アレクサンダーテクニークに対する誤解を解く!(13)
頭が前に上に(allow the head to go forward and up)って何?
〜東京アレクサンダーセンター(TAC)
今回は、「ダイレクション」についてのお話です。
【ATのダイレクションって何?】
アレクサンダーテクニーク(AT)の目的は、「本当の自分」(
意識(頭)が独り歩きせず、
身体が現実に即して機能することであり(more reliable sensory perception)
瞬間瞬間、現実をありのままに捉えることであり(means whereby)
「自分」という生命体がひとまとまりになることであり(
「自分」の機能を総合的に使いながら答えを出すことであり(
「自分」という存在に方向性がある(direction)
ことです。
この方向性(direction)をもたらすために、意識(頭)
Order(指針を与える)とか、
To give directions (方向性を与える)という言い方をします。
具体的には、
1. To let the neck free, (首が自由になり)
2. To allow the head to go forward and up,(頭が前に、上に向かい)
3. To allow the back to lengthen and widen,(背中が伸びて広がり)
4. To allow the knees(and elbows) to be away from the back (膝や肘が背中からリリースされる)
何のこっちゃ?と思う人もいるかもしれないけど、
人間が機能し始める、心と身体が統合するプロセスが、
首を中心に見ると、「自分」が一つになるに従い、
「描写」なので、レッスンなどで、「言葉」「意識」「
まずは、ATの学習の道筋として、
【To allow the head to go forward and up(頭が前に、上に向かい)って何?】
身体が広がっていくの描写はなんとなくわかるとは思いますが、
多くの人にとって、2番目の「頭」が「前に、上に」
頭が身体の上にバランスを持って浮かんでいる状態になると、
このバランスポイントが、
後部に筋肉がついていて(後頭下筋群)、
これらの筋肉の特徴は、
姿勢を保つ筋肉(姿勢筋)であり、身体の深い部分(深層)
しかも、脊椎の後側にしかない(前側にはない)ので、
頭が脊椎から前方にバランス移動(unlock)するには、
これは、人類の進化の過程を見ると説明できます。
ミミズの頃から、四つ足動物(爬虫類から哺乳類)になって、
後方に持っていく力は、筋肉を発達させて、
前方にもっていく力は、重力に頼ってきたわけです。
類人猿に進化して、頭(特に前頭葉)が大きくなり始めると、
現代人はもはや頭のバランスコントロールより、
肩こりや頭痛も多くなったのでしょう。
(赤ちゃんも生後3ヶ月経つと首が座る様になりますね。悪い言い方すれば、頭でっかちな人間の仲間入りするということになります!)
もちろん、頭自体のバランスを取るために、
目、鼻、口などが前頭葉に圧迫(退化)されながらも、
(例えば、CTスキャンで脳の輪切りの基準線、OMライン(
ですので、本来の頭のバランスを取り戻すには、
だから、「頭が前に、上に向かう」と言うのは、
身体の内部(頭骸骨と脊椎)のバランスが、
【To allow the head to go forward and up(頭が前に、上に向かい)が、意味するもの】
本来のバランスのとれた頭の状態にならないのは、
1. 頭でっかち状態
頭だけが先行して、身体がついていかない状態。例えば、
過集中、過緊張の状態も頭が先行して身体を忘れている状態です。
2. 感覚が妨げられている時
感覚がありのままに入ってこない時、全体性や深さが感じられず、
「木を見て森を見ず」状態。
頭で「感じよう」とする時、「見よう」「聞こう」「
逆に、
無駄な緊張なく、心も安定して、
【ダイレクションをもたらす体験】
このプロセスは、
「首が自由になり、頭が前に上に向かい、、、、、」
というのは、
頭と胴体と手足が一緒になる感覚と共に、
「自分」の機能がまとまりを持って機能し、
自分の変化をモニターし続ける感覚が伴って、
「本当の自分」(Primary Control)
AT教師の中には、
その理由は、このプロセスの学習の際に、
そのくらい、AT教師の在り方、経験が学習を左右し、
AT教師になった人の中でも、
人間の在り方が問われるわけです。
ATの伝統に囚われる必要はありませんが、
ATの伝統の中から、
そうでなければ、自己流のメソッドになってしまいますからね。
セルフフルネス(AT)は、
各々が「自分」という尺度で見えるもの、基準を共有しながら、
東京アレクサンダーセンター(TAC)のレッスン、
お互いにとって良い学習環境を作っていきましょう!
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