鍵盤の微調整の続き 鍵盤のおもり | ピアニスト木田陽子のブログ

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兵庫県在住のピアニスト木田陽子のブログです。演奏活動のお知らせなど、マイペースで更新しています。また、レッスンも積極的に行っています。こんな時代だからこそ、音楽を通じて心の豊かさを日々の生活に取り入れませんか?心を込めてお手伝いします。

黒鍵についていた鉛のおもりについて、オマケです。

 

スタジオには、解体したピアノから取ってきた鍵盤があります。

白鍵と黒鍵、一本ずつ。

もちろん荒木欣一さんからいただいたものですウインク

鍵盤の構造を知ってもらうためにレッスンで見せたりしています。

 

 

今まで、鍵盤に埋め込まれている鉛のおもりなんて気にしてなかったのですがアセアセ

ふと気になって見てみると、

 

「あれ?この黒鍵にはおもりが無い!

 

 

 

前回ブログで写真に収まっている例の黒鍵には、鉛のおもりが二カ所に入っていました。

黒鍵の真下の黒く塗られた部分に一つ、少し離れてもう一つ。

 

でも、スタジオにある黒鍵にはおもりが無い!!

 

どうして?

 

 

 

ということで、荒木さんがいらした翌日、メールで質問。

(しつこいニヤリ

    
以前、解体したピアノから黒鍵をいただいたのですが、この鍵盤には鉛が入ってません。62番の黒鍵なので、偶然にも、先日スタインウェイで雑音を出していた黒鍵とちょうど同じ音のような気がします。 
番号のフォントからして、この黒鍵はヤマハと思いますが。 (鍵盤カバーをはずして、ヤマハのピアノの中身を見てみました。)
おヒマな時に教えてください。荒木さんがおヒマな時はあるのかな?爆  笑

 

荒木さんからのお返事が、こちら↓

 

    

大変よく観察しておられます!

 

黒鍵に鉛が入っていないのではなく、アップライトの鍵盤とグランドの鍵盤の違いと低音か高音かの違いです。

鍵盤の重さを揃えるために鉛を入れたりしますが、重さとバランスが良ければ鉛を入れない場合があります。

 

低音はハンマーが大きいため鍵盤手前に鉛を多く入れます。高音になるにつれてハンマーが小さくなるので鉛を入れなくなっていきます。

 

アップライトはハンマーなどアクションの重さが低音と高音でそこまで差が感じられない構造なので、鍵盤に入れる鉛は少ないです。全鍵盤に入っていないピアノもあります。

 

木田さんの黒鍵はアップライトのなので、ほとんど入っていないですね。

 

ほぉ~びっくり

 

 

この黒鍵はアップライトのものだったんだ!

(知らんかった滝汗

 

 

ピアノの構造は本当に複雑で奥深いですね。

 

 

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