ユニットブロックの終盤,昼は「月下美人」からの,夜は「このままでモーメンタリ」からの「空白の花」。
私自身にとってはかなり久々に聞くことができた「空白の花」で,昼公演ではペンライトを白にすることをすっかり忘れてしまいました。
途中で連番仲間が白いサイリウムを振っているのが視界の端に入り,あっと思ったものの,すでに歌は終盤ということもあり,あとはとにかくなんかちゃんの歌をしっかりと聞きたいという思いがあったため,申し訳ないですがそのまま黄色と緑を振り続けました。

久々の「空白の花」を聞きながら,そしてビジョンに写ったなんかちゃんを見ながら,なんかちゃんが本当に綺麗な,大人の女性になったなぁって言うのを感じていました。
当時のなんかちゃんの歌で録りたいといった指原Pの気持ちがよく分かります。
あの時はあの時の良さがあり,今は今の良さがある。
報われない恋から時間が経つにつれ,記憶から枝葉がそぎ落とされ,覚えていたいことだけが記憶として残っていく。
少し綺麗な思い出になった「空白の花」を聴けたような気がしました。


その後ダンスブロックを挟んでの「チョコメラ」。
これが衝撃でした。
こちらも久々に聞いたこの曲でしたが,魅入ってしまうとはこのことかというパフォーマンス。
バックステージに一列に並んだに机と椅子。
12人が並び,指先まで神経の行き届いた立ち姿。
全員の一つ一つの所作がとても美しく,そして怪しげで。
ペンライトを振っていたかどうか,いや,呼吸を,瞬きをしていたかどうかも分からないくらいの衝撃でした。

あぁ,今日はきっとこれを見に来たんだとすら思えるほどの。
曲のラスト,なんかちゃんのこちらを睨みつけるような表情がモニターに映った瞬間の会場の悲鳴のような歓声。
私も声を上げましたし,鳥肌が立ちました。


そしてここからステージはフィナーレに向かって加速していきます。
そこでも感じたのはノイミーの楽曲の強さ。
単純に盛り上がるだけでもない,エモーショナルなだけではない。
エモい曲調なんだけどしっかりとと盛り上がれる。
王道アイドルソングっぽいんだけどどこか青春の儚さを含む。
そんな曲たちがあることで,加速だけではない,でも確実に頂きに向かって進んでいることを感じられるセットリストだなと。


そして,夜公演本編ラスト前の,“歩く青春”なんかちゃんのスピーチ。
歌声と同じように,心の中に直接響いてくる一言一言。
そして東京ドーム宣言。
目標をなかなか口に出せないイコラブちゃんってのも本当に大好きだけど,こうやって声高らかに正面から宣言してくれるノイミーちゃんも私は大好きです。
どちらが好きではなく,姉妹グループでこれだけ違うことがどちらも愛おしいんですよね。

そしてこのスピーチの後の「君僕」。
“大きいステージに連れていく”。
もちろん,大きいステージに連れて行って欲しいし,大きいステージに連れていきたい。
でも,一番の幸せは大きいステージに連れていきたいって思いあえるこの時間が今存在すること。そして,今一歩,前に進んでいると感じられるこの時間が存在すること。

ノイミーに出会えてなかったら,この幸せな時間は絶対に存在しなかったわけで。

心からのありがとうを胸に,本編が終了していきました。


夜公演のアンコールでは,昼公演でセトリ落ちをして,結構なショックを受けていた「初恋カムバック」もあり,無事ガチ恋口上をうって喉が死んでいきます笑
いや~,本当に楽しかった。


この周年を通して,ノイミーちゃんがSSAに見合うアイドルだってことを再確認しました。
だって,全然大きいって思いませんでした。
完全にSSAはノイミーの空気になってました。
そして,このSSAすら通過点に過ぎないとすら感じさせてくれました。

確実にノイミーは,夢への道をまた一歩進んだ。
そんな6周年コンサートでした。