 

 

でも,今,とても幸せなんです。

今がとても楽しいんです。

 

 

1年半前のSSAでの6周年コンサート。

オーケストラあり,生バンドあり。

それはそれはめちゃめちゃ楽しかったし,SSAを大きいと感じさせないイコラブちゃんに感激しました。

 

そして,今。

オケもいません。バンドもいません。

ビジョンは過去にないくらいに大きなものではありますが,なんなら簡素にすら見えるセット。

それでも,素晴らしい楽曲とメンバーのパフォーマンス,そしてファンとの一体感であの時よりもSSAをさらに小さく見せてくれたイコラブ。

いや、イコラブちゃんってスゴいよ。本当に。

 

この空間にいられる幸せ,そして感謝がとめどない涙になったような気がします。

激しく心揺さぶられる感激ではなく,じっくりとかみしめるような幸せ。

今がずっと続けばいいのに。

そんな思いを持ったツアーの始まりでした。

 

 

君がいい 君がいい

それでいい それがいい

 

そう。

これでいい これがいい。

 

ユニットブロックの終盤,昼は「月下美人」からの,夜は「このままでモーメンタリ」からの「空白の花」。
私自身にとってはかなり久々に聞くことができた「空白の花」で,昼公演ではペンライトを白にすることをすっかり忘れてしまいました。
途中で連番仲間が白いサイリウムを振っているのが視界の端に入り,あっと思ったものの,すでに歌は終盤ということもあり,あとはとにかくなんかちゃんの歌をしっかりと聞きたいという思いがあったため,申し訳ないですがそのまま黄色と緑を振り続けました。

久々の「空白の花」を聞きながら,そしてビジョンに写ったなんかちゃんを見ながら,なんかちゃんが本当に綺麗な,大人の女性になったなぁって言うのを感じていました。
当時のなんかちゃんの歌で録りたいといった指原Pの気持ちがよく分かります。
あの時はあの時の良さがあり,今は今の良さがある。
報われない恋から時間が経つにつれ,記憶から枝葉がそぎ落とされ,覚えていたいことだけが記憶として残っていく。
少し綺麗な思い出になった「空白の花」を聴けたような気がしました。


その後ダンスブロックを挟んでの「チョコメラ」。
これが衝撃でした。
こちらも久々に聞いたこの曲でしたが,魅入ってしまうとはこのことかというパフォーマンス。
バックステージに一列に並んだに机と椅子。
12人が並び,指先まで神経の行き届いた立ち姿。
全員の一つ一つの所作がとても美しく,そして怪しげで。
ペンライトを振っていたかどうか,いや,呼吸を,瞬きをしていたかどうかも分からないくらいの衝撃でした。

あぁ,今日はきっとこれを見に来たんだとすら思えるほどの。
曲のラスト,なんかちゃんのこちらを睨みつけるような表情がモニターに映った瞬間の会場の悲鳴のような歓声。
私も声を上げましたし,鳥肌が立ちました。


そしてここからステージはフィナーレに向かって加速していきます。
そこでも感じたのはノイミーの楽曲の強さ。
単純に盛り上がるだけでもない,エモーショナルなだけではない。
エモい曲調なんだけどしっかりとと盛り上がれる。
王道アイドルソングっぽいんだけどどこか青春の儚さを含む。
そんな曲たちがあることで,加速だけではない,でも確実に頂きに向かって進んでいることを感じられるセットリストだなと。


そして,夜公演本編ラスト前の,“歩く青春”なんかちゃんのスピーチ。
歌声と同じように,心の中に直接響いてくる一言一言。
そして東京ドーム宣言。
目標をなかなか口に出せないイコラブちゃんってのも本当に大好きだけど,こうやって声高らかに正面から宣言してくれるノイミーちゃんも私は大好きです。
どちらが好きではなく,姉妹グループでこれだけ違うことがどちらも愛おしいんですよね。

そしてこのスピーチの後の「君僕」。
“大きいステージに連れていく”。
もちろん,大きいステージに連れて行って欲しいし,大きいステージに連れていきたい。
でも,一番の幸せは大きいステージに連れていきたいって思いあえるこの時間が今存在すること。そして,今一歩,前に進んでいると感じられるこの時間が存在すること。

ノイミーに出会えてなかったら,この幸せな時間は絶対に存在しなかったわけで。

心からのありがとうを胸に,本編が終了していきました。


夜公演のアンコールでは,昼公演でセトリ落ちをして,結構なショックを受けていた「初恋カムバック」もあり,無事ガチ恋口上をうって喉が死んでいきます笑
いや~,本当に楽しかった。


この周年を通して,ノイミーちゃんがSSAに見合うアイドルだってことを再確認しました。
だって,全然大きいって思いませんでした。
完全にSSAはノイミーの空気になってました。
そして,このSSAすら通過点に過ぎないとすら感じさせてくれました。

確実にノイミーは,夢への道をまた一歩進んだ。
そんな6周年コンサートでした。