アレクサンダーテクニ―クという芸術(21)
「装飾音」から見る「大事なことを表現すること」
ATの実践から見る演奏家の世界
このブログでは、
「大事なことを表現する」為に、
【装飾音は飾り!】
前回、ソナタ形式についてのブログでも書きましたが、
ありのままに表現するというのは、実践には、
これを具体的に音に現す時、装飾音があることで「大事な音」
英語では、grace note(優美な、飾り付ける音)(単音を表すことが多い)と、
Ornament (装飾品、飾り、置物)(複数音を表すことが多い)。
ただ、実際に表現するにあたって、
装飾が長々としゃしゃり出て、「大事なもの」が影に隠れている(
装飾が短くサラッと妨げることで「大事なもの」が見えてくる(
キラキラと装飾と「大事なもの」が行き来する(Trill、
「大事なもの」前に上下に動いたり(Turn)、
また、音の大きさ、強調度が
装飾が段々と重要度が少なくなり「大事なもの」
装飾がスポットライトを「大事なもの」
「大事なもの」のあるべき所の前に、
「大事なもの」があるべき所に装飾があったり
など、色んな方法で「大事なもの」が現れます。
【装飾音に重い役割を担わせない】
装飾音は、「大事なもの」
その役割が上手くハマっていることが大事なわけです。
演奏する時に、ついつい、
音符として書かれている音は間違いなく出ているのだけれど、
装飾になっていない。
という本末転倒、結果を求めてプロセスがなくなる現象(
そこで、頭を働かせて、音のバランスを考えたり、
本来、音楽がどう動くかという観点が、
演奏家自身が心の底から納得して音楽を表現することにはなかなか
「どういう風に聞こえるか?」(見映え、聴き映え)を重視して、
意図的に装飾音を小さく演奏することに注意が向いて、
いわゆる技術を付ける経験はついてテクニシャン(技巧家)
音楽を自分自身から表現することにはならないことになってしまう
【新たな世界の体験】
だから、クラシック音楽の場合、
「どうやったら効果的に音を表現できるか?」
って言うマインドが強くなりがちなんですが、
本来、作曲家が見た世界。
そこに自分の身を置いて、
「自分が音楽に使われている!」
自分の身を、心も身体も総動員して音楽の流れに任せる。
音楽によって「自己の使われ方」を体験する。
こう言う作業が、自分を変化させ、
自分にとって「大事なもの」が浮かび上がっていく。
音楽活動とは、自分の成長と共にある姿なのです。
【経験値に価値を置かない】
この問題は、楽器や歌の初心者でも、
新しい世界に身を置く。自分を飾らないで、
そうした中で、装飾音の位置付けも自ずと決まってくるのです。
テクニックや上手く(「上手い」
自分から始まるプロセスに身を置くこと、
自分の内面に潜む様々なものが外の世界と交流する。
これは、その人なりに、誰とも比べることができない「
それは、「演奏する準備がどれだけできているか?」
今、ここにいる自分がスポットライトにさらされ、
恥ずかしがらずに、虚勢を張るでもなく、
全身全霊で「自分が使われる」ことに身を任すことなのです。
具体的にものを表現したり、
装飾品も伴います。
肩書き、スキルだけでなく、マナーや気品ある態度、
これを、装飾すれば良いとするのか?
それとも、
自分のありのままを大事に表現するにあたり、装飾を施すのか?
自分のありのままを生きる選択がここにあります。
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