毒親からの支配。
「毒親」と、言葉では聞いたことも多い人もいらっしゃるかと思います。
実際には、あなたを否定したり、あなたに嫌味を言ったり、あなたが女性だからという理由だけで粗末に扱ったり…
そう言った、「まるで毒のような親」のことです。
マリアージュスクールでは、こうした「毒親から育てられた」方が、自尊心もなく、ひどい恋愛ばかりでどうしたらいいかわからない…という状態から講座やセッションに来てくださり、劇的な回復、幸せな人生へと変えてくださっています。
今回、個人セッション3ヶ月コースをご受講してくださっているあるクライアント様も、そのお一人です。(※3月30日追記:ご本人のご希望により、イニシャルを控えさせていただきました)
実はこのクライアント様、婚活をすることへも、生きることへの気力もなく…「早く死ねたらいいのに」それくらい、辛い思いをされていらっしゃったんですね。
やりたいこともない、
これからどうしたいか、その意欲もわかない…
そして、こんなふうに無気力になってしまう原因を、
「私が怠惰なせいだ」
「私が発達障害とか、おそらく、どこか普通ではない部分があるから」
などと、予測されていました。
けれど、セッションをしてみると、まったくそうではなかったんです。
毒親が、クライアント様の気力を奪う接し方をしていたせいで…
生きる気力も、幸せになる気力も、全て奪われていただけだったんですね。
それに、気づかずに生きてきてしまった。
本当に恐ろしいことです。
今回は、たった1回のセッションで劇的に回復されましたクライアント様からの奇跡体験談と、なぜ、この「毒親の影響」ということを私が見抜けたのか?そこを簡単に解説していきたいと思います。
いつもご覧いただきありがとうございます。
何歳からでも絶対に幸せな恋愛・結婚が叶う「花嫁心理学®︎」
マリアージュカウンセラー斎藤芳乃です。
それではまずは、クライアント様からの体験談をご紹介させていただきますね。
***3ヶ月セッションコースご受講クライアント様からの奇跡体験談***
週明けに熱が下がってから、冬の間放置していた庭の片付けや、近くへ買い出しなど始めましたが、小一時間動くとその倍の時間ぐったりしてしまい、体力の低下を痛感しています。。
だんだんと頭もはっきりしてきて、今までどうしてもできなかったセルフコンパッションや、自分の体を大切にすることに抵抗がなくなり、
これまでは食事やお風呂などに罪悪感があり(ロクに働いてもないのに!ガス代がかかる、、!等と思ってしまう)
家族に食事を作っても自分は食べなかったり、お風呂も3日おき、ヘアサロンも苦手で腰まで伸びた状態でしたが
ちゃんと食べて運動して健康を取り戻したい、生理痛も20代のはじめに受診したきりだったので、また行かなきゃ等
以前では考えられなかったアイデアが浮かんできます。(こうして書いてみるとだいぶ放置してますね、、)
今までは頭も体も重いのを引きずって、ひたすら目の前のタスクをこなして、あとはぐったりだったのですが、余裕が生まれました。
それでも疲れるとメンタルが-70〜−100位まで落ちるのですが、寝ると回復できて、
今までは寝て起きても−30〜−50くらいだったのが、今は寝て起きると+5位の感じです。あ、なんか大丈夫と思えます。
セッションしていただいて本当にありがとうございます!
ぼーっとしてる間に、「私は嫌われる人間だ」という思い込みを持っていることにも気づきました
報われない、自分の価値を認められない、などは過去の講座で書き出すことができましたが、これは常に持ってるのに、全く意識できていませんでした。
小さい頃から人見知り場所見知りが激しく、友人の多い母にあちこち連れ回されるのですが、
子供達の輪に入れず、へやのすみっこで座り込んでいるところに来て、
「この子は自分が嫌われてると思ってるのよ」と笑って去っていかれたのを思い出しました。
長男の嫁なのに初産で男の子を産めなかった、とか
スタイルが悪い、運動ができない、パッとしない、、罪悪感や恥の感情ばかり感じさせるような関わりで
自分を好きになれる子はいないですよね、、なんか本当にすごい人だったんだなあと思いました。
***********
こうしてたった1度でここまで回復してくださり、本当にありがとうございます…とても大変でしたね。
特に、自分自身を大切にしたい、その意欲が自然に出てきたということ。
これは、親に奪われていた自尊心が回復してきたという証拠ですね。
本当に良かったです。
このクライアント様の場合、母親から極端にこき下ろされる・否定される・幸せにならないように関わられていたため、
こうした洗脳が潜在意識に残っていると、体験談にも書いてくださいましたように、自分自身に対して極端に見捨てる行動や思考をとってしまうようになる
んです。
でも、世間的には、こうしたことは
本人が怠惰なせいなだけでしょ
めんどくさがっているだけ!ダメな人間!
というような、とんでもない意味不明の判断基準があるため、ご本人としてはとてもとても苦しいのに、まるで自分がだらしがなくてダメな人間なんだ、と思い込んでしまうようになるのです。
でも実際に蓋を開けてみると、そんなふうにだらしない方は、ほとんどいらっしゃいません。
親からネグレクト(育児放棄)気味に育てられた
だからこそ、自分をケアすることを知らない(自分を愛して大切にしてはいけないと思い込まされている)
自分のことなんて、ケアして大切にするだけの価値がないと、洗脳されてきた
という悲しい事実がほとんどなのです。
そして、なぜ今回、私がセッションの中でクライアント様が無気力、人生に対して生きる意欲がわかない、何もできない状態になっていることが毒親からの支配に気づけたかというと、
それは、
クライアント様と話している間に、クライアント様の人格が、微妙に分裂したから
なんです。
本来、このクライアント様は、とても真面目で優しい女性です。
繊細な感性を持っている、女の子らしい可愛らしい方なんですね。
けれど、話をしている中で、
「あー、なんかもう、やりたくないならどうしようもないよねっていう感じですよね笑」
というように、極端に、自嘲して、自分を馬鹿にするかのように、投げやりな発言をされたのです。
その時、声のトーンも完全に違っていました。
まるで別人のような、「普通、あなたはそんなことで人を馬鹿にしないでしょう」というような、そんな変調が起きたのです。
「今のは、誰?誰が話してるの?」
私はクライアント様に、即座に問いました。
最初は戸惑うクライアント様、「え、誰って…」もうすでにここで、クライアント様は、優しいクライアント様に戻られています。
その一瞬だけ、辛辣な、とても嫌味っぽい、人を小馬鹿にする人格が出てきた。
そこを見逃しませんでした。
「それはあなたの人格ではないよね?あなたは、絶対に人に対して見下したり、そんなに嘲笑ったりしないはず。それをあなたに対してしていたのは、誰?」
こう私が尋ねると、ここで、クライアント様がボロボロ声をあげて泣き出しました。
「多分、それは母だと思います…。母は、ずっと私に、そうやって接していたんです…」
もう、声のトーンも戻っています。
そう、このクライアント様は、まるで母親の生き写しのように、まるで乗っ取られたように、
「母親のように自分を痛めつけるもう一つの自分の人格」に、ずっとずっと支配され、心の中で自己虐待を続けてしまっていた
のです。
このように、毒親からの支配がとてもとても酷くなると、その人格の一部が、まるで乗っ取られてしまったかのように、潜在意識に深くインプットされてしまうことがあります。
自分に対して、極端に厳しくしてしまう
自分を絶対に絶対に愛せない!
こんな激しい憎悪を持っている場合は、それは
「自分自身のもの」ではなく、「自分に対して憎悪や嫌味を向け続けてきた誰かのもの」である可能性が高い
んですね。
(多分、こうした状態を「憑依(ひょうい)」などと仮定して、除霊などとしているケースもあるのではないか、と推察します)
人格の分裂、まではいきませんが、(精神医学的に人格の分裂などが起きる場合は、記憶を完全に失ったりなど、そういった脳機能的な障害も発生しますので)
けれど、
「まるで自分ではないような、性格の悪い自分が、自分の中に住み着いて、自分を常に攻撃している」
状態です。
意欲を持っている自分。
その正反対、とても邪悪な自分。
幸せな家庭を作りたい、そう思っている自分。
その正反対、「どうせ無理でしょう」と全てを否定し、自分を見捨てようとする自分がいる。
その時に考えて欲しいのは、
「私は私を見捨てたくない」
これが、真実です。
でも、見捨てようとする自分は、「一体、誰の人格なの?(誰の投影なの)」
それが今回、母親という毒親だった、ということですね。
こうして無気力の原因を探っていくと、常に常に、このクライアント様は母親から否定され続けていました。
…ということが、次第に、洗脳(親との一体化・憑依のような状態)が解けたことによって、一瞬でわかるようになってきたのです。
それが、今回の体験談につながります。
「いつも馬鹿にされていました」
「いつも私が幸せになれないと言っていました」
「いつもダメだと言われていました」
繰り返し、繰り返し、こんなふうに接してこられたことで、母親がいない時も、まるで母親のように自分のことを罰してしまうクセが、完全に出来上がってしまっていたのです。
もうここからは号泣され、次第に洗脳が解けていったクライアント様。
こうして諸悪の根源と自分を切り分けられた結果、
自然に、自分を大切にしたいという自尊心が生まれ…
自然に、こうしていきたい、という意欲が生まれるようになった。
もちろん、今まで何十年と洗脳され続けてきたため、(こちらのクライアント様は30代後半の方です)今までずっと自分を見捨ててきたぶん、体力などは落ちていますね。それだけ、自分を放棄してきたのですから…仕方のないことです。
けれど、心も体も回復傾向にあって、ようやく、鬱のような自己否定の暗い世界から抜けることができたのです。
このように…毒親からの洗脳って、とても恐ろしいものなのです。
自分がそうは思っていなくても、そうしてしまう。
自分のことを本当は見捨てたくなんてないのに、どうせダメでしょ?と、自分を責め立ててしまう。
そんな時は、
「心の中で私のことを責めている、それは誰?(私じゃない!)」
と、自分に尋ねてみてください。
きっとあなたではなく、あなたに否定的に接した誰かが、あなたの心に住んで、あなたを洗脳し続けているからです。
とても恐ろしいことですね。
でも、大丈夫。
気づくことができれば、そこから自分の人生を生きられるようになります。
こちらのクライアント様は、すでに1回のセッションでこうして問題の根底を見極めることができたので、今はとても穏やかに、回復されていらっしゃいます。
だからこそ、必ず言えることは、あなたも必ず親の支配から抜けて、幸せになれるということ。
もしかしたらこの日本には、とても苦しい生き方をしている人の方が、多いのかもしれないなと思うこともあります。
けれど、そうした苦しみも、今回のように根源的な原因を見極めてしまえば、そこから自分を救い出し、全く別の幸せな人生を歩むことはできるんですね。
大丈夫、あなたは幸せになることができます。
そのためにも、あなたの心に住んで、あなたのことを罰している「あなたではない誰かの象徴」から、どうかご自身を自由にしてほしいと心から願っています。
それでは次回も、前回、体験談をご紹介させていただきましたK様からの奇跡体験談をさらにご紹介させていただきますね。(K様、さらなるお返事を本当にありがとうございます!)
※セッションなどで、毒親に支配されている方が本当に多いため、こうした毒親から自分を解放するオンラインプログラムを作成させていただきました。(実は新刊の書籍も、一冊は毒親を題材にしたものです)
以前、「芳乃先生は、綺麗なところだけじゃなく、虐待されたり、毒親に育てられた人に向けても講座をしてくださるので、好きです」と言ってくださったクライアントさまがいらっしゃいます。それを聞いて涙が止まらなかったことを覚えています。それだけ、苦しかったと思います。
とても長い講座になりますが、1度であなたが変わってほしい、その願いがあるため、普段の講座と同じ受講料で準備させていただいています。あなたが人生を変える、毒親から自分を自由にする。そのきっかけになれば幸いです。こちらのプログラムは、明日、またご紹介させていただきますね。
運命の人と出会うための特別講座 4月中旬開催予定(延期になりました)
引き寄せマスタリー講座・4月中旬よりプレ講座開催予定
![宝石ブルー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/115.gif)
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