大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜 -7ページ目

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

「僕、京大医学部に行きたいんですけど…」
 
「OK、了解。1つ聞かせて。
京大医学部に行きたい? 京大に行きたい?
それとも医学部に行きたい?」
 
「…医学部ですかね。
もちろん京大に行ければいいですけど。」
 
「じゃあもし厳しいかも…となったらいつ頃切り替える予定?」
 
「夏頃ですかね」
 
「そやな。
そしたら夏にあるオープン(河合塾の模試)・
実戦(駿台の模試)を受けてからまた考えよか。」
 
毎年ながら、僕がこの時期からもう少し後の時期に生徒とよく交わす会話の1つです。
 
最終的なオチとしては…
返ってきた結果を見ても諦めず結果浪人してしまうパターン、
9月から志望変更をして、
全国どこでもいいから医学部に受かってくるパターン
というのが最多なように思います。



ぱっと見暗い話なように見えますが、
僕は全く暗い話とは思っていません。
 
たとえ最終的には浪人したとしても、
そういった決断をした本人は
人として大きく成長する結果となるんじゃないかな、
と思っているからです。
 
失敗することは恥ではありません。
失敗から何も学ばないことが恥なわけです。
 
失敗の要因をしっかり自分の中に見つけ、
それに対処していく。
 
僕はこういった姿は人として
格好良いことだと思っています。
 
実は最初にしてる会話には続きがあるときもあります。
 
「俺は正直厳しいと思ってるけど、
それでも京大医学部にこだわりたいか?」と。
 
まぁ見ての通り、
人の未来予測を赤の他人がやってるわけですから、
大きなお世話だと言う人もいるかもしれません。
 
でも、僕はこういった声をかけた方がいいかな
と思えるような目をしている子、
そういったことを言っても大丈夫な心の持ち主には
はっきり言うようにしています。
 
お節介かもしれませんが、
それで本人が危機感を持ち、
結果的に志望の大学に受かれば最高じゃないですか。
 
仮に志望大を変更したって、
変更するまでの期間中の努力は無駄になりません。
 
それが結果的に成功へとつながればいいじゃないですか。
 
僕は現実的な人間です。
「こうだったらいいな」とか「これが夢なんです」なんて
ぬるいものには興味がありません。
 
「するかしないか」
「夢で終わるか、目標達成するか」
それしか僕には興味がありません。
 
「夢」なんて小さいことを言わず、
「自分が必ず達成すべき目標」と考える。
 
そして逆算して
目標達成のための戦略・戦術を考える。
 
もし自分が思いつくものが不安なら
講師を利用すればいい。
 
絶対的な正解は伝えられないかもしれないけど、
少なくとも経験値は講師の方が上です。
 
ちょっとはマシな戦略・戦術を教えることはできるかもしれない。
 
教えられる教科は1つしかないかもしれませんが、
教えられる戦略・戦術はもっとあると思います。
 
その戦略・戦術をもとに、
『自力本願』に頑張っていってほしいですね。
 
(PS.)
明日・明後日はセンター試験です。
 
身の回りにいる受験生にそっと心の中からエールを送ってあげて下さい。
 
どんな受験生でも必死です。真剣です。
 
そんな気持ちを応援して頂けると僕も嬉しく思います。
すっかり忙殺されてしまっていますが、ちょっとした現状報告のようなものを。


そこで今回は『語りの中に「いかに真剣に語っているのか」を伝える内容を意図的に入れていく』ということについて書いていこうと思います。



●思いは通じると信じて●
高校への出講をしていて、少しずつですが、生徒たちも大人しくなってきた?ようにも思います。


まぁまだまだですが…。


いかんせん授業中にチラチラしゃべる子たちのクラスを持つのは、かれこれ10年ぶりくらい久しぶりなので、イライラも溜まりまくるわけです。


まぁそんな中、最近は『いかに僕が真剣に語っているのか』をわかってもらえるようなしゃべりに意識を集中しています。


授業内容は普段と同じ感じですが、時折話す雑談がてらの内容も、「いかに真剣に取り組んでもらう必要があるのか」を懇々と語っていく話を入れるなどしています。


そんな中、少しずつですが、質問や相談に来る子が増えてきたので、一応の効果は発揮しているのかな?と思っています。


まぁどうであれ、まだ様子見ですが、僕の方から真剣に挑んでいくしかないですね…。


なかなかにしんどいクラスですが、これも僕がまたもう1歩大きく成長するための糧だと信じて取り組んでいきます。
今日は短めにいきます。


そこで今回は『夢と挫折は表裏一体』ということについて書いていこうと思います。



●逆を常に考える●
僕は普段英語を教えている関係か、『逆の状況を考える』というのが習慣になっています。


でも、『逆を考える』という行為は数学などでもよくやりますよね。


数学の中に「逆」や「対偶」なんて考え方がありますが、これもまた『逆を考える』ということの一環だと思います。


こんな風に常に「逆は何だろう?」と考える癖があると良いこともあるもんです。詳細はあとで書きます。


また、人生は不公平なもので、自分がヘコんでいるときに周りの人が楽しい思いをしていることも多々あります。


そして、周りの人が頻繁に楽しい思いをしているにも関わらず、自分は願いもそうそう簡単には叶わず、ヘコむことが多いことだってあります。


でも、その分だけ、苦しんだ時間が長い分だけ、喜びが大きいことだってよくあるわけですね。


そういった意味では『サイズの違いこそあれど、頻度の違いこそあれど、夢と挫折は表裏一体だ』と思いますね。


長い期間、何度も何度も挫折を繰り返した後には、そういった壁を越えた先には、心地良いくらいの夢の達成が待っているんではないだろうか?と思います。


誰だって苦労もしたくないし、挫折なんてしたくない。


でも、そういった苦労や挫折から自分が成長できる何かを得られるのではないかと思います。


決して『夢と挫折は表裏一体だ』という思いを忘れずに行動してほしいなと思いますね。