院長の吉富です。
先日「第8回 奥山会」に参加してきました。結論から申し上げると、参加して本当によかったと心から思える、非常に質の高い会でした。
発表されていた各医院の院長・スタッフは、共通して
「患者さんのために何ができるか」
という明確な志を持った人格者ばかりで、大きな刺激と学びを得ることができました。
以下に、特に心に残ったポイントをまとめます。
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1.患者さんの「気づき」が行動変容につながる
患者さんが口腔の健康の大切さに自ら気づくことが、行動変容につながります。
この「気づき」を引き出すことこそが、歯科衛生士の大きなやりがいであり、専門性です。
患者さんを健康に導きたいという誠実な気持ちは、
→ 自身の学びにつながり
→ 成長につながる
という好循環を生み出します。
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2.患者さんの行動変容を支えるための重要な要件
① 正確で統一されたデータ
・規格が統一されたデータは、患者さんの「気づき」を促します
・感覚ではなく、客観的なデータが重要です
② 医院全体でのディスカッション
・問題が起きたとき、個人の責任にするのではなく
・P D C A サイクルを用いて
「仕組みのどこに問題があるのか」を
医院全体で考える習慣が大切です
③ 知識と価値観の統一
・同じ方向を向くためには、統一された知識が必要
・一緒に学ぶことで、価値観の共有が可能になります
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3.コンサルテーションについての考え方
・コンサルテーションはシステム化・型にはめすぎない
・患者さんは一人ひとり価値観も背景も異なります
説明のゴールは
👉「理解してもらうこと」ではなく
👉「健康になりたい」と患者さん自身が思うこと
そのため、画一的な説明ではなく、患者さんに合わせた対話が重要です。
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4.歯周基本治療について
発表されていたすべての医院が、
日本歯周病学会のガイドラインに沿った歯周基本治療を徹底していました。
改めて、
・基本に忠実であること
・地道な治療の積み重ね
の重要性を再認識しました。
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5.新人教育について
① マニュアルのDX化
・紙のマニュアルからスマートフォンへ
・文章化+動画化することで理解度が向上
② 新人教育用チェックリストの作成
・教育の抜け漏れ防止
・指導する側・される側双方の安心につながる
③ 出会いの場をつくる
・院外の勉強会に積極的に参加する
・尊敬できる歯科衛生士・歯科医師と出会うことが、成長の大きなきっかけになる
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6.素敵な歯科衛生士に共通していた姿勢
発表されていた歯科衛生士の皆さんは、
「仕事がやりがいがあって楽しい」
という気持ちを持ち、いきいきと発表されていました。
共通して感じたのは、以下の姿勢です。
• 自分で考えて行動する
• 患者さんのせいにせず、自分自身に目を向ける
• 強い責任感を持って患者さんと向き合う
これらが、信頼される素敵な歯科衛生士につながるのだと感じました。
院長 吉富 信幸
第8会奥山会に参加しました。
全国各地の病院の方々が集まり、皆さんのスライドを通して
各クリニックの診療システム構築、取り組みを拝見しました。
今回の奥山会では、各医院の院長先生が病院のシステム構築を紹介して下さり、
そのシステムを元にスタッフ一丸となって患者さんを健康へと導いている症例でした。
医院毎に特色はありましたが、どの医院にも共通しているのは、
『スタッフと患者さんが健康で幸せに』を院長先生方が病院の理念としている所でした。
うちの院長先生、吉富歯科と通ずる所が要所にあり、
共感したのと同時に、更にレベルアップしたい!と思うような刺激を受けました。
患者さんに幸せになってもらうには、
病態をしっかりと把握(そのためには検査は必須)する。
更にそれを患者さんと共有する事。
スタッフの技量が均一になるように、
マニュアルを常に見える化している。
歯周病は生活習慣病であり、お口だけ見ていても治らない。
食生活、生活習慣などにも介入していく。
(食事記録、全身疾患、職業等)
患者さんが変わらない、状態が改善しないのを患者さんのせいにせず、
自分自身の関わり方を振り返り、責任感を持って患者さんと向き合う事。
日々、診療中に院長先生が呼んでくださり、
患者さんへのアプローチが足りてない点を指摘してくださいますが、
それが0になるのを目指して、
患者さんがご自身の歯で長く過ごせるように寄り添って行きたいです!
歯科衛生士
池田 育世
第8回奥山会に参加し、
「患者さんの歯の健康を守るために〜そのためのシステム作りとスタッフ教育〜」というテーマのもと、
多くの学びを得ることができました。
今回のセミナーを通して、正しい診断と治療計画のためには、
規格性のある資料作りがいかに重要かを改めて実感しました。
口腔内写真やデンタルを、初診時とメンテナンス移行時で比較できるよう、
常に規格性を意識して撮影することで、正確なデータが得られ、
患者さんの病態把握につながることを学びました。
また、アウトカムデータを数値化することで、
歯科衛生士自身の成長が可視化され、
どこに課題があるのかを客観的に把握できる点も印象に残りました。
PDCAサイクルについては、
「誰が悪いか」ではなく「どの仕組みに問題があったのか」を
チーム全体で考える姿勢が、より良い医療につながるのだと感じました。
予防歯科は、個人の努力だけではなく、
「想い・仕組み・チーム」がそろって初めて成り立つものであり、
歯周初期治療がうまくいかないときも、患者さんのせいにするのではなく、
自分自身に目を向け、責任感を持って向き合うことの大切さを学びました。
さらに、口腔内の問題は生活習慣と深く関わっており、
全身の健康へと導く視点を持って患者さんの行動変容を支援することが、
歯科衛生士の重要な役割であると感じました。
初期治療と同時に食生活指導を行い、
体重減少とともに口腔内・全身の健康が改善した症例を通して、
口腔内の健康だけでなく全身の健康まで意識した指導の必要性を強く感じました。
患者さんに「ここに来て良かった」と思っていただくことが、
継続来院につながるという言葉が心に残っています。
今回の学びを日々の診療に生かし、
より患者さんに寄り添った歯科衛生士として成長していきたいと思います。
改めて、歯科衛生士という仕事の素晴らしさを実感したセミナーでした。
奥山会で学んだことを、今後の診療にしっかりと生かしていきたいと思います。
歯科衛生士 柳澤 雅美