前回のブログはこちら↓
黒鍵についていた鉛のおもりについて、オマケです。
スタジオには、解体したピアノから取ってきた鍵盤があります。
白鍵と黒鍵、一本ずつ。
もちろん荒木欣一さんからいただいたものです
鍵盤の構造を知ってもらうためにレッスンで見せたりしています。
今まで、鍵盤に埋め込まれている鉛のおもりなんて気にしてなかったのですが
ふと気になって見てみると、
「あれ?この黒鍵にはおもりが無い!」
前回ブログで写真に収まっている例の黒鍵には、鉛のおもりが二カ所に入っていました。
黒鍵の真下の黒く塗られた部分に一つ、少し離れてもう一つ。
でも、スタジオにある黒鍵にはおもりが無い!!
どうして?
ということで、荒木さんがいらした翌日、メールで質問。
(しつこい)
荒木さんからのお返事が、こちら↓
大変よく観察しておられます!
黒鍵に鉛が入っていないのではなく、アップライトの鍵盤とグランドの鍵盤の違いと低音か高音かの違いです。
鍵盤の重さを揃えるために鉛を入れたりしますが、重さとバランスが良ければ鉛を入れない場合があります。
低音はハンマーが大きいため鍵盤手前に鉛を多く入れます。高音になるにつれてハンマーが小さくなるので鉛を入れなくなっていきます。
アップライトはハンマーなどアクションの重さが低音と高音でそこまで差が感じられない構造なので、鍵盤に入れる鉛は少ないです。全鍵盤に入っていないピアノもあります。
木田さんの黒鍵はアップライトのなので、ほとんど入っていないですね。
ほぉ~
この黒鍵はアップライトのものだったんだ!
(知らんかった)
ピアノの構造は本当に複雑で奥深いですね。
2023年12月現在、
おかげさまでレッスン会員様が増えてきています。
レッスンでは音楽を共有する喜びと充実感を大切に、
豊かな時間になるように取り組んでいます。
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