エッセイふんわり (26) 03Dec:私のメイク(25回の続き) | 容子のふんわり行きましょ

容子のふんわり行きましょ

もとトークばらの山下容子です。2000年から2015年まで『ふんわり行きましょ』というホームページを持っていました。

ふんわり行きましょ第26回

(ひまわり66号@2003年12月)

 

*** 私のメイク(前回の続き) ***

 

第25回のメイクのお話のつづきです。ふきとり用のローションで汚れを取ったら、髪をまとめるためのネットをかぶって何か所かヘアピンで留めます(私は左右3か所ずつと後ろ2か所です)。ネットを使わなかった時期もあるけど、やっぱりネットを使うほうがまとまりがいいみたい。ネットはフォンテーヌ(ウィグのお店です)で500円で売っています(*1)

 

(*1)ヘアピンのところがごろごろするのが嫌になり、今はまたヘアピンを使わなくなりました。

そして ・・・ 顔のたるみを取るための秘密兵器『顔吊りテープ(爆)』。去年スタジオスイッチのメイクアップアーティスト、森田さんに教えていただきました。耳の少し前のところから頭の上をぐるっと回して反対の耳の前で留めます(ウィグをつけるとテープは見えません)。きつくしすぎると目がつりあがっちゃうから、ほどほどにするのがコツ。顔吊りテープは大阪だったらなんばウォークの桂やで買えます。

顔吊りテープを使ったからっていっぺんに印象が変わるわけじゃなくて、でも、少しはいい感じになっています。顔のたるみの美容外科手術を(控えめに)したらこんな感じになるのかも(笑)

トークのお店のジェーンさんには、「えっ、容子さん、そんなことまで書くの」なんて言われたけど、でも、このテクでまた自信を取り戻して、気持ちよくメイクできるようになる人がひとりでも増えたら嬉しいから。含み綿のことだって書いちゃったしふんわり第20回〗(*2)

 

(*2)頬がやせているのはトシ取って気にならなくなりました。含み綿も今は使っていません。

次はメイクアップベース。顔の皮膚の凹凸をなくしてファンデーションをムラなく伸ばすために使います。トークのお店の女性たちに教えてあげると「へえー、こんなに違うもんなん」とびっくりされることがしばしば。私はカネボウのグリーン系の『ラファイエ・サマーメイクアップベースCV』を使っています。パフで伸ばすのも指先で伸ばすのもOK。あとで言いますけど、首すじから喉元にかけてもファンデーションをつけるので、その部分にも伸ばしておきます。

ファンデーションの前のオススメはポイントカバー。スポットカラーとか、部分用ファンデーションとも言います。私の場合は目の下のクマが気になるので(若い頃からです)そこに少し付けて指先で薄く伸ばします。クマの線からはみ出させないのがコツで、このテクでかなり感じが変わります。

 

もともとはあざとか、しみとか、私のような目の下のクマなんかのためのものですが、ひげの濃いところに使うという手もあります。資生堂の『プラウディア・フェースエスコート』(化粧品の名前って、どうしてどれもこんなに長いんでしょ)(^^)のダークベージュが気に入ってたけど、このアイテムが廃番になったので、同じ資生堂の『ピエヌ・ポインティリズム』のダークベージュに変えました。

ファンデーションは年中夏用のパウダーファンデを使っています。行きつけの化粧品屋さんヘルシー薬店で「女性でも脂性の人や汗をよくかく人は年中使ってるわよ」と聞いてからです。私は脂性ってほどではないけど、汗かき。夏用ファンデはメイクがくずれにくく、時間が経っても小鼻がムラになりません。それでいてリキッドファンデに比べ、肌理が粗いという感じもしません。

アイテムはマックスファクターの『フェイスフィニティプロ・パウダーファンデーション』のオークルベージュOVOB-3。これに変えてから5年ぐらいになります。この色はオークル系4段階の3番目(私は地黒です)。でも、肌の色に合わないファンデは浮いてしまうのでペケ。電車の中なんかで顔の色が浮いて見える女性が時々いるでしょ

ファンデは水なしで全体に伸ばしてから、パフに水を少し含ませて押さえていきます。最初から水を使って伸ばすとムラになりがちなのでお勧めしません。首すじと喉元にもファンデを使うほうがいいでしょう(首全体に伸ばす必要はありません)。両あごから喉元にかけて三角形に伸ばし、境目がわからないようにぼかすと『顔と首の色が違う』悲劇が避けられます。

夏用ファンデは仕上げのパウダーを使わないし(使ってもかまいません)近頃のものは布地に色移りしにくいから、首全体に伸ばさないかぎりはブラウスやプルオーバーの襟にファンデの色が付くこともありません。カバー力が強いことも特長。リキッドファンデよりうまく仕上がります。

ちょっと話はそれるけど、マックスにしたのはパフ置きの通気性がいいから(通気性が悪いと雑菌が繁殖してパフが臭くなります)。パフを使ったあとはソープでファンデをもみ洗いし、ティッシュで水を切っておきます(こうするとロッカーの中でもすぐに乾きます)。嫌な臭いのする雑巾のようなパフなんて、メイクする気分になれないでしょ

紙面がなくなってきたみたいなので、アイメイクからあとはまた次の機会にしたいと思います(*3)

 

(*3)この時のメイクアイテムは全て廃番になっています。2006年のメイクを特番(18)に書きました。今(2022年)のメイクのことも書き添えています。

 

 

*** 今回の写真 ***


今回の写真は20年以上昔の(笑)秋の終わりに京都蹴上(けあげ)の都ホテルでKさんに撮っていただきました。1枚はショッピングフロア、もう1枚はティールームです。ここは1890年創業の歴史あるホテルだけど、古くささは全く感じません。Kさんとご一緒したことを別にしても、私は京都で一番素敵なホテルと思っています(*4)

(*4)今はウェスティン都ホテル京都です。

紺のベストスーツ、ペールグレーのシルクのブラウス、紺地に赤の模様のスカーフ、赤紫地に青の水玉模様の薄手のコート、という今回のコーデは当時の冬のお気に入りでした。でも、どこに行くのもこればかりだったので写真にバラエティがなく、今になってつくづく後悔しています(^^)

 

/1980年頃@都ホテル(京都)/

 

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