指を広げるコツ | ピアニスト木田陽子のブログ

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兵庫県在住のピアニスト木田陽子のブログです。演奏活動のお知らせなど、マイペースで更新しています。また、レッスンも積極的に行っています。こんな時代だからこそ、音楽を通じて心の豊かさを日々の生活に取り入れませんか?心を込めてお手伝いします。

先日、10日のコンサートに向けてリハーサルをしました。

 

 

楽しすぎた〜!

リハーサルで気づいたことを修正して、しっかり準備して本番に臨みたいと思います。

 

さて、このブログのお題は

 

指を広げるコツ

 

 

10日のコンサートのプログラムに、フーゴー・ヴォルフ作曲の「エオリアンハープに寄せて」という曲があります。

 

その中に、このような部分があります↓

 

 

音域が10度におよぶ和音なのに、nicht arpeggieren、つまりアルペジオしないで!と注意書きがあります。

幸い私の手は大きいのです。だから、なんとかこの和音はアルペジオなしで弾けます↓

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同じ曲でも低声用の調になるとこの和音は白鍵から白鍵への10度になります。すると数ミリ幅が広くなります。そうなると届きません!

 

まぁ、届くけどギリギリよね。

本番の緊張感などで手が固く縮こまっていたりすると、指が広がらなくなります。

 

そこで、指を広げるコツです。

自分の手の骨格をイメージすることが大切だと思っています。

 

人間の手の骨格、ご存じですか?

こんな感じなんです↓

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この写真は、子ども向けの図鑑「人体」からスマホアプリを使って撮影したもの。子どもが面白がって撮りました。

 

実際に手と重ねると、こんな感じです。これも娘が撮ってました↓

 

 手と骨の縮尺がだいぶ違いますけどね。

そして背景の生活感はスルー!

 

 

写真を見たら、指の骨が手首の少し上くらいから5本に分かれているのが分かりますよね。

指を広げるということは、手首のあたりから手全体を広げるイメージを持つと広がりやすくなります。

 

扇子を広げるイメージと似ていると思います。

 

 

 

以前にも紹介したかもしれませんが、また参考資料の紹介!

 

 

この本では手の骨格について図解とともに詳細に書かれています。以下、この本から抜粋です↓

 

指だけを広げようと考えるのではなく、手の全体を使わなければいけません。今まで、指を「伸ばす」とか「広げる」と考えていたなら、そうではなく、「手の全体を使う」という考えかたをするだけで、和音やオクターヴがこれまでよりずっと簡単に弾けるようになります。

 

 

 

指の広げるコツは、手全体を広げるというイメージを持つことだと思います。

 

さて、練習〜!

 

 

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