徳島阿波おどりジョギング初日は、鳴門の渦潮を見て、徳島線で
阿波池田駅に移動し一泊
泊まった宿はＪＲ四国が展開する簡易宿泊所で2018年開業の 4S STAY 阿波池田駅前
お寿司屋さんを改築した宿で、一階はカフェ＆雑貨 heso salon
２階の和室でゆったり眠れました
翌朝「ゆうべはおたのしみでしたね
」と言われることなく、ＨＰ満タンで宿を出発します
阿波池田駅7:06発の特急しまんと１号に乗ってまずは目的地に向かいます
今後、土讃線を走破するのにキーになる電車だ
高松6:04発で高知8:18着、宿毛に10:37にたどり着ける四万十川ジョギング、足摺岬ジョギング、土佐清水「歌姫」ジョギング、ネタはいろいろある
大歩危駅に着くと、祖谷のかずら橋の模型だ
恥ずかしながら、かずら橋は大歩危近くの吉野川にかかってて、ここに来ればかずら橋を渡れると、このジョギング計画する直前まで思ってた
実際は、ここから橋まで険しい道を10キロ、往復4時間かかるので、次回の目玉企画にしよう
歩危マート（ボケマート）の名物は「ぼけあげ」
横幅30センチを超える油揚げで上に大根おろしをたっぷり乗せて、地元の柚子酢、唐辛子、醤油などお好みでどうぞ妖怪を好み、地場産を「じ～ば～さん」と言うボケ満載の風土は、平家の落人の里を隠すカモフラージュなのか
大歩危橋から吉野川上流
この川を５キロ弱遡ると、土佐の国高知県高知駅までは60キロ
紀貫之が国司の任期を終え帰京する「土佐日記の道」は室戸岬経由
坂本龍馬の「脱藩の道」は高知から北西へ松山に抜ける道
この吉野川沿いの四国山地を縦断する道は、明治に入り、香川県議の大久保諶之丞が私財を投じ起工
大歩危・小歩危に初めて道路が通され、８年の難工事で完成彼は香川用水・瀬戸大橋も提唱
議会演説中に倒れ、この道の完成は見れなかった
大歩危峡まんなかから遊覧船による舟下りが出来る頭上には沢山のこいのぼりが舞って
猛暑の日には
自然を活用した最高のアトラクションだ大人1500円で所要時間は往復30分
激流と激流の間の比較的緩流の部分が遊覧船ルートなんだ
激流ではラフティングも出来る大歩危峡の両岸の岩は1～2億年前にプレートの沈み込みによる圧力と熱で造られた結晶片岩
礫を含んだ礫質片岩は珍しく徳島県天然記念物に、2014年には国の天然記念物に指定された
赤川橋の山林王赤川庄八翁像の横に、四国妖怪Festival出演中だった妖怪コスプレの皆さん1970年代、90年代ほどの強烈なオカルトブームではないけど、人間の「怖いもの見たさ
」は根源的なものなので、いつの世も怖い話は根強い人気だ背筋「近畿地方のある場所について」って、いやいや、ビビりなので、こういう本はちょっと苦手で
でもちょっと読んでみたい
小歩危峡も風光明媚で脇を走っていてホント気持ちが良い俗説では、大歩危が「大股で歩くと危ない」の略なのに対して、小歩危は「小股で歩いても危ない」何となく古語の崖を表す「ハケ・ホキ」に関係がありそうな気がする例えば東京の荒川区には峡田（ハケタ）小学校とかあるし、ハケ→バケ→ボケと五段活用的な転訛がこの地で行われたのではないだろうか
小歩危峡の渓谷を下りながらシャッター押しまくります
編集する段になって選ぶのが大変1995年から米MTVで放送されて留学中よく見てたデートゲームショーSingled outは、50人から１人の恋人を選んでたけど同じように多くの写真から１枚だけ選ぶのはホント難しい
日本最大級の激流と言われるだけあって
緩流と激流のゾーンが交互に出現します
流れに揺らぎが生じると、速い部分で岩盤が削られ
さらに速くなって、揺らぎが激流へと成長する
百人一首「瀬を早み岩にせかるる滝川の」は讃岐に流され怨霊になったと言われる崇徳院の歌全国の競技かるたを愛好する高校生が一番好きな和歌一字決まりだしね
むすめふさほせ
阿波川口駅では「たぬき駅長」が訪れるお客様をもてなしてくれます2019年まで30年間委託で切符を売り「駅長さん」と親しまれた藤本さんを偲んで造られたのが、この「たぬき駅長」やましろ狸まつりで、参加者は無料で可愛いたぬきに化けられる「狸メイク」が楽しめる
商店街を走り過ぎると、何か落ち着くいい香りと思ったら、製材所
ヒノキにはα－ピネンという物質が含まれていて、気分を落ち着かせたり、抗菌効果が備わってる森林浴が心地よいのは、こういう化学成分による効果だったんだお風呂を檜風呂にリフォームしたくなった
青い祖谷口橋と赤い川崎橋、その下を流れる祖谷渓を遡って行くと平家落人の里祖谷大歩危駅までは行っているので、そこを拠点として走り始めて、祖谷のかずら橋を渡りこの渓谷を降りて戻って来るのがいいかもしれない合計30キロのなかなかアップダウンは激しいけど涼しそうな猛暑日
にうってつけのジョギングコースではある来年の夏に企画することにしよう
この辺りまで来ると川幅はかなり広くなって、橋の長さは230mただ段丘の崖を見ると、相当高い位置まで水が来ることがあるらしく、背の低い草しか生えていない上流の早明浦ダムが貯水率100％で耐え切れず緊急放流する時とかスゴそうだでもよい子は見に来ちゃダメです
かなり暑くなってきたので三縄駅の待合室で
スポーツドリンク飲みながら一休み掲示物で目に付いた県教育委員会発行の、心にひびくとっておきのエピソード「ガラクタは、宝物」おばあちゃんはいつも「家がせまいせまい」と言っています。なぜかと言うとお母さん達のランドセルや作品など小さいころの思い出がいっぱいあるからです。お母さんはおばあちゃんに「そんなガラクタ早くすててしまい」と言います…津田小学校の一新勝矢君、素晴らしいです
池田大橋まで来ると、池田ダムで堰き止められた池田湖奥に見える徳島自動車道の池田へそっこ大橋の下にはHessokko水あそびパーク
サップ、カヌー、ラフティングなどが楽しめる確かにここ池田は四国の４つの県をつなぐ交通の要衝四国のへそと呼ぶにふさわしい地点
池田ダムは1975年に完成した吉野川総合開発計画の要洪水調節、低水流量の調整、吉野川北岸用水・香川用水に必要な取水位の確保、発電を行なってますこのあいだの迷走台風10号は8/31未明に時速10キロでここの上空を通過
早明浦ダムの貯水率は一気に100%になり
それまで行われていた香川用水の取水制限は全面解除「百害あって一利はあった」って感じか
スタートポイントの heso salonに戻って来て、辛口大盛りカツカレー
とクラフトビールのKAMIKATZ IPA
を頂きました徳島県中部の四国で最も人口が少ない上勝町の RISE&WIN の Breweryで造られてて、赤羽橋近くに地ビールレストラン今度行ってみることにしよう
帰りは剣山８号で徳島駅まで阿波池田駅を14:30に出て徳島駅15:51着行きの各停が2時間かかったのに比べれば、快適な列車旅でしたただ距離的には阿波池田駅からだと、どう見ても高松空港の方が近そうだ次の祖谷のかずら橋ジョギングは高松空港から来ることにしよう
吉野川大橋で吉野川を渡ります橋の長さは1137ｍ荒川に次ぎ日本で２番目に広い川幅だあの大歩危・小歩危の激しくも清々しい流れがここまで育つとはと感心しながら、徳島空港に向かいます
徳島も個性的でとても面白い県でしたまたいろいろな所に走りに来たいです
というわけで、中国四国未踏破県ジョギング３部作をついに完結させ中国四国地方の土地勘も出来てきて、東京から高知まで徒歩でつなぐルートが見えてきたと喜ぶきむきむなのであったこれで残る未踏破県は奈良県のみだ🦌美味しいものは最後に残して、次の目的地はあそこだ