「子育てが楽しくなるママカフェ」って… | 手帳を使って人生をデザインする★番場よしこ【東京・八王子】

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東京近郊(もしくはオンラインで)手帳講座を開催しています。受講生は160人以上。

「子育てが楽しくなるママカフェ」


という、

選択理論心理学をベースにした


「子どもとの自立と絆を育む関わり方」


をお話してくださる人がいます。


木村 宣貴(きむら よしたか) さんといいます。


↓↓↓ブログはこちら↓↓↓

キムの子育てサポート日記



息子が1歳半の時に、初めてママカフェに行きました。


ママカフェの考え方を、私の育児ベースに完璧に取り入れたわけではありませんが…

私の転機はここだったなぁ…と。

(だから、「私のブログでの考え方 = ママカフェの考え方」、とは言い切れないので、そこは敢えて記載しておきます)


ママカフェに出会えなかったら…今の私の考え方は無かっただろうな、と思います。

東京近郊を中心に全国各地で開催されていますので、もしご興味がありましたら

参加してみるといいと思います。


私は2013年秋からママカフェ@八王子の主催をしておりましたが、2016年春をもって完全に主催を引退することが決まっております。

(今は「ママカフェ@八王子」は次の主催者に引き継いでおり、私はリピーター向けの「ママカフェリピーターズ@八王子相模原」のみ主催しております)


私が5月まで主催をしていた「ママカフェ@八王子」のブログは

こちら→「ママカフェ@八王子


今は私はママカフェの広報活動もほとんどしておりませんが、ブログもはじめたことだし(笑)

1年以上前に書いた(そして、キムさんのブログに掲載されている…汗)ママカフェ体験記を

恥を忍んでここに載せることにします(爆)

でも、我ながら結構いいコト書いてるから読んでね(爆)


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「ねえ、何で『ありがとう』って言わなくちゃいけないの?自分がお願いしたわけでもなく、相手が勝手にやったことなのに」


これは、私が十代の時に本当に発した言葉。
当時、私は、「感謝をする」ということの意味が本気で分からなかったのです。

(他人から見れば)ごくごく普通の家庭で育ち、中学受験も成功。
大学受験も(第一志望じゃなかったけど)、なんとか現役で入れて就職も出来、結婚もして…順風満帆な人生に見えたかもしれません。


(他人から見れば)そんなに不自由の無い生活のように見えたと思います。

ただ、「よくここまで出来たね」「頑張ったね」などという「褒める」「認める」という意図の言葉がけはなく、覚えているのは「どうしたら同じミスをしないか」「もうちょっとなんだから頑張れ」という、
(親にとっては)「叱咤激励」だったのかなと思います。


今だから、ようやく親のしてきたことに理解を示せるようになり、あの中にも「愛」があったのだということの理解が出来るようになりました。
しかし、当時の私にはそれを「愛」と感じられる余裕は無く、ただただ悲しくむなしい感情と、


「どこまでやれば私はいいのだろう」


という逃げ場の無い気持ちしかなかったのを覚えています。


そんな私は、ずっと


「何で私は生きているんだろう」
「出来ることなら、今すぐにでも消えてしまいたい」


ということを考えていました。


とにかく自分が嫌いで嫌いで、生きているのがイヤになることも珍しくは無かったです。

何で自分は何をやっても最後はいやな気持ちになるの?

これに気づいたのは20歳の頃。

関わる人間関係がことごとく上手く行かず、それが何故だか分からず闇の中をもがいているような日々。

今の夫に出会って、初めて「あ、私、親から褒められたことが無いんだ」「あ、私、感謝の仕方を知らないんだ」ということに初めて気がついた時は衝撃でした。


自分を好きになることは出来なくても、せめて自分を嫌いになることは辞めたい。自分と結婚してくれた主人のためにも。
そう思って、いろいろな心理学の講座などにも出かけたり勉強したりしましたが、結局変わることは出来ませんでした。

ただ、そこで私は「虐待は連鎖する」「自分が育てられたようにしか自分は子どもを育てられない」ということを知ったのです。

ってことは、自分が変わらない限り、自分が育てたようにしか自分は子どもを育てられないということであることを知りました。

私の持病のこともあり、10年子どもには恵まれませんでしたが、こんな私でも、なんと、結婚して11年目に子どもを出産してしまうのです。
しかも、うちの子、(見た目は)夫のクローンみたいな子だったのです(笑)
夫にそっくりで、可愛くて可愛くて…。


ヤバイ、自分が変わらなくては、間違いなくこの子は不幸になる!!


と改めて思いなおしたのです。


もう、とにかく、何でもいいから、自分が変わらなくてもいいから、子どもだけは不幸にしたくない!!

…ひょんなことをきっかけに「ママカフェ」というのを知りました。
そして、そこでやはり、自分が変わらなくてはこの子を幸せには出来ないのではないか?と思いなおしました。


しかし、その後、しばらくしてママカフェにまた参加するようになったが、たびたび心折れる出来事と遭遇したり「いつまで経っても変われない」自分にフォーカスを当ててはサボったり行ったりという時期が続いてました。


ママカフェを知ってから2年近く経ちました。


私より後にママカフェに出会ったメンバーがきらきら見えてきて…何で自分「だけ」変われないんだろうって思うようになって…。


ママカフェ、私には合わないのかな。もう行くの辞めちゃおうかな…。


なんて思い始めた矢先に、先代主催に主催交代を持ちかけられ、悩んで悩んで悩んだ末に引き受けることに。
真っ先に思ったのは…もう「サボる」という技が使えず逃げられなくなる状態になってしまったということ(だから、どうしてそういう思考になる?苦笑)。


ただ、ここで幸運だったのは…ほぼ同時期にママカフェリピーターズも始まったこと…今思えば、まさにこれが私の「転機」。


選択理論の用語を使わずに行う「ママカフェ」とは違い、人の行動原理を初めとした「選択理論の基本」を学ぶ「ママカフェリピーターズ」。
分かれば分かるほど、頭の中がすっきりして…気がついたら悩む回数が格段に減っていきました。
私、理屈でものを考えるタイプのようなので、リピーターズが合っていたのですね。


だから、この2年かな。
自分の考え方、考えの構造が変わったので、子育てもそうだけど、自分が生きていくのが楽になりました。
「頭の中がすっきりした」という感じかな。

物事を素直に、シンプルに考えてもぜんぜん大丈夫だし、それが逆にすごく楽なんだ、そして、楽してもいいんだって思えるようになりました。
思い悩んで10年以上、ここまで来れる日が来るとは思っていませんでした。

今だからこそ、「叱咤激励」も「間違いへの指摘も「親なりの愛の『カタチ』だったのかなぁ」と思えますが、そう思えるまでの時間は実に長く、また、もったいなかったと思います。


これを読んでくださっている皆様も、「愛情がない」子育てをしている人は少ないと思います。

ただ、子ども自身が、親の「愛情」を「愛情」と感じられないと、親も子も辛いんじゃないかって(子どもの頃の)当時を振り返って思いました。
私だけが酷い目に遭ったとは思っていませんが、私が欲しかった言葉を親から得られることはありませんでした。
(しかも、当時、そのことに気づいていませんでした)


自分の子どもには、当時の自分と同じ思いをして欲しくないと強く思います。


今、私は自分の子どもと接するときに


「子どもは本当は何をしたかったのかな、親に何を伝えたかったのかな」
「子どもはどんな言葉を親に求めてるんだろう」
「子どもが『自分は受け入れられている』ってどうやったら感じてもらえるだろう」


そんなことを意識しながら接しております。
そんなことを意識できるのも、ママカフェに出会えたからこそだと思っています。

とても長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました。


この文章が、一人でも多くの子どもとの接し方に悩んでいる人の助けになりますように。