力のコーディネーター勉強会に参加致しました。

 

照子先生の症例口腔内写真は、歯肉は引き締まり炎症がなく、

唾液もなく規格性があり、とても綺麗な資料でした。

10枚法も綺麗な資料でした。

これから資料を綺麗に撮る努力をしていきます。

歯肉も健康的な歯肉を目指します。

 

態癖により口腔内が歪み、噛み合わせがずれると全身のバランスも悪くなる。

炎症のコントロールとあわせ態癖力のコントロールを加えることで、歯の寿命を延ばすことができ、顎関節の悪化も防げる。

同じ右下寝の態癖でも、個体差により人によって現れ方が違う。

 

態癖の問診をするときは、質問の仕方や問いかけ方に工夫がいる。

一般的な態癖と個別の態癖、現在と過去の態癖がある。

 

横向き寝やうつぶせ寝をせざるを得ない理由もあるので、

なぜその寝方をするのかを問診する。

 

奥山さんから学んでいることを活かし、

質の高い診療を提供できるように取り組んでいきたいと思います。

 

歯科衛生士 中村由希子

 

 

 

 

 

子供の口腔機能の向上について、

この子の成長をサポートするのに歯科衛生士としてできる事は何か?を考え、

MFTのトレーニング、態癖指導、食事指導を長期的に行う症例発表を聞きました。

徐々に打ち解けていく患者さんとの関係性を拝見し、

試行錯誤しながらも諦めずに真剣に子供と向き合っているのがとても伝わってきました。

ご家族も諸々のトレーニングや注意点について家庭でも協力して下っている事で、

信頼関係の構築もすごく感じられました。

私も見習いたいです。

とても勉強になりました、ありがとうございました。

 

 

歯科衛生士 芦澤真理

 

院長の吉富です。

先日「第8回 奥山会」に参加してきました。結論から申し上げると、参加して本当によかったと心から思える、非常に質の高い会でした。

 

発表されていた各医院の院長・スタッフは、共通して

「患者さんのために何ができるか」

という明確な志を持った人格者ばかりで、大きな刺激と学びを得ることができました。

以下に、特に心に残ったポイントをまとめます。

 

 

1.患者さんの「気づき」が行動変容につながる

 

患者さんが口腔の健康の大切さに自ら気づくことが、行動変容につながります。

この「気づき」を引き出すことこそが、歯科衛生士の大きなやりがいであり、専門性です。

 

患者さんを健康に導きたいという誠実な気持ちは、

→ 自身の学びにつながり

→ 成長につながる

という好循環を生み出します。

 

 

2.患者さんの行動変容を支えるための重要な要件

 

① 正確で統一されたデータ

 

・規格が統一されたデータは、患者さんの「気づき」を促します

・感覚ではなく、客観的なデータが重要です

 

② 医院全体でのディスカッション

 

・問題が起きたとき、個人の責任にするのではなく

・P D C A サイクルを用いて

 「仕組みのどこに問題があるのか」を

 医院全体で考える習慣が大切です

 

③ 知識と価値観の統一

 

・同じ方向を向くためには、統一された知識が必要

・一緒に学ぶことで、価値観の共有が可能になります

 

 

3.コンサルテーションについての考え方

 

・コンサルテーションはシステム化・型にはめすぎない

・患者さんは一人ひとり価値観も背景も異なります

 

説明のゴールは

👉「理解してもらうこと」ではなく

👉「健康になりたい」と患者さん自身が思うこと

 

そのため、画一的な説明ではなく、患者さんに合わせた対話が重要です。

 

 

4.歯周基本治療について

 

発表されていたすべての医院が、

日本歯周病学会のガイドラインに沿った歯周基本治療を徹底していました。

 

改めて、

・基本に忠実であること

・地道な治療の積み重ね

の重要性を再認識しました。

 

 

5.新人教育について

 

① マニュアルのDX化

 

・紙のマニュアルからスマートフォンへ

・文章化+動画化することで理解度が向上

 

② 新人教育用チェックリストの作成

 

・教育の抜け漏れ防止

・指導する側・される側双方の安心につながる

 

③ 出会いの場をつくる

 

・院外の勉強会に積極的に参加する

・尊敬できる歯科衛生士・歯科医師と出会うことが、成長の大きなきっかけになる

 

 

6.素敵な歯科衛生士に共通していた姿勢

 

発表されていた歯科衛生士の皆さんは、

「仕事がやりがいがあって楽しい」

という気持ちを持ち、いきいきと発表されていました。

 

共通して感じたのは、以下の姿勢です。

                 •               自分で考えて行動する

                 •               患者さんのせいにせず、自分自身に目を向ける

                 •               強い責任感を持って患者さんと向き合う

 

これらが、信頼される素敵な歯科衛生士につながるのだと感じました。

 

 

院長 吉富 信幸

 

 

 

 

 

 

第8会奥山会に参加しました。

全国各地の病院の方々が集まり、皆さんのスライドを通して

各クリニックの診療システム構築、取り組みを拝見しました。

 

今回の奥山会では、各医院の院長先生が病院のシステム構築を紹介して下さり、

そのシステムを元にスタッフ一丸となって患者さんを健康へと導いている症例でした。

医院毎に特色はありましたが、どの医院にも共通しているのは、

『スタッフと患者さんが健康で幸せに』を院長先生方が病院の理念としている所でした。

うちの院長先生、吉富歯科と通ずる所が要所にあり、

共感したのと同時に、更にレベルアップしたい!と思うような刺激を受けました。

 

患者さんに幸せになってもらうには、

病態をしっかりと把握(そのためには検査は必須)する。

更にそれを患者さんと共有する事。

 

スタッフの技量が均一になるように、

マニュアルを常に見える化している。

 

歯周病は生活習慣病であり、お口だけ見ていても治らない。

食生活、生活習慣などにも介入していく。

(食事記録、全身疾患、職業等)

 

患者さんが変わらない、状態が改善しないのを患者さんのせいにせず、

自分自身の関わり方を振り返り、責任感を持って患者さんと向き合う事。

 

日々、診療中に院長先生が呼んでくださり、

患者さんへのアプローチが足りてない点を指摘してくださいますが、

それが0になるのを目指して、

患者さんがご自身の歯で長く過ごせるように寄り添って行きたいです!

 

歯科衛生士

池田 育世

 

 

 

 

 

 

第8回奥山会に参加し、

「患者さんの歯の健康を守るために〜そのためのシステム作りとスタッフ教育〜」というテーマのもと、

多くの学びを得ることができました。

 

今回のセミナーを通して、正しい診断と治療計画のためには、

規格性のある資料作りがいかに重要かを改めて実感しました。

口腔内写真やデンタルを、初診時とメンテナンス移行時で比較できるよう、

常に規格性を意識して撮影することで、正確なデータが得られ、

患者さんの病態把握につながることを学びました。

また、アウトカムデータを数値化することで、

歯科衛生士自身の成長が可視化され、

どこに課題があるのかを客観的に把握できる点も印象に残りました。

PDCAサイクルについては、

「誰が悪いか」ではなく「どの仕組みに問題があったのか」を

チーム全体で考える姿勢が、より良い医療につながるのだと感じました。

予防歯科は、個人の努力だけではなく、

「想い・仕組み・チーム」がそろって初めて成り立つものであり、

歯周初期治療がうまくいかないときも、患者さんのせいにするのではなく、

自分自身に目を向け、責任感を持って向き合うことの大切さを学びました。

さらに、口腔内の問題は生活習慣と深く関わっており、

全身の健康へと導く視点を持って患者さんの行動変容を支援することが、

歯科衛生士の重要な役割であると感じました。

初期治療と同時に食生活指導を行い、

体重減少とともに口腔内・全身の健康が改善した症例を通して、

口腔内の健康だけでなく全身の健康まで意識した指導の必要性を強く感じました。

患者さんに「ここに来て良かった」と思っていただくことが、

継続来院につながるという言葉が心に残っています。

今回の学びを日々の診療に生かし、

より患者さんに寄り添った歯科衛生士として成長していきたいと思います。

改めて、歯科衛生士という仕事の素晴らしさを実感したセミナーでした。

 

奥山会で学んだことを、今後の診療にしっかりと生かしていきたいと思います。

 

歯科衛生士 柳澤 雅美

2023.9.10咬合療法ベーシックコース1回目

勉強会に参加させていただきました。

 

 

・チューイング

日本人は斜め卵型が多い。

斜め卵型のチューイングを続けるとc斜面が立ち上がりはまり込みの咬合となる。

顎関節やペリオ、歯、その人の弱い箇所に影響が出る。

治す為には咬合面形態の修正が必要となる。

咬合面がつるつるだと、今度は食事の時に食物を噛み切れなくなる。

噛み切る為に更に力をかける事により、よくない影響がでる。

この場合は咬合面への盛り足しが必要である。

 

・態癖の問診

しつこく聴き続ける。

1日の行動パターンを振り返ってもらう。

本人は大した事ないと思っている事が、大切な内容の事がある。

 

・歯槽骨は力に耐える為柔らかい、ゴムのよう

1時間の態癖で動く。

 

感想

咬合面形態の重要性について、よく理解ができました。

今後は斜面形態をよく観察してみたいと思います。

形態が与える影響について、衛生士なりの考察ができる様になりたいです。

 

歯科衛生士 芦澤

 

 

 

 

●力の五大禁忌

・咬合高径を低くすること

・上顎、下顎を後方に押し込むこと

・歯列を狭窄させること

・顎関節に負荷をかけること

・歯列、歯牙単位ではまり込むこと

 

●力の歪みのサイン

・口角が上がっている

例)患者さんが歯がしみると訴えてきた時

患側の口角が高い→グレンチング、咬合高径の低下を疑う

患側の口角が低い→カリエス、オーバーブラッシングを疑う

・鼻唇溝が片側深い

・顔が体の真ん中から出てない

・歯軸が倒れている

・咬合高径が左右で異なる など

 

●感想

はまりこみ咬合の場合、クレンジングをしやすくなり、

その結果頭痛や肩こり、疲労、体調不良に繋がることを知り

咬合のバランスの大切さを学ぶ事が出来ました。

下顎位は一生変化し続けるので、メンテナンスでの観察を大切にしていきたいです。

また、初診検査時と再検査時の写真の変化に気付き、

その原因や対処法を患者さんに伝えられるように更に知識を増やしていきたいです。

 

歯科衛生士 中川

 

 

 

【学んだこと】

ナソロジー(顎口腔系を機能的な一単位として研究治療することを目的とした学問)

 

2つの咬合論:

①生理学的咬合論(石原先生):なぜ壊れたか原因を探す理論、

回復へ導く(身体が元に戻る)

②補綴学的咬合論:欠損した歯歯列を人工物で補う理論

 

 

患者の訴え(narrative)から

「なぜ壊れたか(病態に至った原因」を考え、四診により形態異常を探す。

 

形態=機能、機能障害=形態障害

 

力のコントロール=機能のコントロール=形を整えること

 

リモデリング(機能が変わることによる形態の二次的な変化)

 

 

機能障害(形態異常)は、個体差の中で加齢の中で必ず起きる。

機能は「力」。「力を読む」とは「体のひずみを読む」こと。

力を読み、口腔の崩壊の原因がわからないと、治癒への道筋はわからない。

 

治癒への道筋:全身のリラックスした筋肉位に戻すこと

(筋肉の長さは変わらない、歯科治療は筋肉の長さに合わせて行うこと)

 

原因を探し取り除き、最小の侵襲で治癒に導く。

 

 

「咬合基本治療」

①   生活習慣指導

②   スプリント治療(下顎位を探す)

③   リシェイピング(咬合面形態)

 

 

「力のコントロールのために考えること」

①顎位 ②アーチ(歯列)③咬合面形態 ④態癖

 

【感想】

患者さんのおっしゃっている症状に力の要素がないか、

形態を診て考え、原因を見つけ、対応していきたいです。

メンテナンスでは、重症化予防のため、変化に気づけるようにしていきたいです。

コミュニケーションを図り、問診も大事に行っていきたいと思います。

 

歯科衛生士 中村

 

 

 

[学んだこと]

う蝕や歯周病の患者は現代の歯科治療によってどんどん良くなり、

歯が残っている人が増えている中で、

舌がヒリヒリする、右で噛むと左があく等といった、

よくわからない原因の不具合を訴えて歯科医院を転々とする患者の割合が増えていること。

 

顎口腔が壊れた原因を探す-生理学的咬合論

→回復とは体が元に戻ること

自然治癒しない歯牙、欠損した歯列を人工物で補う理論-保哲学的咬合論

→障害が回復したとは、人工物で元の形に戻すこと

土台となる生態の形を生理学的咬合にて整えて、上物は補綴学的咬合で修復

その為には力の診断とコントロールが大事である

目で見る力のサイン

1.生態力学

2.疲労のサイン

3.力と吸収、増骨、時間の関係

4.骨、歯牙、筋肉の特徴

 

私たちは炎症の基本治療(歯周基本治療)のように、

咬合基本治療として同じように指導していくことが大事

生活習慣、下顎はぶら下がっている、安静位空隙、

口腔周囲筋、食べ物、食べ方、鼻呼吸、態癖小冊子、固いもの表など

 

[感想]

難しかったですが、先生のやっていたことが何をしていたのか

少し分かったような気がしました。

筒井先生の医院の歯科衛生士さんは、

問診、資料取り、分析までされて、先生に報告し、診断していただくそうで、

目標になるところがわかりました。

顎関節症において、

医療面接+セルフケアが重要=歯科衛生士の役割が大きいという新聞の記事があり、

顎関節症だけでなく、態癖全般においても

歯科衛生士としてやるべきことがたくさんあることがわかりました。

まずは知識を深め得ていくこと、

そして実際の症例をたくさん見ていく経験がとても大事だとおもいました。

 

歯科衛生士 金井

ライオン歯科研究所歯科予防セミナーに参加しました。

 

天野敦雄先生

歯科の未来これから私達ができること

 

30年前に8020運動が始まり、

当時は80歳以上の6割は無歯顎で、すぐ抜いてしまう事が多かった。

しかし、4年前に8020達成者が50%になった。

歯が長持ちするようになったが、60代で段々壊れ始める。

健口は命を支える.

 

1、フレイル予防 食べる事は生きること

フレイルの原因は、サルコペニア(筋肉減少症)筋肉を増やすにはタンパク質を摂取する!

お肉を噛んで食べるには、健康な歯が必要。

 

2、全身疾患予防

歯周病になるとポケット内に出来た潰瘍面から菌血症になる。

慢性疾患の歯周病からサイトカインで繋がり、

がん、アルツハイマー等の病気に繋がる。

歯周病菌のpg菌が持つタンパク分解酵素のジンジパインが、

脳内で認知症を起こす。

歯周組織のタンパク質の分解、他にも免疫系のタンパク質分解、

歯周ポケットの止血阻害、炎症反応の亢進、

歯周病菌の栄養素の獲得(ヘミン鉄、血清タンパク質)。

血液があると歯周病菌は増殖。

口腔内に出血がないようにしないといけない。

 

人生100年と言われていますが、

健康で健口でなければ、フレイルになり介護になります。

それを防ぐ為にも、

しっかりしたセルフケアを患者さんに身につけてもらうように

衛生士が頑張らないといけないと思いました。

80歳過ぎて元気な患者さんに食生活を聞いた時、

朝からお肉を食べる!と元気に言っていました。

高齢者の低栄養を防ぐ為にも丈夫な歯が必要だと思いました。

 

 

 

朝田芳信先生

これからの予防歯科について小児への取り組み

 

3歳児、12歳児の平均う歯数は減少している。

共に一本以下になってきているが、永久歯の虫歯は上がっている。

 

3歳から5歳で虫歯が増加する要因

子供の生活に変化、保護者の目から離れる

→この時期の仕上げ磨きが重要

 

ECCの予防

2歳未満の小児に砂糖を与えない

フッ化物配合歯磨剤を使う

生後1年以内に予防指導を行う

 

乳幼児期は、様々な機能の獲得期で口腔機能を育てる大切な時期。

硬組織、軟組織、咀嚼筋の3つをバランス良く発達させる事が、

生涯に渡り口腔機能の維持向上が可能。

 

子供の頃から歯科に通う子の方が大人になっても通う率が高い。

歯科嫌いの人は子供の頃の嫌な歯科イメージや体験が原因なので、最初が大事。

質問の中で泣き喚く子供を無理に歯科に連れて来ていいのか?とありました。

無理に口腔内見ないでも、楽しく遊びにくる感覚で来てもらうのも良い。とありました。

今まで、絶対に口腔内見なきゃ!と思っていましたが、

嫌なイメージを植え付けてしまうより

楽しいイメージにしていかないといけないと思いました。

子供に寄り添い、

保護者の質問に耳を傾けて一緒に口腔の健康を考える身近な存在、

My歯科衛生士になりたいと思います。

 

 

 

竹林正樹先生

わかっているのに予防行動しない人を動かすには?

 

講演の最初に、

笑顔で頷きながら聞いて下さい!とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

人を動かす4段階

情報提供、背中を押す(ナッジ)、褒美と罰、強制

 

同じ情報を受けたのに判断が正反対ななることがある。時間帯で判断が変化する。

疲れると判断が直感的になる。

話をするのは相手が疲れてない時間帯に。

バイアス1

プライミング効果(先行刺激)→最初に受けた刺激が、その後の判断に影響。

バイアス2

ピークエンドの法則 途中経過を忘れて最後の印象を覚えている。

 

とても楽しい講演でした。

最初の笑顔で頷いて聞いてと言っていたのは作戦だったんだなと驚きました。

診療内で、説明など長い話をする事が沢山あります。

プライミング効果とピークエンドの法則を使い上手く伝えられたらと思います。

実際に診療に役立つ情報が沢山ありました。

毎回、一回は患者さんに笑ってもらうように接していますが、

最後に笑顔だったらピークエンドの法則でもっと良いと思いました。

明日から、最後は笑顔で見送ろうと思いました。

 

 

歯科衛生士 柳澤雅美

 

 

 

Webセミナーに参加いたしましたので、ご報告いたします。

 

 

延藤先生発表

 

睡眠時の姿勢の割合(sleep laboより):

 

横向きね46%→右下が多い(理由:心臓胃を上にして、重たい肝臓を下にするから)

仰向け 34%

うつ伏せ18%

 

 

症例:右下寝により、下顎が左に偏位し、左の顎関節症になっている2症例

 

右下寝を防止する対策として、膝の下に枕(クッション)を入れて寝る

2症例とも低位舌であることが、上顎歯列を舌側傾斜させる要因となっているため、

舌へのアプローチも必要

 

 

 

小島先生発表

 

咬合平面是正を行った症例:

 

81歳女性 主訴右上鈍い痛み、左で咬めない、下前歯すいてきて気になる

 

上顎残存歯は13、14、23、24、下顎は7-7残存。40年前にカリエスで欠損

 

主訴の右上の痛みは14カリエスによる歯髄炎、

左で咬めないのは、14が舌側傾斜し抱え込み、左咀嚼の干渉になっている。

左側スピーの湾曲が強い(左残存歯のてい出)

 

下顎1,1は低位舌によりフレアアウト、下顎が後方に押し込まれ、

咬合高径の低下

 

治療;食生活・甘味指導、カリエス、根管治療、

義歯形態オクルーザルスプリントで顎位模索、

咬合高径挙上した位置で咬合平面を整える上下治療、再評価、補綴治療、メンテ

 

治療により、顔貌や全身の姿勢の改善、主訴、咀嚼機能の改善が認められた

 

ディスカッション:加齢により咬合高径は低くなる。

合わせて、舌筋力や嚥下の力が弱まって飲み込みにくくなってくる(フレイル)、

高齢者の場合は、咬合高径を高くすることで呑み込みが悪くなることも考えられるので、

挙上は個体差を見て計画する必要がある。

また、この方の場合は口蓋すうへきをつくると

舌で圧接して飲み込むことができるので良い。

補綴学会的に65歳をラインに挙上量を考慮するとよい。

 

 

 

藤田先生ご講演「私の考える包括歯科臨床」

 

包括歯科臨床の基本から応用、テクニックをお話しいただきました。

 

歯肉のバイオタイプ:

 

Thin     

Thick   

Flat

Scallop

 

Thin:薄い歯肉は清掃性がしやすく、反応が良いため炎症が起こりにくいが、

力の影響を受けやすい、リセッションや骨吸収リスクが高い

(結合組織量が少ないので、口腔外圧に対しての寛容性低い、

過度なブラッシングなどで退縮が起こりやすい)、

形成深度を深くしないとリセッション起きやすい

 

Thick:歯肉が厚く、プラークがたまりやすいため炎症リスク大、

プラークリテンションファクター大、力のリスクは低い

 

バイオタイプにより、Crカウンターの形を変えると審美的治療ができる

 

炎症と力のコントロールの両輪(まずはプラークコントロールをしないと力は見えない)

 

 

感想:基本に忠実に、規格性のある資料をとること、

炎症と力をコントロールすること、個体差を把握し、

患者さんの声に耳を傾け、リモデリングをみながら治療を進めること、

そして最小の治療で最大の効果を得る、

最短で治療できるように尽力することなど時間的な要素も含め、

先生方がやられている診療は大変勉強になりました。

 

 

歯科衛生士 中村由希子