中国四国未走破県ジョギング三部作の完結編の徳島県「阿波鳴門秘帖ジョギング」の始まりだ徳島県は、車で帰省した時に大鳴門橋を渡って「渦の道」から渦潮を見て引き返しただけのいわゆる Absolute Beginner「徳島と言えば」の連想ゲームで行き先を決めることにしよう
JL455便は羽田10:37離陸徳島阿波おどり空港ゲート11:36到着🛬ダメもとダッシュしたら11:40発の鳴門公園行きバスにギリギリ間に合う逃すと1時間ロスギャンブル成功だ徳島飛行場は海上自衛隊と民間航空が共用していて、正面で阿波踊りの銅像と渦潮がお出迎え
鳴門観光港に着くと観潮船「わんだーなると」予約不要で40分毎に出航、所要時間30分総トン数197トンの大きな船に1000馬力のエンジンを2基搭載速い潮流の中でも余裕のパワーでゆったりと大迫力の渦潮に接近一方、小型観潮船「アクアエディ」は要予約で、水面下1mの渦を観察可能行き当たりばったり旅で、予約してないので「わんだーなると」で出航
大鳴門橋は長さ1629m、主塔高さ144.3m上下2層式で、上は道路、下は鉄道を通せる構造ただし明石海峡大橋が道路単独橋になり(併用橋で設計してたら阪神大震災で落ちてたかも)鉄道敷設が未定なので、2000年「渦の道」が建設され2027年に自転車・歩道が完成予定淡路島を自転車で1周する「アワイチ」が人気なので、次は「セトイチ」が実現できると期待
渦潮の近くに来たこれはスゴイ「渦の道」から見たことはあったんだけど、近くで見ると全く迫力が違う幅1.3キロの断面が複雑な海峡に、潮汐により最高1.5mの水位差が発生し、潮流の速さは時速13~15キロ、大潮で20キロで日本最速 渦の大きさは20mで世界最大級世界的にはノルウェーの Saltstraumen が37キロで世界最速だけど、渦は大したことなさそう
渦の大きさは潮流の速度差に比例する鳴門海峡は流路がV字型(最深部90m)なので、抵抗が少ない中央は速く流れ、抵抗が多い浅瀬は遅く流れるこの速い潮流と遅い潮流の速度差により、大きな渦が発生するのだおかげで、渦に巻き込まれたら、海底の穴を通り抜けて、遠く離れた太平洋で浮き上がるみたいな噂が小学校の時に流行ったものだ渦潮ブラックホール説
ただこの渦潮の原因となる潮汐のメカニズムは意外と難しく月の引力が関係しているということでパッと思いつくのは、月が海水を引っ張る上の絵なんだけど、実際には、潮汐は1日2回起こって月の反対側も満潮になる下の絵が正解!(松田卓也「間違いだらけの物理学」より)
とは言いつつ、実際の潮汐には、月の引力と遠心力の他に、太陽の引力コリオリ力、自転軸の傾き、楕円軌道、地形、海流、海水密度なども影響してて2枚の絵のように、月の南中と満潮の位相はズレているのが一般的(谷村省吾「きちんと理解するのは意外に難しい潮汐力」)
この本の中でも潮汐の話が出てきて、1922年発表の「ホワイトヘッド理論」は「一般相対論」と並ぶ非常に有力な重力理論で「アインシュタインの脇腹に刺さったとげ」と称されたが、潮汐が遠方の銀河との遠隔作用によって引き起こされることになり、その場合には、24時間に一回しか起こらないことが分かって50年の生涯を終えて脱落とげが寝首を搔かれた瞬間だ
バスで徳島駅にやって来た徳島市は、天正年間に蜂須賀家政が阿波に入国し、城郭を築いたのが始まりで、蜂須賀14代の治世のもと、阿波の政治・経済の中心として栄えた幕末には藍産業の発展により人口が全国10位に入る城下町となった現在の人口は25万人で全国88位
眉山は、徳島市のシンボル的存在の標高290mの山どの方向から眺めても眉の姿に見えることからその名がついたロープウェイで山頂とつながってて、阿波おどり会館横の駅から登る徳島市阿波踊りはこの方向の複数の演舞場で、今年も南海地震臨時情報に負けず予定通り開催「通常の生活を」と言ってるのに、食料買い占め、旅行を控える過剰反応、何とかならないか
徳島線の普通電車で阿波池田方面に向かいます通称は「よしの川ブルーライン」徳島~阿波池田は特急「剣山」で1時間15分この普通電車で2時間弱途中で観光列車「藍よしのがわトロッコ」とすれ違う下り限定「阿波尾鶏(あわおどり)トロッコ駅弁」食べてみたい
「学(がく)駅」通過JR四国は、年始この駅の入場券を「合格祈願きっぷ」として発売右端の入場券を表す「入」と発行駅の「学」が縦に並んで「入学」と読め、さらに入場券5枚で「5入学(ごにゅうがく)」となることから、受験生には大変縁起が良い切符だJR四国では、お守り袋をセットにして、当駅および東京・大阪の書店で¥950で発売この商売上手
車窓から「四国三郎」吉野川遠くには阿讃山脈が見えて、越えた所が前週行った高松空港吉野川は、総延長194キロで全国で13番目に長く、川幅は荒川に次いで全国で二番目に広い日本三大暴れ川の一つで「坂東太郎」利根川と「筑紫次郎」筑後川の弟で「四国三郎」吉野川治水事業の一方で、四県での水の争奪も続いてて四県の仲に影響を与えてるかもしれない
阿波池田駅に到着古くから三好郡の政治経済の中心、四国内の交通の要衝として発展した1935(昭和10)年に、土讃線が全線開通して、乗換駅・宿場町としての全盛期は終わったが現在も大歩危・祖谷に向かう観光客、とりわけインバウンド客を宿泊させる宿はいくつか残る
蔦監督は「腕力があれば芯を外しても飛距離が伸びる」金属バットの特性を生かして、ウエイトトレーニングで部員の上半身を鍛え上げ緻密なプレーはせず、とにかく打ちまくる強打の「やまびこ打線」を生み出し、1982年夏の甲子園で、畠山・水野を擁して6戦85安打という当時の大会新記録で優勝1983年春も優勝して夏の甲子園では「夏春夏3連覇」が期待されたが、一年生の桑田・清原のKKコンビを擁するPL学園(優勝校)に準決勝で0-7で完封負け
そり立つ崖の上に学校が建っていて、その下に池田の町が広がってるこの台地の北を吉野川が流れているので、この上ない違和感を感じて国土地理院HPの陰影起伏図でこの周辺を見ると
なんと池田町の市街地の北には世界第一級の断層である中央構造線が走っててその断層崖の上に池田高校と池田中学校と池田小学校と国道32号線があって、その北側を吉野川が流れてる今、さわやかイレブンのことを思いながら登った階段が中央構造線だったんだもともと吉野川はここから北に流れてたのが100~200万年前にカックンと東に流れを変え、山が崩れて、川が堰き止められ、池田町の四角い窪み地帯が出来上がったこんな壮大なドラマがあったとは
三好市立池田中学校は2009年に池田第一中学校と合併して設立生徒数は各学年80-90人で合計256人その運動場を見ながら何気に進んでると、何かスローガンが貼られてるよく見ると