昨日のブログ「ピアノを習う時、家にピアノは必要か?」からの続きです。
さて、ピアノを習い始めて「せっかくだから家にピアノを置こう!」となったら、どんなピアノを選ぶべきなのでしょうか?
電子ピアノ?
アップライトピアノ?
グランドピアノ?
サイレント機能つき?
防音設備はどうする?
。。。などなど、予算や住環境によって様々な選択肢が考えられます。
再び、以下はあくまでも私個人の見解です。
気軽に始めて趣味として続けるなら、電子ピアノがいいと思います。
※ここでいう電子ピアノとは、キーが88鍵あるものを指します。
いわゆる「キーボード」や「シンセサイザー」など鍵盤が88より少ないものは「電子ピアノ」とは違う楽器だと考えて下さい。
電子ピアノのメリットとして、
●アップライトやグランドに比べたら価格が安く手に入りやすい
●調律の必要がない
●音量の調節が出来るので、防音の設備は必要ない
●ヘッドフォンをつけて夜遅くでも弾ける
●大人2人で移動が可能。(お部屋の模様替えも簡単!)
また、特に小さなお子様がピアノを習い始めるとき、アップライトピアノやグランドピアノよりもむしろ電子ピアノをお勧めしたいと思っています。
なぜならアップライトピアノやグランドピアノは電子ピアノよりも鍵盤が重く感じられるため、腕に力をこめて小さな指で鍵盤を押さえつけるように弾いてしまうからです。それが癖として残ると、身体が成長したあとでも鍵盤を押さえつけて弾くことが普通になってしまい、演奏には大きな弊害となります。
私自身も、普段は実はコルグの電子ピアノで練習する時間の方が多いです。
家事育児のスキマ時間に、ヘッドフォンをつけて練習しています。譜読みやテクニックの練習だけでなく、暗譜の確認のために曲を通して弾いたり、音楽的な練習もある程度は可能です。
電子ピアノのデメリットは、「本格的なクラシック曲を表情豊かに弾きたい!」となったら機能が追いつかないことです。
音色の変化や微妙なニュアンス、そして繊細なペダル操作など。
こうなったら、残念ながらグランドピアノに勝るものはありません。
以上、電子ピアノについての考察でした。
次は、アップライトピアノについて書いていきたいと思います。