受験生のスマホ依存が百均のアイテムで治る?心療内科医が教える脳の裏技!【受験専門の心療内科】
このように枕元にスマホを置いておくと、二重三重に受験には不利になるように脳の働きが変化していくということです。
こうした「睡眠サンドイッチ効果」を起きなくするため、志望校に合格したかったら、今すぐ目覚まし時計を買うということが必要です。
スマホは出来る限りベッドから遠い場所に置いておくということを強くお勧めします。
さらに、夜寝る前の2時間は、決してスマホを見ないこと。
また、朝起きてから朝食を食べ終わるまでの間も、決してスマホを見てはいけません。
本当は、もっと長い時間、スマホを見ない時間を作りたいところではありますが、スマホを見る生活に順応している今の若い世代に対して、無理なことを言って、実践できなければ意味がないですね。
ただし、寝る直前の2時間と朝起きてから朝食を食べ終わるまでの時間は、特に脳に悪影響を与える程度が大きいのです。
だから、この時間帯だけでも、スマホを見ないということについては、必ず死守したいところです。
ただし、こうした対処ですむのは、「スマホ依存」や「スマホ脳」が軽症の場合のみです。
重症の場合には、軽症の場合には見られない、もっと劇的に点数を奪う怖い落とし穴があるんです。
受験生を専門に扱う私の心療内科クリニックには、受験シーズンが近づいてくると、「スマホ脳」のために成績が劇的に低下してしまった受験生が多く訪れています。
脳の検査をすると、「スマホうつ病」が隠れているケースが、多数、見られますた。
イライラしやすい、暴言が出るなど、感情のコントロールが出来なくなっているのが特徴です。
詳しくは、私のクリニックのホームページのうち、「スマホうつ病・スマホ依存症(Smartphone addiction)」のページをぜひ、ご一読ください。
冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。
心当たりのある方は、必ず、ホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/スマホうつ病・スマホ依存症(Smartphone addiction)/
このページの要点は?
✓ スマホ依存(Smartphone addiction)の受験生は、95%の方が脳の働きの不調も同時に抱えています!
✓ スマホ依存と脳の働きの不調は、それぞれが原因と結果となり、悪循環を起こすことで受験生活は泥沼化します!
✓ 最も怖いのがスマホうつ病(Smartphone depression)に移行することです。その代表的な症状である「9項目」を掲載していますので、セルフチェックをしてください!
✓ 親や先生が精神論を振りかざすと、子どものスマホ依存は逆に悪化してしまうので危険です!
✓ 最先端の「スマホうつ病」に対する専門の治療プログラムで、早期の脱却と志望校への合格が期待できます。
長時間、スマートフォンを使ってしまう「スマートホン依存症(Smartphone addiction)」が、若い世代を中心に激増しています。
見逃してはいけないのは、単に時間を無駄遣いしてしまうだけでなく、脳機能やメンタル面の不調を悪化させている場合が極めて多いということです。
スマホ依存の陰に脳の働きに関わるストレス性の不調が潜んでいないか、必ず、しっかりチェックしていただきたいのです。
このページでご紹介する9項目のセルフチェックを、必ず、行ってください!
「スマホうつ病・スマホ依存症(Smartphone addiction)」
吉田たかよし院長のおすすめ記事
受験生の燃え尽き症候群!自分で治す方法とは?【心療内科】
⇒ 「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」はこちらから!
受験生の燃え尽き症候群!自分で治す方法とは?
今日のテーマは、入試のシーズンが終わりを迎える今の時期にとても増加する受験生の燃え尽き症候群を、ちょっとしたことを心がけるだけでご自分で治せる方法についてのご紹介です。
浪人生が1学期を無駄にする受験・燃え尽き症候群!
受験・燃え尽き症候群は入試の合格した人や、これから本格的な受験勉強に突入していく高校1年生や2年生にも増えているのですが、何といっても多いのが、今年の受験に失敗し、浪人生になった人です。
3月は、これまでの受験勉強の疲れを癒やすために少し勉強を休むというのは悪くない選択ですが、新年度を迎えた4月になったら、受験勉強のギアを一気に上げる必要があります。
にも関わらず、いつまでも無気力のままで、勉強が手につかなくない状態がズルズルと続いてしまう人が急増しているのです。
実は、そのうちのかなりが、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)なのです。
放置していると、1学期を丸々無駄にしてしまい、来年の入試も失敗してしまいます。
オリンピックで注目を集めた燃え尽き症候群!
燃え尽き症候群というと、真っ先に思い浮かべるのがオリンピックだという人が多いのではないでしょうか。
オリンピックに出場した選手が、その後、重度の無気力になるというケースが相次ぎ、燃え尽き症候群が世間の人に知られるようになりました。
試合に勝つために徹底的に努力したことによる脳疲労と、新たな目標を見いだせなくなった心理的要因が化学反応を起こして、脳内で意欲がわかなくなってしまうのです。
ただし、これはスポーツ選手に限ったことでなく、受験生についても、入試に落ちてしまった人はもちろん、受かった人でさえ、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)になってしまう場合が少なくないのです。
5月病は東大生の燃え尽き症候群だった!
実は、5月病も、もともとは東大生の燃え尽き症候群だったことがわかっています。
5月病というと、現在では、新社会人や学校の新入生の適応障害を指す場合が多いですね。
でも、この言葉のルーツをたどると、もともとは、50年ほど前、東大に合格した学生が5月に登校できなくなる奇病として5月病という名前が付いたのです。
もちろん、その中には、一部、適応障害も含まれていたようですが、当時の記録を最新のメンタル医学の診断基準に当てはめると、燃え尽き症候群が中心だったことがわかります。
つまり、当時から受験勉強によって燃え尽き症候群になる人が多かったということです。
コロナが加速した受験燃え尽き症候群!
では、なぜ、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)になってしまう受験生が増加しているのでしょうか?
もちろん、コロナ感染の影響で我慢を強いられる不自然なライフスタイルが続いた影響は、間違いなくあるでしょう。
受験燃え尽き症候群も、増加している「コロナうつ」の一つでもあるわけです。
ただし、受験燃え尽き症候群の増加は、コロナの感染拡大よりはるかに以前から起きていました。
私が院長を務めている受験生専門の心療内科で診療している経験でいうと、10年ほど前から増加していることを感じていました。
増加している本質的な原因は、別にあると考えるべきです。
スマホとゲームの脳への刺激で受験燃え尽き症候群に!
受診した受験生を問診すると、燃え尽き症候群になった方は、ほぼ例外なく、スマホやゲームへの依存が見られます。
スマホもゲームも、脳に強力な刺激を送り、快感ホルモンのドーパミンを大量に分泌させます。
その結果、脳は努力しなくても、楽しい感覚を得ることができるのです。
一方、現実の受験の世界はシビアで、同じ水準の快感を得ることは、たやすくありません。
その結果、心をワクワクさせて気分を引っ張り上げてくれる目標を見いだせなくなって、その結果、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)に陥るわけです。
中学生にまで広がる受験燃え尽き症候群の若年化!
また、最近では、受験燃え尽き症候群の若年化が進んでいます。
10年前なら、受験燃え尽き症候群は大学受験に失敗した浪人生が発症する場合が大半でした。
ところが現在では、それ以外でも、中学受験が終わった中学1年生や2年生、あるいは高校受験が終わった高校一年生も、この時期、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)になる人が増加傾向にあります。
こちらは脳が発達段階にありますので、特にメンタル医学に基づく適切な対策が必要です。
では、具体的には、対策はどうしたらいいのか?
対策:心がワクワクする実現可能な目標を見つける!
対策①:実現可能な範囲で心がワクワクするような将来の目標を見つける。
こちらは、私が教育顧問を務めている浜学園グループで開催していただいた受験生とその保護者向けの講演会で使用した画面です。
たとえ入学したのが偏差値の低い大学でも、そこで腐らずに努力して大学院で一流の業績を残せば、専門職や研究職では一流になれます。
また、こちらも講演会で使用した画面の再利用で恐縮ですが、中学受験を終えて受験・燃え尽き症候群になった方は、こいうのも心を回復させる目標になります。
灘中や筑駒に入学して6年間怠けた人より、普通の中高でも6年間努力した人のほうが東大の合格率が高いのは当然です。
この他にも、実現可能で心がワクワクする目標は、工夫次第でいっぱい見つかります。
おすすめは、目標ノートを作って、夢を見つけるとともに、見つかった夢に向かってモチベーションを維持することです。
他にもまだまだある「受験・燃え尽き症候群」の対策!
また、以下の方法も受験・燃え尽き症候群の対策に有効です。
・5分間、計算ドリルと解いて、脳のウォーミングアップをしてから、勉強に取り掛かる!
・10分に一回くらいのペースで、右手に思いっきり力を入れる!
とても危険な「ディパーソナライゼーション」とは?
ただし、こうしたご自分でできる対策だけでは解決できない場合もあり、受験生のご家族にチェックしていただきたいポイントがあります。
それは、受験生に勉強するよう注意すると、「うるさい!」と冷たく怒鳴りつけるような反応が返ってこないかということです。
これは、メンタル医学で、「ディパーソナライゼーション(Depersonalization:冷淡な態度)」と呼ばれ、受験・燃え尽き症候群に関して、重要な症状です。
優しかった我が子が、急に心が凍りついたように冷淡になった場合は、脳に重大な変調が起こっている可能性があります。
この場合も含め、受験生自身も保護者の方も、取り返しのつかない心の崩壊を防ぐために、ぜひ、以下の解説文もご一読いただければと思います。
https://www.akamon-clinic.com/受験の燃え尽き症候群/
受験・燃え尽き症候群
Examination burn-out syndrome
このページの要点は?
✓ 燃え尽き症候群とは、アメリカの精神科医、ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)が提唱したもので、一種の心因性うつ病とも捉えられえています。
✓ 頑張って受けた模擬テストの後に、勉強へのヤル気が急にわかなくなってしまった場合、「受験燃え尽き症候群」の危険性があります。
✓ 脳内で、受験勉強を頑張ろうという意欲の枯渇や消耗(Emotional Exhaustion)が急激に起きるのが特徴です!
✓ 受験生が親へ暴言を吐くようになる場合も多く、これはメンタル医学で「冷淡な態度(Depersonalization)」と呼ばれる重要な兆候です。元気があり余っていると誤解する親も多いのですが、「受験燃え尽き症候群」のSOSサインの可能性があります。
✓ 受験に特化した光トポグラフィー検査などを受けることによって脳機能の状態を詳しく調べ、脳の不調をピンポイントで治すことで、早期の回復と志望校への合格が可能になります。
ポイント!
急激なやる気の低下は「受験燃え尽き症候群」かもしれません!
それまで、真面目にコツコツと勉強してきたのに、ある日を境に、急にヤル気がわかなくなってしまう・・・。
気がついたら、受験勉強は進んでいらず、一日じゅう、スマホばかり見ていた・・・。
そんな異変が起きたら、受験ストレスによる「受験・燃え尽き症候群(Exam burn-out syndrome)」の可能性があります!
早期に脳機能に何が起こっているのか正しく理解し、適切な対処を施すことが必要です。
これを怠ると、合格を勝ち取れないだけでなく、本格的な「受験うつ」に移行し、志望校への合格は絶望的になってしまいます。
さらに、意欲はいつまでたっても回復せず、成人後も仕事につかずに引きこもりになるなど、将来に禍根を残すことにもなってしまうのです。
大切なのは、「気合で頑張る・・・」、「気の持ちようで勉強を再開させる・・・」といった精神論では解決しないということです。
逆に「受験ストレス」による脳への悪影響が激しくなり、燃え尽き症候群の症状が悪化してしまうことになりかねません。
受験生の脳に特有のストレスの性質をよく理解し、それに合致した適切な対処が必要です。
吉田たかよし院長のおすすめ記事
不登校の原因はハイコンテクスト?心療内科医が教える登校への秘策!
私のクリニックの具体例でいうと、最もハイコンテクストなコミュニケーションが求められる昼休みは、教室で過ごすのではなく、学校に依頼し、個室を用意していただくことです。
私自身の経験では、主治医意見書を学校長宛に提出することで、今まで、個室の用意を断られたことは一度もありません。
また、体育や化学実験など、科目の特性でハイコンテクストなコミュニケーションが求められるケースも多く、こちらも学校側と協議し、自習やレポートに振り替えていただきましょう。
このように、学校生活の中から、ハイコンテクストな人間関係やコミュニケーションを徹底的にあぶり出して排除すれば、登校へのメンタル面の負担は大幅に軽減できます。
実際、こうしたハイコンテクスト不登校に対するきめ細かな対策で不登校を克服し、それが自信となって成績が急上昇したことによって、あきらめかけていた医学部への合格を実現されたかたも出ています。
ただし、その前提として、脳の機能自体を登校できる状態に改善しておくということが絶対条件です。
だからこそ、磁気のパルスを当てて脳の活動を改善させるなど、脳医学とメンタル医学の専門の治療も必要となるわけです。
そこで、私のクリニックでは、不登校から回復できる心療内科プログラムに力を入れています。
これにより、前述の方も含め、不登校を脱却に成功し、医学部に合格された方も多く出ています。
具体的に不登校をどうやって治療していくのか、クリニックのホームページで解説しています。
その冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。
不登校になった方、ご家族の方は、ぜひホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/不登校/
このページの要点は?
✓ 不登校( School Refusal )の本当の原因は、うつ症状である場合が多いので注意してください。
✓ うつ症状を治療することで、苦痛なく前向きな気分で通学が可能になります!
✓ 特に医師・歯科医師になるには、面接をクリアーするため、不登校からの早期脱却が不可欠です!
✓ 退学や通信制高校に転校した人も、うつ症状さえ治せば、再びエリートの人生に返り咲くことができる秘策があります!
✓ 不登校回復プログラム(Medical Program for School Refusal)とは、磁気刺激治療とカウンセリングの組み合わせで、不登校からの早期解決が可能になります!
不登校(School Refusal)の原因はさまざまですが、その背景には、うつ病などメンタル面の不調が隠れている場合が少なくありません。
弊院では、不登校で退学を余儀なくされた生徒が多い通信制高校と連携し、生徒さんの問診と親御様への聞き取り調査を行いました。
そのデータを分析すると、うつ症状なのに本人も親もそれに気づかず、対応が後手後手に回ってしまっているケースがとても多いことが明らかになりました。
逆に言えば、うつ症状され取り除けば、再びエリートに返り咲き、医学部合格も視野に入ってくるということです。
吉田たかよし院長のおすすめ記事
受験生の不眠が誤った常識で悪化する理由は?【受験の心療内科】
受験ストレス不眠(Exam stress Insomnia)とは?
本格的な受験勉強に、長期間、頑張って取り組んでいると、やがて、勉強のストレスと脳の疲労が蓄積してきます。
その影響で、多くの受験生が、夜がふけても、なかなか眠れなくなるのです。
これが、受験勉強のストレスで不眠になる「受験ストレス不眠(Exam stress Insomnia)」です。
これは、中高年の大人に多い不眠とは、脳内で生じる発症のメカニズムが根本的に異なります。
このことを理解しておかないと、良かれと思って行っていた不眠の対策が、逆効果となってしまうので注意してください。
受験ストレス不眠が増加している理由とは?
このタイプの不眠は、今、特に増加傾向にあるので注意が必要です。
もともと、受験生の脳は、日々、プレッシャーを受け続けているので、ストレスによるダメージを受けやすいのです。
それに加え、コロナ感染など何かと我慢を強いられるライフスタイルが続いた影響が今も脳に残り、さらに増加しているわけです。
これは、合格を勝ち取る上で、とっても危険な障壁になっています。
合格には睡眠による脳のリフレッシュを!
受験生にとって、脳を効果的にリフレッシュさせる睡眠が取れるかどうかは、合格を勝ち取る上で生命線です。
受験勉強を行うのも脳!
試験会場で問題を解くのも脳!
だから、その機能をリフレッシュさせる睡眠が大事なのは、受験にとって当然のことです。
実際、クリニックで、日々、受験生の脳機能の分析を行っていて、睡眠の質の低下で脳が働きにくくなっているケースはとても多いのです。
受験に落ちる医者のアドバイスとは?
そのような中、特に注意して頂きたいのが、我々医者がテレビやラジオで、「睡眠は、こういうふうに、とりましょう!」とアドバイスしていることを鵜呑みにして、逆に受験生の脳がダメになってしまうことです。
その中でも最大の問題が、「眠れないときには無理に寝ようとはせず、眠くなってから床につきましょう!」というアドバイスです。
これは、我々医者にとって、睡眠医学では定番となっているアドバイスです。
テレビやラジオで質問を受けたら、医者はそういう答えをすることが多いので、聞いたことがある人が多いと思います。
私だって、何度かそういうことをテレビやラジオで話した経験があります。
高齢者の不眠対策で受験生が落ちる!
これは、テレビの視聴者が多い高齢者などへの一般論としては、医学的に正しいアドバイスです。
高齢者の場合は、全身の代謝が低下してそもそも必要な睡眠量が少なくなっています。
また、脳の松果体が分泌できる睡眠ホルモンのメラトニンの量も低下しているため、無理して眠ろうとしないということが、長い目で見ると適切な対処だといえるのです。
しかし、受験生がそのアドバイスを鵜呑みにして実践してしまうと、入試に落ちる要因となってしまいます。
どうしてなのか?
若い受験生の脳と、リタイアした高齢者の脳は、そもそも機能が大きく異なります。
若くて元気な受験生の脳は、眠くなければ眠らなくて良いと指導すると、いくらでも夜更かしをしてしまいます。
さらに、受験生と高齢者では、置かれている社会的環境が根本的に違います。
受験生が昼夜逆転してしまったら、脳は体内時計が壊れてしまって、コツコツと受験勉強を行うということができなくなってしまいます。
へたをすると、それで受験うつに一直線です。
だから、高齢者と受験生とでは、医学的に正しい対処が異なるのは当然なのです。
受験ストレス不眠の対策とは?
では、受験生の場合は、どうしたらいいのか?
ぜひ、以下の解説をご一読ください!
こちらは、本郷赤門前クリニックの「受験ストレス不眠(Exam stress Insomnia)」のページの一部ですが、受験生にはとても役立つ情報だと思います。
受験生にとって危険な不眠の対処法
☓ 眠れないときには無理に寝ようとはせず、眠くなってから床につく!
☓ 睡眠はこうあるべきだという考えは捨てる!
☓ 眠れなくても、緊張したら眠れなくなるものだと受け入れる!
⇒ 不合格になる危険な常識!
これらは、一般論としては正しいです。
しかし、受験生の方に限れば、こうした方法を鵜呑みにするのはとても危険です。
なぜなら、不眠は治るかもしれませんが、それによって大切な受験で失敗してしまうからです。
不眠対策の常識が、志望校への不合格を導くという落とし穴をもつことを、ぜひ、認識しておいてください。
必要な睡眠時間には個人差があり、特に年齢によって大きく変動します。
ですから、決まった時刻に眠り、睡眠時間をしっかり確保しなければならないと決めつける必要はない・・・というアドバイスです。
よく言われているので、あなたも何度か耳にしたはずです。
しかし、受験生に限れば、このアドバイスはとっても危険なのです。
なぜなら、日中に勉強したことは、眠っている間に長期記憶に変換されるためです。
睡眠時間を十分に確保しなければ、苦労して勉強したことが無駄になってしまいます。
また、脳は、1日24時間のサーカディアンリズムによって機能しています。
このリズムを壊してしまうと、問題を解くための能力が大幅に低下してしまします。
さらに受験生に知っていただきたいのは、そもそも、このアドバイスは、高齢者に向けたものだということです。
年をとると、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が低下するため、そもそも生理的に睡眠の量が低下するのは当然のことです。
さらに、老後に悠々自適の年金生活を送っている場合、記憶力が低下してもそれほど困ることはありません。
だから、高齢者に向けたアドバイスとしては適切なのですが、受験生は事情が異なります。
吉田たかよし院長のおすすめ記事