男は独り道を行く -107ページ目

男は独り道を行く

誰も旅の途中

14時36分、11番藤井寺に到着。
10番切幡寺ほどではないが、ここも人が多い。

手水で清めようとした。
すると、見たこのとあるリュックを発見。
そう、先達である。
あっという間に追いつくと思っていたが、意外と追いつかなかった。
ま、いつもよりゆっくり歩いていたこともあるけど。
とりあえず荷物を置く場所を探して、荷物を置く。
そして本堂へ。

人が多いから仕方がないんやが、相変わらず線香を端から立てる人の多いこと。
納経所に、先にお詣りをするようにとの看板があるが、
これに似たようなのをローソクや線香の場所に設置してはどうかと思う。
ツアー客なら先達に多少教育されているからマシやが、
柏手を打つ(柏手は神社)ような人たちが知っているわけがないから。
結果、俺はここでも火傷をしてもうた。

延々とお詣りをしていると、知らん間に先達はいなくなった。w
先ほどのボランティアの方も。w
親子は探して挨拶に来てくれた。
翌日はこの横の道から12番焼山寺への道を行く親子。
息子は力強く
「頑張ります!」

今回はここまで。
15時05分、11番藤井寺を後にして鴨島駅を目指す。
が、適当に歩いていたら道を間違えたようだ。w
スマホのGPSがウ●コ過ぎて、わけのわからん場所を現在地としている。
方角さえ合ってればなんとかなるわな。
そう思いながら歩く。
適当に歩いていると声を掛けられた。
その方は旅館吉野に行きたいらしい。
道を聞かれても知らんわいな。
その方はiphoneを持っていた。
俺はiphoneは4か月で売り払ったほどのiphone嫌いやが、GPSの優秀さは認める。
が、その地図の旅館の位置情報が間違っていたようだ。w

その後、適当に歩いて鴨島駅に無事到着。
駅でも地元のオッチャンに話しかけられた。
もうちょっとで、ただでさえ本数の無い電車(汽車?)に乗り遅れるところやった。
この後、車を置いてるところまで行って、車で温泉へ。
そして夜中に帰宅。


ちなみに、今回歩いたルート情報は
henro6to11m

henro6to11k

初日はGPSの電源を入れ忘れた。w
こいつ、スマホではなく、1万円しない程度の安物の専用機。
m-241という、単三電池1本で使える物。
アルカリ電池指定っぽかったが、エネループで使ってみた。
問題なく使えた。
アルカリで12時間かなんかって書いてた気がするが、
エネループでもそれくらいいけそうな感じ。
青葉でスマホと連携できるが、
今回は電池がどの程度持つかわからんかったんで、そうしなかった。

ちな、今回の目標である
「足にマメを作らない」
は達成できず。
酷くはないが。
無意識に所々ペースが上がってしまってたのが原因かと。

(よこ・ω・づな)
挨拶だけして、華麗にスルーしようとした。
が、話しかけられた。
悲しいかな、ワシは大阪人。
反応してまう。
適当にあしらうなんて無理。

この人物、切幡寺の近所の住人で、ボランティアで歩き遍路の手助けをしているらしい。
道に迷ったり、体調不良で歩けなくなる人もたまにいる。
そういう人を助けてくれるボランティアがそれなりに居るのだ。
この方は13年やっており、10番切幡寺から11番藤井寺まで歩いている。
毎日ではないが、必然的に1000往復はしているとのこと。
別に朝から酒を飲んで昼寝でもしていればいい身分。
それでも、何かせなアカンと思ったらしい。
人間、そんな立場になったら道楽三昧になる人の方が多いと思う。
でも、そんなことは動けなくなってからでも出来る。
この方も同じようなことを思っているようだ。
一緒に藤井寺まで歩くことにした。

192号線に出た当たりだったと思う。
見覚えのある人物を発見。
そう、朝に安楽寺で話をした親子だ。
結果的に何となく合流。
一緒にこの地域の歴史的な話などを聞く。
そしてこの親子が翌日に挑む12番焼山寺へ向かう際に登る山が見えた。
すると、
「あの山を4つ(3つやったかな?)超える。」
「でもあれを山と思うから大変。踏み台と思えば楽。」
「段々と踏み台に見えてきたやろ。」
と、結構無茶苦茶なことを言う。w
12番への道のりは遍路転がしと言って、遍路の最初で最大の難関。
ここで限界と思った者は、徳島に戻ってからは二度と歩き遍路をしない。
つまり、ここで最後まで行ける人間かどうかの振いにかける場所。
しかし、この言葉に刺激されたのかどうかは知らんが、息子
「踏み台に見えてきました!」
と言う。w
若いっちゅうことは素晴らしいですな。

背後霊の話とか、色んな話を聞きながら歩いているうちに11番藤井寺に到着。
14時36分。


(よこ・ω・づな)
次は今回の最終地点となる11番藤井寺。
藤井寺までは9.3キロ。
2時間くらいか。

昼食を食べ損ねたため、腹が減って仕方がない。
この先の大きな通りにうどん屋があるのはわかっている。
が、休日なんで普通に人が多いはず。
途中、何もない、
本当に何もない道で止まった。
前日に購入しておいた
“ 薄皮あんぱん ”
を食べる。
誰も歩いてないから出来るような行為。
が、
食べていると、歩き遍路の団体がきた。w
荷物をほとんど持っていないので、恐らくツアーかと。

あんぱんを食べたのでうどん屋はスルーした。
いつもとの違いは、止まって食べたこと。

しばらく歩いたところで自販機発見。
水を購入。
荷物を持ち、立ったまま休憩。
そしたらさっきの団体がついに追い付いてきた。
先に行かせた。
すると、

「あおった感がハンパない」

との声。
確かに。
でも、ほぼ手ぶらと張り合っても無理があるし、
張り合う必要もない。
のんびり行こう。
ほぼ想定通りに進行してるんやし。
そもそも、今回の目標は足にマメをつくらないこと。

が、すぐに吉野川の堤防。
そこで団体さんは色々説明を受けている。
結果的に先に行くことになった。

160319_henro_13

吉野川に架かる潜水橋から。
増水した際にはこの橋は川の中に。
こんな小さな橋やのに、なぜか車の通行OK。
歩いている間に数台横を通過。
結構怖い。
金剛杖をつくわけにもいかんし。

160319_henro_14

橋を渡り終えて振り返ったところ。
団体さんが写りこんでた。w
菜の花?も沢山咲いている。

10番切幡寺から5キロくらい来ただろうか、
視界に入る場所で人が座っている。
タバコを吸っているようだ。
嫌やなぁ・・・。
挨拶だけして華麗に、道の反対側を歩いてスルーしよう。
そう考えながらその人物が座っているあたりに近づく・・・。


(よこ・ω・づな)