兵庫県政に関わる全ての皆さんには知事の出直し選挙、並びに議会選挙となった時に備えてぜひ争点の深掘りを、また選挙がなかったとしても改めて兵庫県政にかかるビジョンの提示を期待したいところです。


1.今回の一連の事案に関する評価

2.斉藤県政の評価

3.県政の課題ならびに対応


いずれにせよこの点について県民の皆さんからビジョンを求められるのは自然な流れかと感じます。


3.県政の課題については令和4年の県の資料がよくまとまっています。


県政改革方針の策定

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk23/kenseikaikakuhoushin.html





斉藤県政の評価にも関わりますが、進んだ点は率直に評価されるべきと思います。


その上で、20年の長期政権を経て固定化、既得権化したパーツの刷新について提示する必要があるかと思います。


前の記事にも書きましたが、兵庫県政についても課題はある、と感じているのが県民感覚だと思います。


以下は橋下さんから始まった大阪市政改革です。


大阪に限らずこういった取り組みをした「他の自治体の事例」などを参考に、兵庫県政の正すべき点を洗い出しするのは分かりやすいかと思います。


(こういう発言をしたらまた大阪の押し付けのように発信されますが、あくまで自治体としてこういった検討課題があり是正の事例がある、という提示です。比較対象はどこの自治体でもいいです。)








参照 大阪維新の会の改革実績


・通報制度などガバナンス改革

・外郭団体改革

・公営施設のPFI・官民連携

・未収金回収

・不用地等売却

・議会改革(定数・報酬・費用弁償・公用車)

・兵庫県-神戸市の連携強化

・その上で教育無償化など次世代への徹底投資


などなど。


出直し選にしろ解散にしろ、何もなかったとしても、斉藤県政で評価すべき点を評価しつつ、今後の方向性について確固たるビジョンを提示する。


兵庫県は必ずさらに成長する。全ては県民のため。議論の深化を期待します。



さて昨日は大阪ヘルスケアパビリオンのアテンダントスタッフ就任式。


そして昨日昼から大阪市消防が能登地方に向け緊急支援部隊として出発。活動に尽力頂くとともに、どうか怪我等なく帰還頂きたい。



兵庫県の斉藤知事の問題について、囲み会見や定例会見でも述べたとおり、辞職の上、住民に信を問うべきとお伝えしました。


百条委員会の調査が進む中で事実も明らかになりつつあるものの依然遅々として、調査が進んでいるといった印象は受け難いところです。


個人的にはある種の「政治ショー」にされがちな百条委員会ではなく、外部の人間から構成される第三者委員会での早急な調査を期待したところですが、側聞するところによると相当な時間を要するとのこと。


首長をしていて気になるのはやはり予算決算審議。このまま混乱が続けば県政の影響は計り知れないところかと思います。出直して信を問うのが最も最短で県政の正常化に叶う道かと考えます。


一方で、天下り改革など県政改革の必要性、前任知事の長期政権により固まった組織風土の改革、お世辞にも上品とは言えない政治家の言動などをみるにつけ、県政、県議会改革も必要だろうと感じられます。


この間の会見でもお伝えしましたが、熱量を持って発信していかなければ、これらの巨悪に立ち向かうことはできないと考えます。


「おれは知事だぞ」といった口調がなかったことや、数々のおねだりの事実が現地の人から否定される発信が出ていることなど、百条委員会の伝聞アンケートの発信を通して拡散されてしまったミスリードやデマは、パネルにして百条委員会で掲示したり、会見で掲示する。


どの報道機関が、どの伝聞情報を流布し、それが事実でなかったのかを見える形で世の中に発信する。


その上で、そもそも伝聞を含むアンケートを公開した百条委員会の責を問う。県政をいたずらに混乱させた責任。議会や百条委員会では反問権がない分、知事には会見という強力な発信機会があります。


どの事実が歪曲された事実なのかを整理してパネルにし、会見やsns、ブログで発信したらいい。どのメディアや議員が何を発したのかも全てパネルに記載して。


そんなことは放っておいても誰もやってくれません。誰かにやらせるにしろ、指示しなくては誰も動きません。ご自身が動くしかないんです。


私は都構想時の法定協議会ではパネルを多様しました。分かりやすさとともにメディアの報道しやすさの観点も重要。ひいては市民県民にわかりやすく伝わる。


SNSは誰もみてないと言う人もたまにいますが、少なくとも世論形成の一端を担うメディアは確実にみています。ちなみに議員の発信もメディアはよく見ています。支持してくれてる方々はもちろんのこと、反対派の方々も情報を拡散してくれます。


その観点で、分かりやすく、自分の土俵で発信しまくる、という姿勢がなければ、メディアは言いたい放題を伝えて、ひいてはミスリードに繋がります。


「知事は現地でお土産をおねだりした」がデマでも「知事は現地でお土産をおねだりした、というアンケート結果があった」がデマではない場合、「知事はおねだりした」というミスリードに繋がるんです。


だからこそ、熱量もって事実の発信をしなければなりません。会見だけでは足りない。会見の場を毎日もつ、そして切り取りにならぬようパネルを使用して説明する。ブログSNSで強烈に発信する。


申し訳ないですが、こういったフォローは私にはできません。ご自身のことは斉藤さんご自身でなければ分かりませんし、そもそも膨大な調査の状況を逐一チェックして把握することなどできません。ご自身がやるしかないんです。


その上で、県政の課題と、なすべき改革をまとめ、そして何より、一定事実であったことは潔く認めて関係者に深く謝罪をする。そして出直し選挙に臨まれたらいいかと感じます。ここまですればかなり世論は変わると思います。


さらに新しい地域政党を立ち上げる。「兵庫刷新の会」とかなんでもいいですけど。世論も巻き込みながら自身の思いを共にしてくれるメンバーを集めて声を上げるといい。


首長は政治家です。役人じゃない。

用意された場で綺麗な発信だけで、世の中に大きな流れをつくることはかないません。政治家の役割は大きな流れを作ること。


謝罪の上、県政改革の必要を指摘し、辞職して出直し、地域政党を発足させて公募し全選挙区に知事与党を擁立する。


県民に力強く訴えるビジョンと胆力と戦略と事務力が必要。一人ではできないから仲間を増やす。そのためにもまずは自身が胆力をもって発信されなければ大きな流れが継続しません。


「斉藤さんもダメだけど、長期政権のあとだから県政にも課題はきっとあるよね」という声は相当数あると思います。


会見や議会など用意された場で想定どおりの綺麗なやり取りに終わることなく、流れを変えるための発信強化、さらには新党結成し反転攻勢。


それをされたら維新も大いなる脅威になるでしょう。しかし是々非々で侃侃諤諤で議論して、県政全体で緊張感をもって次のステージに進めばいい。すべては県民のため。必ず兵庫県はさらに良くなる。


ちなみに、レベル感はまったく違いますが今年に入ってわたしも議会やメディアの皆さんとムニャムニャやったのが「万博の一人あたり歳出」「一人あたり経済効果」の件でした。

議会やメディアのミスリードに繋がると懸念したためかなり執拗にここはこだわりました。


答弁や会見やSNSで発信でやりまして、内外問わず関係者から不評でしたが、いま振り返っても絶対に必要な主張だったと確信してます。


言われっぱなしじゃだめ。用意された答弁でもだめ。われわれは役人じゃない。政治家です。思いをもって熱量をもってあらゆるツールで発信すべき。



そして維新も正念場です。

われわれは改革政党として結党し、既得権との戦いを掲げて歩みを進めています。地域に根差し、住民の、地域の声を聞く。


高すぎる議員報酬や、多すぎる議員定数も見直す。企業団体献金なども受け取らず、組織団体と是々非々で議論し改革する。その根本に何ら変わりはありません。


いまだ凝り固まったこの国の政治は自民党総裁が誰になろうと根本を変えることはできない。


この改革は組織団体におもねらず、徹底した地方分権と官民連携、規制の見直し。自立した自治体、国家。住民に近く住民の方を向いて政治をする維新にしかできない。


メンバーにおかれては色々ありますが、党内で侃侃諤諤議論しながら正すべき点は正し、団結して進んでいきましょう。




昨日は副首都推進本部会議を開催して、万博後の大阪の成長、ビヨンドEXPOビジョンについて府市で協議。


住んでて幸せに感じる、ウェルビーイングの向上などを目指して、ビヨンド・EXPOの大阪の未来に向けて具体の戦略立案に入ります。

万博会場におけるメタンガス等の発生について


(2025.4追記)

メタンガスは人体に対する毒性は無く、空気より軽いため、埋立地から放出されると空気中では直ちに拡散・希釈される。通常利用時に地上面での引火や爆発の可能性は考えにくい。


・2024年の工事中引火は地下ピット(閉鎖空間)に溜まったものに工事中の火花が引火したもの。


・メタンガスの検出は最終処分場跡地や自然発生のものも含めて事例は多く夢洲特有のものではない。


・1年間計測を続けた結果、パビリオン工区での検出はほとんどない。共産党議員が計測したものも含めグリーンワールド工区(ライブ会場方面)のトイレ付近に複数回計測されている。


・開催後の対応については換気や計測など行い万全の体制を敷く。


・テロの可能性にまで言及しだすと、通常イベントより多くの警備体制を敷きテロ訓練も行い、かつ火器持ち込み禁止などのセキュリティチェックのある万博会場のみならず、通常の花火大会や最終処分場を活用した野外ライブ、そのほかプロパンガス等を使用するイベント全てにテロの可能性など否定はできない。



記事本文↓

この度、博覧会協会より事案の概要と安全対策及び専門家からの意見について公表されましたので共有しますとともに、抜粋・要約して下記にお示しいたします。


安全対策を万全に行い、皆様にご心配なくご利用頂けるよう取り組みを進めておりますので何卒引き続きよろしくお願いします。



メタンガス等に関する会期中の安全対策(概要)

https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/240624_gas_anzen_digest_2.pdf


メタンガス等に関する会期中の安全対策(本文)

https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/240624_gas_anzen_taisaku_3.pdf


万博会場内におけるメタンガス等の検知状況

https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/1.pdf


以下、上記の「安全対策(本文)」より要約・抜粋



  夢洲1区(GWグリーンワールド)




 夢洲1区は一般廃棄物と上下水道汚泥等の廃棄物最終処分場として、1985 年に埋め立てが開始されており、現在は大阪広域環境施設組合が焼却残滓のみの埋立処分を行っております 

 最終処分場では、埋め立てられた廃棄物に含まれる有機物が埋め立て層内において、微生物により分解が進む過程で、メタンガス等が発生するとされています。

 このため、夢洲1区(最終処分場)では地中に滞留するガスを効率的に大気へ放散させ、安定化を促進するためにガス抜き管が設置されています。



  グリーンワールド(GW)工区 測定


<測定結果のまとめ>


 1.5vol%(=労働安全衛生規則の作業基準値30%LEL)を超えるメタンガスを検知したのは東トイレ近辺に限定され、他の建物内でも検知されているが、最大でも 0.3vol%と低濃度のものである。


 一般的に廃棄物処理場では、埋立廃棄物中の有機物が腐敗・分解してメタンガスや炭酸ガスが発生するとされています。

(※メタンガスは人体に対する毒性は無く、空気より軽いため、埋立地から放出されると空気中では直ちに拡散・希釈されます)


<考 察>

 埋立終了後から廃棄物処理場の廃止に至るまでの間、暫定的に土地を利用することは、各地で行われてきており、埋立地から発生するガスの特性を十分認識して測定・検知・換気など適正な対応を講じ、測定値がそれぞれの基準値を大きく逸脱していない場合は、安全な土地利用を行うことが可能とされています。

 GW (グリーンワールド)工区についても、継続的な測定・調査により濃度等を把握し、十分な換気対策等を実施することで、安全に会場をご利用いただけると考えています。




  パビリオンワールド(PW)工区 測定


<測定結果のまとめ>

 電気・通信設備の地下ピット 284箇所中 280箇所でメタンガスは検知されませんでした

 メタンガス検知のあった4箇所での10営業日連続測定ではメタンガスは検知されませんでした

 また、これまでの作業入構時の測定結果では、ガス検知後、一定期間経過(最短期間29日)しなければメタンガスを検知しませんでした。

 これらのことから、検知のあった4箇所の地下ピットにおけるメタンガスの侵入は日々あってもごく微量であり、蓋を開ける自然換気により排出され、ガスが検知されない状態になったと考えられます。

<考 察>
 
 一般的に海底や古くは海であった大阪平野・南関東地域などでは有機物や腐植土を含む地層があり、有機物の分解によって発生するメタンガスが分布・点在すると考えられています。

 PW エ区については、電気・通信設備の地下ピット等においてメタンガスが検出されましたが、一般的に考えられるメタンガス発生機構であることから、継続的な測定・調査、検知箇所での換気対策等を実施し、測定値がそれぞれの基準値を大きく逸脱していない場合は、安全に会場をご利用いただけると考えています。



  ではなぜ事故は発生したか


<事故の原因>

  GW工区内 屋外イベント広場横 東側トイレ一階にて、床下の配管ピット直下となる土壌から発生した埋立ガスが、配管ピット内に入り滞留し、ガス濃度が高くなっていた。

 配管ピット内においては自然換気や機械換気を作業開始前に実施し、ガス濃度が基準値未満であることを確認する手順を踏んだうえで作業を開始していたが、作業する範囲が地上階であり、配管ピット内はガス濃度測定の対象エリア外であると認識していた。

  結果、1階床上での火気を使用した作業時に、床コンクリート下の配管ピット内のガス濃度を測定せず、火気使用作業を行い火花が引火したことが、ガス爆発の直接的な原因と推測される。



※横山メモ 

 メタンガスは空気より比重が軽く空気中では拡散希釈される。

 本件は①地下の配管ピットに滞留していたこと②そこに火花が落ちたことが主因。通常の興行利用では発生が想定されないような態様での事案と考えられる。



  会期中の安全対策

 

GW 工区
次の3つの柱で対策を講じ、来場者等の安全に万全を期します。
①ガス侵入の抑制
②侵入したガスの適切な換気
③ガス濃度測定の継続実施とガスが滞留した場合の早期検知

PW工区
低濃度のガスが検知された地下鉄工事上部エリア、GW工区からのガス流入が懸念されるGW区近接エリアのガス濃度測定を重点的に行い、その結果を踏まえて、雨水排水、電気設備等の地下構造物のマンホール等の換気(通気孔の設置やマンホール等の蓋の開放)を実施。
上記エリアでのガス濃度測定を実施するとともに、ガスが検知された箇所等で換気を実施。




 引き続き博覧会協会、経済界、国、府、市、事業者のみなさんと連携して工事を安全に進め、会期中も安心してご利用いただけるよう万全を尽くして参ります。



6/22-6/29
ドイツハンブルク-大阪市姉妹都市35周年
マンチェスターシティMOUに基づく大阪市代表団

(結論)今回の訪問成果メモ

  • チェンチャー市長とさらなる連携確認
  • ハンブルク市、来年EXPO 開催時にスタートアップ等企業派遣の意向、今後具体的に協議し詰めていく
  • 大阪イノベーションハブとの連携強化
  • MEBICとハンブルククロスイノベーションハブは連携を具体的に進めることを確
  • フィンテックセンター機能の必要性、ハンブルクファイナンシャルプラッツとのMOU 締結に向けての協議を実施
  • 海外企業と在阪企業を繋げるワンストップセンター機能の必要性
  • バーナム市長とさらなる連携確認
  • バーナム市長、EXPOに来阪予定(6月中旬予定)、その際、ヘルステック、製造業などの企業を連れてきて、大阪企業とビジネス交流を図る意向を確認、今後具体的に協議を実施
  • グレーターマンチェスターが英国 PV での参加予定であり、大阪 PV でのイベント
  • 共同実施に向けて検討
  • 来年9月にグレーターマンチェスターで実施されるジャパンウィークと万博が連携。手法について具体的に検討
  • 英国経営者協会と継続したビジネス交流及び協力を確認


帰阪中の空港・機内で記載し複数ポストした訪問先メモを写真のあるところは写真入りで、まとめて記載します。

ドイツハンブルク


  ジャパンフェスティバル大阪ハンブルク35周年

@ plauten un blumen内 日本庭園

1986から開催されており今年は大阪市訪問団に併せて式典名称も変更頂いてました。
1968年に5000本の桜を日本から寄贈している庭園。オープニングセレモニーにてご挨拶。多くの方とハンブルク-大阪の友情を確認。




  大阪プロモーションセミナー

@ハンブルク商工会議所

アンドレアス・ドレッセル自由ハンザ都市ハンブルク財務大臣などご挨拶の後、20分のプレゼンinEnglish。

(以下、日程中プレゼン、面談の機会では国際金融都市の取組(補助制度や税減免制度)、万博の取組状況などについてこちらから冒頭説明)

大阪企業として4社
ケアフォート株式会社代表取締役社長 春山氏
帝人フロンティア(ヨーロッパ)管理部門長 
窪美氏
株式会社ホバーズ CFO 木村氏
株式会社未来のコト代表取締役 中農氏
より取組についてプレゼン。大阪の取り組みについて質疑。




  ゲアハルト・ヴィースホイ氏面談

ドイツと日本で長年金融・資産運用業務に従事され日独の架け橋となっている氏に大阪の国際金融都市に向けた課題等議論。

1.金融業にかかるインフラ整備
2.インターナショナルスクールなど環境整備

特に2点について必要性を強く認識。



  ハンブルク市長表敬訪問

ペーターチェンチャー市長を表敬訪問。
ゴールデンブックに署名。

意見交換ではハンブルクにおける水素エネルギーへの転換についてなど。
さらにハンブルク市長からEXPOに向けて来年の大阪への訪問の方向性を表明。
双方の連携強化を確認。

その後会場を移して35周年レセプション。
日独の多くの関係者が出席。
ミャクミャクも登場。人気者でした。






  ファイナンスプラッツ・ハンブルクとの意見交換


経済界、商工会議所、支援機関など様々な立場のメンバーが金融機能強化に向けてチームとなり取り組んでいる。

大阪の国際金融都市の取り組み状況を説明後意見交換。

大阪とのコンサルティングを求めているフィンテック企業に対するケアの必要性、大阪におけるフィンテックセンターの立ち上げの必要性を強く認識。




  フィンテック企業3社と意見交

①Next commerce accelerator
スタートアップアクセレラーター。

②DealCircle
企業承継などM&AをAIを駆使して戦略的効果的なマッチアップ

③VAARHAFT
生成AIなどによる偽造画像のリスク摘出。保険会社における保険金詐欺等の対応。

いずれも大変興味深い取り組み。日本でも十分に必要性のあるマーケット。

AIを活用したM&A事業承継についてはハンブルクと同じく多くの中小企業を擁する大阪も取組を進めるべき。AIフェイク画像の抽出も防災対応等においても効果を発揮する。

next commerce Acceleratorは多くの企業とプレシード期スタートアップの投資基盤確保等のためのプラットフォームとしても活躍。

大阪の取り組みを紹介し関心を高めてもらうとともに大阪や日本の企業と連携の可能性を大いに感じる。




  大阪・在ハンブルク総領事館共催答礼レセプション


戸田総領事のお取り計らいで総領事公邸にて答礼レセプション。ここまでご参加頂いたハンブルク市の方々や企業さんと意見交換。

  ハンブルク・クリエイティブ・ソサイエティ


ハンブルクにおけるクリエイティブ産業(ソフトウェア、広告、デザイン、プレス等)とパートナー企業とのマッチメイク機関。

ex.店舗等の空きを利用して不動産業と連携し、ショップやアート展など展開。ハンブルクも歴史的な建物が多く、倉庫街など活用したモダンなデザインのカフェや店舗が多く見受けられた。

大阪においてはMEBIC(メビック)が産業創造館にあり。既存企業とデザイナーをマッチメイクし新たなイノベーションを生み出す取り組みを実行中。

メビックとハンブルクのクリエイティブソサイエティの連携など模索。

  ハンブルクスタートアップ施設(105 VIERTEL Hamburg)


スタートアップ支援機関。特にプレシード期のネットワーキングスペース。2019年にオープンし2024年に現在の方針へ転換。スタートアップのピッチイベントなども開催。

ここでも10分程度のプレゼンをあたくしの拙い英語で披露。意見交換。

大阪においてはうめきたにて大阪イノベーションハブ(OIH)が重要な役割を果たしてくれてます。OIHとの連携なども視野にハンブルクとの連携も深めたい。

在阪企業からもプレゼン、ネットワークワーキング。

ハンブルクから来年のEXPOに併せて企業団の派遣を発表頂きました。さらに連携を加速させます。

その後ハンブルク発。夜の0:00にマンチェスターホテル着。

ハンブルクは街並みが美しく、様々な産業が活発に動いていることを改めて感じました。

大阪や日本との連携にはいずれも強い関心を感じた次第です。またシカゴやメルボルン同様スタートアップエコシステムの確立に向けて様々な機関が動いているのを確認。






街全体がアートや音楽、デザインへの関心も高い。これも若い世代が活躍しイノベーションが生まれる街には必ず必要。

最後に改めてペーターチェンチャー市長はじめハンブルク市およびドイツ関係各位に深く感謝。これからもハンブルク-大阪、ドイツ-日本の連携を深めたい。


イギリス・マンチェスター、ロンドン


  グレーターマンチェスター市長表敬訪問


2024.5月に3選再選されたアンディバーナム市長を訪問。
昨年来阪時にはレセプションにて「自治体とはいかにあるべきか」を情熱をもって話して頂きました。再会を本当に楽しみにしてましたが、素晴らしい時間となりました。

昨年グレーターマンチェスター市とは経済分野などを中心としたMOUを締結しましたが、企業や大学(DAIKIN、Panasonic)など具体的な連携が進み始めています。

マンチェスター側からアンディバーナム・グレーターマンチェスター市長はじめ、訪問団がEXPO期間中の6月に来阪されることを発表。

また音楽・アート分野へのさらなる連携拡大として、来年のマンチェスター派遣団にハレオーケストラ等の選抜メンバー加えて文化交流を行うことや来年開催される50回目のジャパンウィークのマンチェスター開催において2025EXPOとも連動するように準備を進めることで合意。

また来阪時には会場外でビジネス交流を図るための経済派遣団を進める方針も確認。

アンディバーナム市長からは、晩餐会の席にて、「万博でDJバトルしようぜ」と言われました。是非!と答えてしまったので「グレーターマンチェスター市長VS大阪市長」でDJバトルしたいと思います。ところでDJバトルってなんだ?

マンチェスターのみんな、ほんとに明るくて前向きで情熱的。大好き。
(なお英国総選挙の関係で市長の写真掲載は7/4まで不可)

  大阪プロモーションセミナー及びネットワーキングランチ


行政関係者や企業・団体関係者のもとで大阪のプロモーションセミナー。
また英語で20分程度のプレゼン(国際金融都市、万博)
パネルディスカッションではジョーメアード在マンチェスター日本名誉領事がコーディネートされて企業や大学からプレゼン。




すぐにロンドンへ。マンチェスター→ロンドンは英国の高速鉄道で2時間程度。



ロンドンではギルドホールにてロードメイヤー主催の晩餐会へ。恐れ多くも天皇陛下のもと式典に参列。

席のお隣はアンディバーナム・グレーターマンチェスター市長。今後の連携について協議。
英国と日本の素晴らしい友情が未来に向けてさらに深まることを強く感じました。





  英国企業との意見交換


英国経営者協会主催でのラウンドテーブルにてミーティング。10分プレゼンIn English
各社さまから大阪、日本への強い関心と、大阪、日本からのPR機能、コンサルティング機能の充実を要請されました。

2時間のディスカッションでしたが具体的な提案や課題の指摘などがあり充実した時間となりました。

しかし国内企業にとって海外マーケットはやり方次第でいくらでもブルーオーシャンになるんじゃないかと感じます。逆も然りですが。いずれにせよボーダレスな世界でいかに戦略的に社会全体で事業を進めるか、強みを伸ばすか。
立ち止まってる暇はない。大阪は進むぞ。

改めて、関係各位に心から感謝!


 ネット社会においてリアルに万博会場にいく「需要」はあるのか


コロナ後の世界で最初となる世界規模のイベントである万博は、リアルに会場に来て体験する価値のあるイベントだと改めて確信を持ちます。

2025万博における会場での体験は唯一無二、生涯一度の最上の経験になります。

万博の趣旨や展示内容など、その価値はさることながら、今回は「現代社会におけるリアルでの体験の消費需要」について考えてみます。


 モノ消費からコト消費、トキ消費へ



NTTコムウェア株式会社

2万人の定員のボランティアが想定を大きく超える5万5千人の方に応募頂いたことや、ヘルスケアパビリオンのアテンダントスタッフも定員の10倍の応募で早々の締め切りとなりました。感謝申し上げます。

メディアなどから応募が想定より遥かに上回った理由を聞かれましたが、もちろんそれぞれ動機はあるものの、きっと人生においてなかなかない、ともすれば最初で最後の経験になると多くの方に感じてもらえたことも大きかったのかなと感じてます。

NTTコムウェア記事内引用


いわゆるモノ消費からコト消費、そしてトキ消費へと消費ニーズが移り変わりを見せていると感じます。

あらゆる情報がウェブ上で取得でき、かつモノを持たない、共有する社会となりました。サブスク社会。

データもかつては紙→フロッピーディスク→USB、いまはクラウド上にあります。車も服も然りです。アプリで決裁機能をもつのでお財布も持たない。とにかく個人がモノを保有しない現代です。

するとモノを消費する社会から経験の消費にニーズが移り、かついまはより希少価値の高い「時」を過ごす「トキ消費」の社会となりました。


トキ消費とは、博報堂生活総合研究所が提唱した概念で「その日」「その場所」「その時間」でしか体験できない消費行動のことです。何度も体験・経験できる「コト消費」では満たすことのできない欲求・価値の体験が可能です。
上記のDXblog内記事より引用


つまりネットで情報を取得し、物的な消費ニーズは減少する中で、だからこそ「その日その時そこでしか経験できないこと」に価値がおかれる社会に変容しています。

コンサートプロモーターズHPより


再度になりますが、ボランティアへの応募などが若い方を中心に想定外の募集を頂いたことも、何より新しい時代を生きる方々は既にトキ消費へとニーズが移行しており、だからこそ日本で数十年に一度となるイベントへの参加を決めて頂いたのではないかと感じています。


「万博はもう古い」という発想が既に古くなりつつあると感じます。


人生で最初で最後となる可能性の高い経験を得られる万博はこの時代だからこそ高い消費需要があるものと確信しています。



 ぜひ、万博会場へ






いずれも博覧会協会HPより引用


会場では唯一無二、生涯最初で最後となる最先端技術と世界中の美しい文化が華開く会場となります。


多くの方に、会場で素晴らしい時を過ごして頂きたいと思います。

課題や乗り越える壁はたくさんありますが、乗り換え、多くの方とこの新たな価値観の世界を経験できる日を楽しみにしています。