鍵盤の微調整 〜雑音〜 | ピアニスト木田陽子のブログ

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先日から、スタインウェイのある音で雑音が鳴るようになっていました。


何かに共鳴しているのではなく、打鍵した時に鍵盤の中から雑音が聞こえました。

連打など、速い打鍵の時だけ雑音がします。

ゆっくり打鍵してゆっくり鍵盤を戻せば、音はしません。


こんな感じ↓


ということで、調律師・荒木欣一さんが登場!



スタインウェイのアクション部分からハンマーをはずしています↓





鍵盤だけ↓




「雑音が鳴るのはこの黒鍵ですね」と、コンコン。



他の鍵盤も同じようにコンコンとたたいてみると、明らかに音が違いました。


「原因はこれですね。」と荒木さん。


写真が下手なのでわかりにくいのですがアセアセ

黒鍵の下側の木をくり抜いて丸い穴があいており、その中に鉛(なまり)の重しが入っています。本来は穴にピッタリはまっています。


「乾燥によって木が痩せて、穴がほんの少し広がったんです。それで、鉛が穴の中でカタカタと音を立てていたんです。」


ほぉ〜びっくり




この時は専用の道具の持ち合わせが無かったということで、代わりの方法を。

マイナスドライバーを鉛に押し当て、上からハンマーでたたきます。鉛は柔らかい金属なので、このようにたたくと簡単に広がるそうです。



 

 鉛は穴の中にピッタリはまりました。

これで、雑音は消えました!

 

まさに荒木マジック爆笑

荒木マジックといえば、荒木さんの調律を気に入ったイヴォ・ポゴレリッチが、つい先日自分のインスタに荒木さんを登場させたそうです!



大阪のシンフォニーホールでのポゴレリッチのリサイタル。

演奏が終わった直後、まだ拍手が聞こえる舞台袖で、ポゴレリッチがマネジャーに自分と荒木さんとのツーショット動画を撮らせたそうです。

その動画をすぐに自分のインスタにアップ。

「大阪のシンフォニーホールでリサイタルをすることがあったら、僕は音楽仲間たちに、この調律師に依頼するように勧めます」と公言しています!

すごいラブ

ちなみにこの動画の撮影中、荒木さんは「いったい何を言われるんだ?」とハラハラドキドキだったそう爆笑




さて、黒鍵についていた鉛のおもりについてオマケがあるのですが、長くなりそうなので、次回ブログにて。


 

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