帰国中ですが興奮冷めやらぬうちに今回の渡米の記録。


シカゴとの姉妹都市提携50周年記念事業としてシカゴ市長や経済界、まちづくり関係者に大阪のプレゼン。友好関係の強化が大きな目的。


①経済戦略、②まちづくり連携強化、この大きく二つの観点から三日間、各スポットでプレゼン及び交流してきました。


あと備忘メモ。


・どのステージでも「はっきり主張する」こと。

・変に取り繕わない。短時間で本質的な議論に辿り着くため。でも雰囲気で負けない。

・準備は相当にすべし。準備不足を感じてたポイントでは悔いが残った。逆に十分準備したと思えたときはその分だけ収穫を感じる

・先方にとって時間は資源。双方がメリットなるようなミーティングじゃなければ次はない

・自信持って強みを主張する

・ジョークは結構大事

・英語はやっぱり大事、下手くそでもスピーチは英語でしゃべるのと日本語でしゃべるので感触が全然違う。

・アメリカの政治家のプレゼンやばい。鳥肌たった。これは相当収穫。今回はジョンソン市長に押されっぱなし。次は絶対プレゼンで勝つ笑

・始球式は練習しろ。いやまじで。ただ当日はリラックスしろ。



以下具体の訪問先と感じたこと。


1871セミナー
7
31(月)1000分~1145


1871はシカゴのデジタルスタートアップを支援するインキュベーション施設。

まずは施設内見学。


この施設の入居者はフリースペースを24時間利用することができ、カフェやドリンクもあり。使用料は月数万円程度。安い。


ちなみに聞いた話しですがシカゴの一人暮らし家賃は30万円程度とのこと(調べてないのであくまで聞いた話し)ニューヨークは一人暮らしの賃料が50万くらいとか言ってはった人もいたな。

なんか全部物価が3倍くらいのイメージ。モーニングやランチが3000-4000円くらい。


そう思うと月数万でオープンスペースを24時間365日使用できるのはすごい。


賃料を払ってのブーススペースもあり。


層ごとに施設利用のステージも変わるためニーズに応じた機能があります。


また何よりそのスケールの大きさに感銘を受けました。先日大阪イノベーションハブを視察したばかりでしたが、占有面積や歳出規模も含めて概ね、その規模は10倍近くあります。


都心の真ん中に24h開いているスタートアップの拠点がある。街がスタートアップを支援していくという気概を感じました。


その後、スペースをお借りしてセミナーを開催頂きました。多くのスタートアップ、法人関係の方々にご参加頂き大阪の成長戦略や国際金融都市のプレゼンテーション。in English

さすがに緊張したでやんす。


多くのご質問もいただき、大阪への高い関心を感じました。教育無償化はけっこう関心が高かったな、どこの国でも同じですね。



Cboe global market社訪問

731日(月)1300分~1400分)


世界的に取引所を運営しているCboeのエドワードCEOを訪問。

国際金融都市をめざすにあたっての意見交換。

大阪の市場や税制のインセンティブにも高い関心を頂きました。

またCboe社は大阪の国際金融都市戦略に活躍頂いているSBI社とも連携されており、今後の大阪でのビジネスや協力関係について、有意義な議論ができました。


CME(シカゴマーカンタイル取引所)グループ表敬訪間

731日(月)1430分~1510分)


デリバティブ取引で世界をリードしてきたCMEグループのメラメド名誉会長を訪問。


メラメド氏は世界で初めて通貨先物市場を開設し、日本の金融商品(日経平均先物)をアメリカで広めるなど、金融の発展や経済交流に多大な功績を残された方です。


またその生涯も激動で、幼少期に第二次世界大戦中のナチスから逃れてきたメラメド会長とそのご家族に日本に避難するためのビザを発効したのが当日リトアニア領事館に赴任していたあの杉浦千畝。


メラメドさんはそのことにいまでも深く感謝されておられ、数千のユダヤ人の命を救ったとされる命のビザの啓蒙活動を今もなされておられます。


いまなお金融界に影響をもつメラメド会長に大阪の国際金融都市の取組への協力についてお願いしてきました。



ビジネスラウンドテーブル

81日(火)830~1030分)


ファイナンス、デベロッパー、メーカー、官公庁、法律、政治、などシカゴの10数社の企業幹部に対してビジネスラウンドテーブルにて大阪のプロモーション。二回目のプレゼン。


意見交換でも活発な質問やご意見を頂きました。万博や進捗中のビックプロジェクトなどにも高い関心を感じます。カーボンニュートラルやまちづくりの高さ規制緩和などについてもご質問頂きました。



御堂筋とザ・マグニフィセントマイルとの連携

81日(火)1300分~1430分)


御学筋の姉妹ストリートとなるザ・マグニフィセントマイルを視察。めっちゃ綺麗。ブランドショップも立ち並びます。


きれいな沿道の植栽やアート等、高質な歩行者空間をザ・マグニフィセントマイル協会のCEO 兼社長のキンバリー氏とともに視察、その後沿道のティファニーにてレセプション、意見交換。


分離して建設局チームが御堂筋の道路協力団体、ザ・マグニフィセントマイル協会含む両市の公民で、今後5年間の連携の方向性についての確認書の締結。さらなるストリート連携強化。



ミレニアムパークとうめきた公園での今後の連携

81日(火)1430分~1515分)


シカゴ市を代表するミレニアムパークを視察。

ミレニアムパークはうめきたと類似しており、都心の真ん中に広大な都市公園。高質な空間が広がります。

もともとは鉄道敷地。開発で広大な公園へとなり都心の憩いの場、観光の拠点。めちゃくちゃおしゃれでした。


植栽管理について実際に管理している職員の方に、公園づくりで大切なことなど多くをレクチャー頂きました。

公園を作ったデザイナーとは定期的に会議されてるようで、当初のデザインに齟齬がないよう密な連携をされておられるとのこと。


あと公園内にあるオブジェがとにかくおしゃれ。


建設局チームが再度別部隊となりとうめきた2期開発事業と、シカゴ市所管部局D-CASE (ディー・ケース)副局長アン氏、ミレニアムパークを管理するミレニアムパーク財団エグゼクティブ・ディレクタークリスティン氏の公民4者で会議を開催。


ミレニアムパークとうめきた公園で互いの持つノウハウを双方共有し、意見交換を重ねていく事を確認。



ダックワース連邦上院議員面談

81日(火)1545分~1615分)


ダックワース上院議員はイリノイ州の連邦上院議員。2004年にイリノイ州兵として出征し戦闘中に脚部を負傷。車椅子での活動をされてます。

バイオエタノールの利用促進など進めてこられました。

万博などのビックプロジェクトや大阪経済のポテンシャル等について意見交換。



ジョンソン市長表敬訪問

81日(火)1755分~185分)


これまでの姉妹都市連携について確認し、今後のさらなる連携強化に向けて取り組むことについて合意。


今秋のシカゴ視察団受け入れの際は是非ご一緒に大阪にお越しいただきたいこと、および2025年大阪・関西万博にもお越しいただきたいことをお伝えしました。目力とオーラがやばい。



姉妹都市提携50周年記念レセプション
81日(火)1805分~2000分)


市民、企業関係など約170名の方にご参加頂き、盛大に姉妹都市交流50周年を祝って頂きました。


また、50周年を記念しジョンソン市長と両市の姉妹都市の絆をさらに深める合意書に署名。

今後さらに都市間の連携を強化していきたいと思います。


ここでのジョンソン市長のスピーチがすごかった。ジョークも織り交ぜつつ強弱のあるトーンで、特にボルテージをあげる時のオーラは会場中を惹きつけます。

この後のスピーチだったので、スピーチの準備不足を一重に反省。


その後、会場におられた多くの参加者の方とお話し、大阪との交流にかかる熱い思いや今後の交流への高い期待を感じました。ほんとにあっという間の2時間。



ジャクソンパーク記念植樹、今後の連携

82日(火)1000分~1115分)


姉妹都市提携の象徴の1つ、ジャクソンパークの日本庭園いわゆる「大阪ガーデン」

1933年のシカゴ万博で鳳凰殿の設置、その後日本庭園が増設。時を経て経年劣化、1993年に庭園再生、大阪門の寄贈。2008年にも35周年事業として公園の再整備。


シカゴ市内の公園を所管する「シカゴ・パーク・ディストリクト」に準備頂いた姉妹都市提携50周年の記念植樹に参加。


園の維持に関わって頂いているメンバーもご紹介頂きました、みな熱い想いをもって公園管理に臨んでおられました。


シカゴ・パーク・ディストリクト CEO のローサ・エスカルノ氏と、両市及び公園分野での今後のさらなる連携強化について確認。



Mesirow社訪問

82日(火)1400分~1500分)


大手資産運用企業であるMesirow社。

シカゴ市内外で経済・金融施策のブレインとして大きな影響力のあるリチャード会長やナタリーCE 0らと、おもに国際金融都市に向けての意見交換を行いました。


国際金融都市に向けて企業を集積していくための、スピード感をもった施策展開やオープンな受入環境等、大阪の独自の長所(デリバティブ・コモディティ、他都市にない住みやすさ等)にフォーカスしていくことで、世界の都市間競争に立ち向かうべき、とのご意見。


また世界に開かれた市場として魅力を伝えるためには事業展開することでその企業がしっかりメリットを生み出せる環境を整えること。これらに加えて税制優遇も加味し、さらに金融都市としてのポテンシャルや取り組みをPRすること。


海外の金融企業に魅力を伝え、進出してもらうためには、住環境やこどもたちのインターナショナルな教育、健康福祉面の整備も必要とのこと。


取り組みを進めてる点のさらなる加速と官民及び内外のネットワークをつなぐ組織のさらなる強化なども感じた次第です。



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どのステージでも歓迎頂き、また積極的に議論できました。シカゴ大阪の姉妹都市提携50周年という伏目に立ち会えたことを心から光栄に思います。

ただ日本第2の都市の大阪の存在は知っていても、大阪の取組やビジネスの優位性についてはまだまだご存じなかったように感じます。


大阪のビジネスポテンシャルを、より多くの海外企業に知っていただくため、積極的なプロモーションを行うとともに、大阪でのビジネス展開につながるよう各施策の加速、拡充に取り組みます。


シカゴ市との絆が今後ずっと続き、また益々強固なものになることを願って備忘録とします。

先程、今日はもうTwitter引退しますとツイートしておきながら大切なことを記載できてないのでブログ更新します。


先日、上山特別顧問が大阪の改革評価について取りまとめ記事を寄稿されてました。



大阪府市では広域行政の一体的運用のため府市で会議体をもっています。それが副首都推進本部会議です。


この会議において、数年単位で大阪府市の改革の経過をとりまとめ頂いてます。


直近の資料はこちら!!↓是非ブックマーク!

引用 副首都推進本部HP


改革の数値評価

府の改革

市の改革

府市の改革

テーマごと

エリアごと


といった形で資料のとりまとめ頂いてます。


個人的なおすすめはテーマごとの取りまとめ資料

↓↓↓↓↓

参考資料2-4】

大阪の改革(テーマ編)~「これまでの15年/主な取組」

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/40016/00455340/02-4themehen.pdf


引用 副首都推進本部HP


ページが700ページありますが、流し読み頂くだけでもこれまでの大阪の改革の軌跡をイメージ頂けるかと思います。


維新の自治体改革の流れでもある「改革と成長戦略、増税ではなく確かな財源で住民サービス拡充」を具体的施策事例をもってご理解頂けるかと思います。


課題は見直しつつも、自治体改革の好事例を横展開していく、そして国に拡げていく。


私もこれまでの取組を振り返りつつ、各施策を加速させていきます。

なんやねんグリ下て、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、グリコの看板下のこと、通称グリ下です。


大阪名物グリコの看板。その下に戎橋という橋があります。

その橋の下に若者が自然発生的に集まり、最近では犯罪の温床になっているのでは、と指摘を受けてきました。東京でいうところのトー横的な感じですかね。


この問題は少し前から地元のみなさん中心に問題意識をもたれ対応にあたられてきました。


地元商店街の方々、地域やNPOのみなさん、区役所、府警、それぞれが対応にあたって頂き、就労支援や居場所づくり、こども相談センターとの連携、最近では防犯カメラの設置なども進められてきました。


今日は吉村知事や地元関係者のみなさん、南警察署とともに現地を視察し、課題を共有。



該当箇所の照明設置などにより照度を上げることで犯罪防止に繋げること、また、そこに集う人達の課題は多岐にわたることから関係者が連携して取り組む必要があるため事務連絡会の設置など、解決に向けた具体的方向性がだされました。


今後は引き続き関係者で連携し、若者が犯罪に巻き込まれることのないよう、また大阪の名所が誰にでも安全に憩える場となるよう取り組みを加速させます。





5/19にウクライナ復旧復興プロジェクト派遣団の表敬訪問を受けました。


イーホル・コラボヴィー団長はじめ大阪市と友好協力関係の都市間締結をしているドニプロ市などからもご参加頂きました。


派遣の期間中、派遣団の皆さんはウクライナの復旧復興を目指して日本、大阪の取組や企業の技術など視察に回られました。


この間大阪市では、当時の松井市長を先頭にウクライナ避難民の支援策として、ウクライナ支援募金を受付(5/19時 約6350万円)、それをもとに一時滞在ホテルや市営住宅の無償提供、学校などへの受け入れ、相談窓口の設置など行なってきました。


またドニプロ市に対しては車両6台(救急車2台、救助機材車1台、貨物自動車3台)を提供、4/25にはドニプロ市に到着して活躍しているとのご報告も受けました。


いまだ戦禍に苦しむウクライナですが、その先の復旧復興目指して力強く進んでおられます。


市としても可能な限りウクライナの皆さんに寄り添い復旧復興の支援の一助が担えればとおもいます。


日帰りで東京に。

指定都市市長会、終了。

万博の機運醸成などご説明してきました。


さて今日は本市のLGBT支援事業について。


多様な価値観を実現するダイバーシティ推進に基づき大阪市でもLGBTの取組を進めています。





LGBTリーディングカンパニー認証制度


平成31年1月からLGBTリーディングカンパニー認証制度を開始しています。


この制度は、性的マイノリティの方々が直面している課題等の解消に向けた取組について先進的・先導的に推進する事業者等を一定の基準に則り認証するものです。


認証を受けた事業者等が社会的に認知されることで、その取組が広く普及し、誰もが生きやすい社会の実現に向け、社会全体で取り組んでいくことをめざしています。




ファミリーシップ制度


また平成30年7月からパートナーシップ宣誓証明制度(令和4年8月1日にファミリーシップ制度に変更)も行っております。


なお現在、大阪市の締結件数は全国で最多となっています。↓


性的マイノリティの当事者が、お互いを人生のパートナーとして日常生活において相互に協力しあい、社会においていきいきと輝き活躍されることを期待して、平成30年7月に「大阪市パートナーシップ宣誓証明制度」を開始。


令和4年8月1日からは宣誓の対象者に子や親を含め「大阪市ファミリーシップ制度」として実施しています。   


ファミリーシップ制度は、法律上の効果があることを証明するものではありませんが、これまでのパートナーお二人での宣誓を基本とし、一方の子又は親(以下「子等」といいます。)を含めた当事者が、家族として、日常生活において相互に協力し合うことを宣誓されたことを、大阪市として公に証明するものです。


すでに「パートナーシップ宣誓書受領証」をお持ちの方も、これまでどおりにお使いいただくことができます。   


また、大阪府及び府内10市で「パートナーシップ宣誓制度の自治体間連携に関する協定」を締結しています。 


転入する先の自治体に継続申告書と必要書類を提出することで、転出する自治体への返還手続きが不要となります。詳しくは、上記URLから自治体間連携協定のページをご覧ください。



大阪市淀川区の取り組み


また淀川区役所では、平成25(2013)年9月に全国に先駆け「淀川区LGBT支援宣言」を行い、以降、相談事業・普及啓発・コミュニティスペースの提供など、各種支援事業を積極的に展開しています。




トイレはどうなるの?


ジェンダーレストイレも話題にのぼることがあり、たまにご質問も頂きます。


大阪市の公共施設においては男性用トイレ、女性用トイレは残した上で、優先、多目的、多機能、オールジェンダー、各トイレへのオストメイトや車椅子専用スペース設置など選択肢を増やしつつ、すべての方が安心して快適にご利用頂ける公共設備をこれからも目指して参ります。