2023.9.10咬合療法ベーシックコース1回目

勉強会に参加させていただきました。

 

 

・チューイング

日本人は斜め卵型が多い。

斜め卵型のチューイングを続けるとc斜面が立ち上がりはまり込みの咬合となる。

顎関節やペリオ、歯、その人の弱い箇所に影響が出る。

治す為には咬合面形態の修正が必要となる。

咬合面がつるつるだと、今度は食事の時に食物を噛み切れなくなる。

噛み切る為に更に力をかける事により、よくない影響がでる。

この場合は咬合面への盛り足しが必要である。

 

・態癖の問診

しつこく聴き続ける。

1日の行動パターンを振り返ってもらう。

本人は大した事ないと思っている事が、大切な内容の事がある。

 

・歯槽骨は力に耐える為柔らかい、ゴムのよう

1時間の態癖で動く。

 

感想

咬合面形態の重要性について、よく理解ができました。

今後は斜面形態をよく観察してみたいと思います。

形態が与える影響について、衛生士なりの考察ができる様になりたいです。

 

歯科衛生士 芦澤

 

 

 

 

●力の五大禁忌

・咬合高径を低くすること

・上顎、下顎を後方に押し込むこと

・歯列を狭窄させること

・顎関節に負荷をかけること

・歯列、歯牙単位ではまり込むこと

 

●力の歪みのサイン

・口角が上がっている

例)患者さんが歯がしみると訴えてきた時

患側の口角が高い→グレンチング、咬合高径の低下を疑う

患側の口角が低い→カリエス、オーバーブラッシングを疑う

・鼻唇溝が片側深い

・顔が体の真ん中から出てない

・歯軸が倒れている

・咬合高径が左右で異なる など

 

●感想

はまりこみ咬合の場合、クレンジングをしやすくなり、

その結果頭痛や肩こり、疲労、体調不良に繋がることを知り

咬合のバランスの大切さを学ぶ事が出来ました。

下顎位は一生変化し続けるので、メンテナンスでの観察を大切にしていきたいです。

また、初診検査時と再検査時の写真の変化に気付き、

その原因や対処法を患者さんに伝えられるように更に知識を増やしていきたいです。

 

歯科衛生士 中川

 

 

 

【学んだこと】

ナソロジー(顎口腔系を機能的な一単位として研究治療することを目的とした学問)

 

2つの咬合論:

①生理学的咬合論(石原先生):なぜ壊れたか原因を探す理論、

回復へ導く(身体が元に戻る)

②補綴学的咬合論:欠損した歯歯列を人工物で補う理論

 

 

患者の訴え(narrative)から

「なぜ壊れたか(病態に至った原因」を考え、四診により形態異常を探す。

 

形態=機能、機能障害=形態障害

 

力のコントロール=機能のコントロール=形を整えること

 

リモデリング(機能が変わることによる形態の二次的な変化)

 

 

機能障害(形態異常)は、個体差の中で加齢の中で必ず起きる。

機能は「力」。「力を読む」とは「体のひずみを読む」こと。

力を読み、口腔の崩壊の原因がわからないと、治癒への道筋はわからない。

 

治癒への道筋:全身のリラックスした筋肉位に戻すこと

(筋肉の長さは変わらない、歯科治療は筋肉の長さに合わせて行うこと)

 

原因を探し取り除き、最小の侵襲で治癒に導く。

 

 

「咬合基本治療」

①   生活習慣指導

②   スプリント治療(下顎位を探す)

③   リシェイピング(咬合面形態)

 

 

「力のコントロールのために考えること」

①顎位 ②アーチ(歯列)③咬合面形態 ④態癖

 

【感想】

患者さんのおっしゃっている症状に力の要素がないか、

形態を診て考え、原因を見つけ、対応していきたいです。

メンテナンスでは、重症化予防のため、変化に気づけるようにしていきたいです。

コミュニケーションを図り、問診も大事に行っていきたいと思います。

 

歯科衛生士 中村

 

 

 

[学んだこと]

う蝕や歯周病の患者は現代の歯科治療によってどんどん良くなり、

歯が残っている人が増えている中で、

舌がヒリヒリする、右で噛むと左があく等といった、

よくわからない原因の不具合を訴えて歯科医院を転々とする患者の割合が増えていること。

 

顎口腔が壊れた原因を探す-生理学的咬合論

→回復とは体が元に戻ること

自然治癒しない歯牙、欠損した歯列を人工物で補う理論-保哲学的咬合論

→障害が回復したとは、人工物で元の形に戻すこと

土台となる生態の形を生理学的咬合にて整えて、上物は補綴学的咬合で修復

その為には力の診断とコントロールが大事である

目で見る力のサイン

1.生態力学

2.疲労のサイン

3.力と吸収、増骨、時間の関係

4.骨、歯牙、筋肉の特徴

 

私たちは炎症の基本治療(歯周基本治療)のように、

咬合基本治療として同じように指導していくことが大事

生活習慣、下顎はぶら下がっている、安静位空隙、

口腔周囲筋、食べ物、食べ方、鼻呼吸、態癖小冊子、固いもの表など

 

[感想]

難しかったですが、先生のやっていたことが何をしていたのか

少し分かったような気がしました。

筒井先生の医院の歯科衛生士さんは、

問診、資料取り、分析までされて、先生に報告し、診断していただくそうで、

目標になるところがわかりました。

顎関節症において、

医療面接+セルフケアが重要=歯科衛生士の役割が大きいという新聞の記事があり、

顎関節症だけでなく、態癖全般においても

歯科衛生士としてやるべきことがたくさんあることがわかりました。

まずは知識を深め得ていくこと、

そして実際の症例をたくさん見ていく経験がとても大事だとおもいました。

 

歯科衛生士 金井

ライオン歯科研究所歯科予防セミナーに参加しました。

 

天野敦雄先生

歯科の未来これから私達ができること

 

30年前に8020運動が始まり、

当時は80歳以上の6割は無歯顎で、すぐ抜いてしまう事が多かった。

しかし、4年前に8020達成者が50%になった。

歯が長持ちするようになったが、60代で段々壊れ始める。

健口は命を支える.

 

1、フレイル予防 食べる事は生きること

フレイルの原因は、サルコペニア(筋肉減少症)筋肉を増やすにはタンパク質を摂取する!

お肉を噛んで食べるには、健康な歯が必要。

 

2、全身疾患予防

歯周病になるとポケット内に出来た潰瘍面から菌血症になる。

慢性疾患の歯周病からサイトカインで繋がり、

がん、アルツハイマー等の病気に繋がる。

歯周病菌のpg菌が持つタンパク分解酵素のジンジパインが、

脳内で認知症を起こす。

歯周組織のタンパク質の分解、他にも免疫系のタンパク質分解、

歯周ポケットの止血阻害、炎症反応の亢進、

歯周病菌の栄養素の獲得(ヘミン鉄、血清タンパク質)。

血液があると歯周病菌は増殖。

口腔内に出血がないようにしないといけない。

 

人生100年と言われていますが、

健康で健口でなければ、フレイルになり介護になります。

それを防ぐ為にも、

しっかりしたセルフケアを患者さんに身につけてもらうように

衛生士が頑張らないといけないと思いました。

80歳過ぎて元気な患者さんに食生活を聞いた時、

朝からお肉を食べる!と元気に言っていました。

高齢者の低栄養を防ぐ為にも丈夫な歯が必要だと思いました。

 

 

 

朝田芳信先生

これからの予防歯科について小児への取り組み

 

3歳児、12歳児の平均う歯数は減少している。

共に一本以下になってきているが、永久歯の虫歯は上がっている。

 

3歳から5歳で虫歯が増加する要因

子供の生活に変化、保護者の目から離れる

→この時期の仕上げ磨きが重要

 

ECCの予防

2歳未満の小児に砂糖を与えない

フッ化物配合歯磨剤を使う

生後1年以内に予防指導を行う

 

乳幼児期は、様々な機能の獲得期で口腔機能を育てる大切な時期。

硬組織、軟組織、咀嚼筋の3つをバランス良く発達させる事が、

生涯に渡り口腔機能の維持向上が可能。

 

子供の頃から歯科に通う子の方が大人になっても通う率が高い。

歯科嫌いの人は子供の頃の嫌な歯科イメージや体験が原因なので、最初が大事。

質問の中で泣き喚く子供を無理に歯科に連れて来ていいのか?とありました。

無理に口腔内見ないでも、楽しく遊びにくる感覚で来てもらうのも良い。とありました。

今まで、絶対に口腔内見なきゃ!と思っていましたが、

嫌なイメージを植え付けてしまうより

楽しいイメージにしていかないといけないと思いました。

子供に寄り添い、

保護者の質問に耳を傾けて一緒に口腔の健康を考える身近な存在、

My歯科衛生士になりたいと思います。

 

 

 

竹林正樹先生

わかっているのに予防行動しない人を動かすには?

 

講演の最初に、

笑顔で頷きながら聞いて下さい!とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

人を動かす4段階

情報提供、背中を押す(ナッジ)、褒美と罰、強制

 

同じ情報を受けたのに判断が正反対ななることがある。時間帯で判断が変化する。

疲れると判断が直感的になる。

話をするのは相手が疲れてない時間帯に。

バイアス1

プライミング効果(先行刺激)→最初に受けた刺激が、その後の判断に影響。

バイアス2

ピークエンドの法則 途中経過を忘れて最後の印象を覚えている。

 

とても楽しい講演でした。

最初の笑顔で頷いて聞いてと言っていたのは作戦だったんだなと驚きました。

診療内で、説明など長い話をする事が沢山あります。

プライミング効果とピークエンドの法則を使い上手く伝えられたらと思います。

実際に診療に役立つ情報が沢山ありました。

毎回、一回は患者さんに笑ってもらうように接していますが、

最後に笑顔だったらピークエンドの法則でもっと良いと思いました。

明日から、最後は笑顔で見送ろうと思いました。

 

 

歯科衛生士 柳澤雅美

 

 

 

Webセミナーに参加いたしましたので、ご報告いたします。

 

 

延藤先生発表

 

睡眠時の姿勢の割合(sleep laboより):

 

横向きね46%→右下が多い(理由:心臓胃を上にして、重たい肝臓を下にするから)

仰向け 34%

うつ伏せ18%

 

 

症例:右下寝により、下顎が左に偏位し、左の顎関節症になっている2症例

 

右下寝を防止する対策として、膝の下に枕(クッション)を入れて寝る

2症例とも低位舌であることが、上顎歯列を舌側傾斜させる要因となっているため、

舌へのアプローチも必要

 

 

 

小島先生発表

 

咬合平面是正を行った症例:

 

81歳女性 主訴右上鈍い痛み、左で咬めない、下前歯すいてきて気になる

 

上顎残存歯は13、14、23、24、下顎は7-7残存。40年前にカリエスで欠損

 

主訴の右上の痛みは14カリエスによる歯髄炎、

左で咬めないのは、14が舌側傾斜し抱え込み、左咀嚼の干渉になっている。

左側スピーの湾曲が強い(左残存歯のてい出)

 

下顎1,1は低位舌によりフレアアウト、下顎が後方に押し込まれ、

咬合高径の低下

 

治療;食生活・甘味指導、カリエス、根管治療、

義歯形態オクルーザルスプリントで顎位模索、

咬合高径挙上した位置で咬合平面を整える上下治療、再評価、補綴治療、メンテ

 

治療により、顔貌や全身の姿勢の改善、主訴、咀嚼機能の改善が認められた

 

ディスカッション:加齢により咬合高径は低くなる。

合わせて、舌筋力や嚥下の力が弱まって飲み込みにくくなってくる(フレイル)、

高齢者の場合は、咬合高径を高くすることで呑み込みが悪くなることも考えられるので、

挙上は個体差を見て計画する必要がある。

また、この方の場合は口蓋すうへきをつくると

舌で圧接して飲み込むことができるので良い。

補綴学会的に65歳をラインに挙上量を考慮するとよい。

 

 

 

藤田先生ご講演「私の考える包括歯科臨床」

 

包括歯科臨床の基本から応用、テクニックをお話しいただきました。

 

歯肉のバイオタイプ:

 

Thin     

Thick   

Flat

Scallop

 

Thin:薄い歯肉は清掃性がしやすく、反応が良いため炎症が起こりにくいが、

力の影響を受けやすい、リセッションや骨吸収リスクが高い

(結合組織量が少ないので、口腔外圧に対しての寛容性低い、

過度なブラッシングなどで退縮が起こりやすい)、

形成深度を深くしないとリセッション起きやすい

 

Thick:歯肉が厚く、プラークがたまりやすいため炎症リスク大、

プラークリテンションファクター大、力のリスクは低い

 

バイオタイプにより、Crカウンターの形を変えると審美的治療ができる

 

炎症と力のコントロールの両輪(まずはプラークコントロールをしないと力は見えない)

 

 

感想:基本に忠実に、規格性のある資料をとること、

炎症と力をコントロールすること、個体差を把握し、

患者さんの声に耳を傾け、リモデリングをみながら治療を進めること、

そして最小の治療で最大の効果を得る、

最短で治療できるように尽力することなど時間的な要素も含め、

先生方がやられている診療は大変勉強になりました。

 

 

歯科衛生士 中村由希子

 

学んだ事

・ミューテクニック(マルチループ)じわじわと柔らかい力がかかる

・ハイラックス 急速拡大装置

・全身写真:体の捩れがひどい時などはラインを入れる

・口元の偏位:歯が唇側に移動している場合、

口元がひっぱられ偏位の原因となることがある

・ドリコ→メゾ→ブラキオ

・パワーオーとリガチャーは同じ作用

 強く締める必要があるときはリガチャー

・根管治療が多い、歯列不正がある場合は10枚法をとる

・頚椎逆湾曲

・頬粘膜を陰圧にすると臼歯が内側に傾斜

・オクルーザルプレーンアングル 平均15.1°

 

 

感想

歯列不正があるときは、

パノラマだと歯が重なってしまって見えづらい事があり、

病巣を見逃してしまう恐れがあるため10枚法を必ずとるべきだと学びました。

 

様々な器具や装置の用途をもっと知る必要がある。

矯正装置や器具が歯にどのように作用しているのかを理解できる様に、

よく勉強をしていきたいと思います。

 

 

歯科衛生士 芦澤真理

 

 

 

 

 

症例発表:初診令和1,11月、58歳女性、主訴「左下6自発痛、顎顔の歪み気になる」

 

全身写真:膝が曲がり、S字の強い側貌

 

顔貌:バイマックス(II:(上下前歯のなす角度)110度,平均130度)、

左目閉眼傾向、下口唇が左ズレ、オトガイが左に偏位

 

口腔内:上顎V字狭い、下顎左下4番反対咬合、上下叢生

 

パノラマ:全体骨レベル下がっていないカリエスタイプ、下顎枝短い

 

正面セファロ:顔面正中基準線に対して、下顎が左に偏位

 

全体的な特徴:顔貌やパノラマをみると咬筋が張っていて、

下顎角も大きくみえるのでブレーキータイプのように見えるが、

この方の場合、下顎枝が短く(特に左が短い)、

セファロ分析ではFMA26.5、GOA117なので、メゾである。

咬筋が張っているように見えるのは、

左下4番反対咬合の影響で、下口唇が左に持っていかれ、

左咬筋が張っているように見えるからである。

 

診断:SMC;Cl1(Ⅱ級傾向)、メゾ、グラインディングタイプ斜め卵型、叢生

 

治療経過:アムスプで顎位の模索、フラップ付きスプリントでRP右前を保持、

顎位が安定したところで、上顎DBSレベリング、

右上片側拡大床(フラップ付き)、全額DBS、

左下4-7が狭いので、マルチループ入れ、側方拡大も行う。

顎間ゴムを使うため、全額マルチループ。

 

検討:順番は拡大をしてからDBSの方が、効率よく矯正が行える

 

顎間ゴムの使用は、顎位に注意を払う必要がある、

TMJPなどで顎位を固定して行った方が安全である

 

右からの態癖が残っていそう、問診をしっかり行う

 

 

学んだこと:

・OP(オクルーザルプレーンアングル=FH平面に対してのOP):平均15.1

 

・オクルーザルプレーン

(上下前歯切端の間の中点+上6番近心咬頭頂と下6番近心咬頭頂の間の中点)

 

・II:平均130度

 

・マルチループ(ミュー)1622ステンレス:

クッション性が高く、ワイヤーの力が弱まり、

やわらかい力をかけるため、しっかり効く

 

 

感想:症例の見方について、大変勉強になりました。

顔貌全身写真からの印象と、

パノラマレントゲンで硬組織の形態やセファロ分析の数値から、

見た目の印象と実際の診断が違ったのが勉強になりました。

診断は総合的に判断するものであると学びました。

 

 

歯科衛生士 中村由希子

咬合療法研究会 

「MFTができない小児へのアプローチ」

 

5歳 女児 

主訴 母より口が空いているのが気になる

   くちゃくちゃご飯をたべている

   鼻疾患なし

SMC分類 ブレーキー III級傾向

舌低位 前方に舌を出す舌癖

口唇 閉鎖力なし

口唇力の検査

1リットレメーター 0.7 で平均値

2咀嚼検査 キシリトール咀嚼チェックガムにて前噛みの跡あり。

切端咬合のため、臼歯で噛めてない可能性あり。

 

口腔機能発達不全症項目3つ以上あてはまるためトレーニング開始、

遺伝を考慮した舌癖トレーニングを行う(ガムトレ、吹き駒、ふき笛)

ガムトレはモリタのガムトレを参考に(HP参照)

 

低年齢に対するMFTのアプローチ

吹きゴマや吹き笛などで楽しみながらトレーニングをするが、効果が出にくい。

昼間は口唇にテープをはって鼻呼吸の癖をつける、

口を閉じて奥歯で噛む癖をつけること、

舌低位の改善にはプレオルソも効果があるとのことでした。

 

MFTをする前に、歯列を見て形態を把握する。

この症例の場合前歯が切端咬合で臼歯で噛めていない事に加えて、

口唇巻き込みのせいで上顎前歯が内側傾斜をしている。

FKOやプレオルソで噛める形態を作る必要がある。

形態的に噛めないものを無理に噛ませる事は、

特に子供のトレーニングでは気をつけないといけない。

異常を見つけたら、ドクターに報告し根本的な治療が必要かを診てもらい、

治療をした場合、衛生士は生活習慣やクセのチェックをし、後戻りを防ぐ。

 

 

感想

低年齢の時に治療ができていたら、

成長してから悩まなくてすんだ人が沢山いるのではないかと思います。

口腔内を見るときは、なぜこうなったのか?

原因を探り、改善策を考え、ドクターに相談し、継続して見ていきたいです。

 

 

歯科衛生士 芦澤真理