ふんわり行きましょ第22回
(ひまわり57号@2002年6月)
*** カラーページ掲載のいきさつ ***
ひまわり編集長のキャンディーさんから「容子さんのホームページの『奈良高畑の静かな喫茶店』の写真(*1)をカラーページに掲載したいのですが・・・」という光栄なメールをいただいたのは3月25日のこと。その頃ちょっと忙しく、「ごめんなさい。4月号(56号)の『ふんわり』はパスさせていただきます」とお断りを書いたんだけど、そのメールへのお返事でした。
(*1)ジオシティーズ版HPのトップにアイコン代わりに置いていた写真です(@2000年1月~15年5月)
私の写真、ネガを処分しちゃったので、キャンディーさんにお送りする時は複製しています(プリント⇒プリント)。HPに載せてるくらいだからスキャナーには取り込んでるけど、jpgをプリントしたのは粗くって、とても見られたものではありません(第10回で一度失敗しています)
締切を2か月延ばしてもらえたおかげで、今回この写真を掲載していただくことになりました。まずはキャンディーさんに感謝です。
この写真、第2回(本誌31号94~96ページ)の奈良の写真と同じ日、20年くらい前の3月のおだやかな日に奈良公園の飛火野のすぐ近く、高畑の喫茶店(昔の民家を改造したお店です)で撮っていただいたものです。障子を通したやわらかい光がいい感じでしょ。
飛火野は『とびひの』と読みます(昔々は『とぶひの』と読みました)。草原と木立の間に小川が流れ、鹿があちこちにいて景色のすごくいいところです。高畑(たかばたけ)は古い静かな住宅地で、志賀直哉さんが住んでいた家もあります。どちらも奈良ファンの人たちはよくご存じのことと思います。
もう1枚の写真は、伊勢神宮(外宮)にお参りしているところ。私のHPの『エッセイ-ふんわり』のページにも載せています。これは奈良の写真の1年くらいあとかな。
写真は、ひまわりでは『モノクロ時々カラー』だけど、HPではオリジナルをなくしちゃった1枚を除いて一応全部カラーです。『ふんわり』に書ききれないできごとを記した『日記』も週に1回くらい書いています。
HPを作って2年と5か月の間にたくさんのお客さまにおいでいただきました。みなさま、本当にありがとうございます。嬉しいです。更年期障害で調子が悪かったり、バージョンアップのために勉強していたりで、更新が間遠になったこともあるけど、この連載と同じで、ふんわり、のんびり、なんとか続いているというところかな。
それと・・・、私、電気や機械なんかが苦手で進歩が遅いけど、HPのテクニックもおかげでちょっとは身に付いたみたいです。この4月にはフレームやブックマークも使えるようになって、以前より見栄えがよくなったかな、って思っています。
考えてみたら、この連載も(近頃は隔号連載みたいになってますけど)ずいぶん長く続いているんですよね。はじめは5回くらいのつもりだったけど、いつのまにか20回を超えてしまいました。まだもう少しは無理なく続けられそうな気がしています。どうぞよろしくお願いいたします。
*** エステ ***
今年4月6日の日記で、バージョンアップのために更新を2か月お休みしたおわびをしました。その時、2か月間のできごとは次回に書くとお約束したので、そのお約束を果たすことにします。HPへのアップは次号が発売されたあと、7月初め頃の予定です。
ひとつめはビューティーセンターナナでのエステのお話。3月12日のことです。ナナは神戸の元町にあるお店で、私が今ナチュラルメイクができるのはナナで脱毛していただいたおかげです。ナナの中西先生は脱毛スクールも開いておられて、私は最近、スクールの教え子さんたちの年末のパーティーにも参加させていただいています(第2回、第10回、第18回)
(第2回と第10回のリンクは↑)
エステにはまって病みつきになる女性がいるって言いますよね。2年ぶり2回目(高校野球みたい)(笑)だけど、その気持ち、すごーくよくわかります。顔や首や肩をオイルでマッサージしてもらって、パックしてもらって・・・、ふと気がつくとぐっすり寝ちゃってる。でも私だけじゃなく、みんなそうなんだって。料金は1時間半で8,400円です(税込)
お仕事がお休みの朝にトークのお店のルームでメイクして、ナナに行って、エステするとメイクが一旦きれいに落ちてしまうから、もう一度メイクして帰ってくる。あっ、慣れてるから、1日2回メイクするのは別にめんどうでもなんでもありません。それより、あのリラックス感が・・・もう、最高! 女に生まれてよかった、と一瞬思ってしまうところが怖い(笑)
メイクを終えてしゃきっとして、ハーブティーをいただきながらエステティシャンの浪江さん(名字です)と少しおしゃべりして、それから元町通やトアロードでショッピングしたりお茶したり・・・。一番ぜいたくな休日の過ごし方じゃないかと思えるほどです。
*** 女性モードでチェックアウト ***
ふたつめは女性モードでのホテルのチェックアウトのお話。4月2日のことです。前日に新宿のびびあんで、トークのお店の往年のスター(その後女性モードを断って、消息がわからなくなってました)西方万里(にしかた・まり)さんに会ったんだけど、紙面の都合でこのお話はまた別の機会に・・・
新宿ワシントンホテルは電車の精算機みたいなマシンでチェックアウトできるので、東京からの帰りによく利用しています。でも、おととしの12月に大失敗!(第18回)(↑)。チェックアウトの時間を勘違いしていて、精算はフロントでお願いしますという電話がかかってきて、パニックから立ち直れなかったので泣く泣くメイクを落とし、ヤマシタヨウコの航空券もキャンセルしたというドジのお手本。
その失敗にもメゲず、新宿ワシントンのお得意さまを続けていましたが、今回また新たなドジ。新宿ワシントンはインターネットで早めに予約すると割安で泊まれます。そして、いつもの本館でなく、当日安かったほうの新館を予約したのが運のつき。新館にはチェックアウトのマシンがなかったんです!
どうしたかって? おととしの大失敗の時と違って心の準備をする時間があったので、思いきってオモテの名前でチェックアウトすることにしました。ちょっとは心配したけど、でもホント、なんにも事件はおこりませんでした。フロントの係は女性でしたけど、コンピュータでチェックした時に、えっ?という表情でこちらを見て、念のために私のクレジットカードを確認すると、にっこりして「またのご利用をお待ちしています」
新宿という土地柄もあるのでしょうけど、リピーターのお客さまだし、不審な感じはないし(ホントかしら?)ということなんでしょうね。おととしのパニックの分を全部取り戻した気分でした。
八重洲地下街であなごのお寿司とサラダと銀河高原ビールの小さな缶をひとつ買って、東京駅の構内の本屋さんでレディコミ買って(こういう時に読むのはけっこう好きです)、グリーン車(チケット屋さんで買うから値段はのぞみの正規の切符と同じくらい)での優雅な3時間。エステと同じくらいぜいたくな時間だと思います。
ニューヨークの大事件のあと、山下容子の名前でのフライトはひかえてますけど、新宿ワシントンのチェックアウトで味をしめちゃったので、正々堂々とオモテの名前でフライトしてみようかな?(*2)。大阪までの車内でいたずらっぽく考える容子でした。でも、そんなに調子に乗って、やけどしても知らないよ!(笑)
(*2)その後Y君名義のチケットでフライトするようになりました。