陰陽五行論 陰陽(男女 上下 暑寒 昼夜)×五(木火土金水)
 
 
 
 
 
 
秋の五行意識”金”
 
秋3か月の二十四節季「立秋~処暑~白露~秋分~寒露~霜降」
 
 
10月に入り、空気の湿度も下がり始め、静かで穏やかな秋の季節になりました。
 
野外太極拳も、通常クラスにもとても集中して練習しやすく
心身の活性化の効果やレベルアップ効果も得られやすい時候ですので、
 
楽しく頑張っていきましょう。
 
陰陽五行論で、秋3か月の「立秋~白露~秋分~寒露~霜降~立冬」は、
物質では”金” 体内の臓器では”肺” 体外にみられる身体の部分では”皮膚と毛”です。

情志では”悲しみ”になります。
 
年間の”相生”では、
冬の水を、春の木が吸い、各季節の土で働きが向上して、夏の火で成長して、
この秋で土は強く固まり、”金”を生み出します。
 
そして、そこで秋から冬で”水”を生み、繰り返します。
これは良い積み重ねがあればあるほど、秋の”金”は強く大きくなります。

流れでは、「水→木→火→土→金→水」です。
 
そして、実は重要なのが年間の五行の”相克”では、
「火→金→木→土→水→火」となり、
 
”火”からの克における影響を受けることで、
”水”のはたらきを弱めることで、”火”の影響も弱まり、そうなると”木”のはたらきを弱まることになります。
 
そこで”火”は更に弱められることで、”金”は克の力を緩められます。

しかしながら”土”のはたらきを弱まるので、”金”の強度も結果としては下がりますが、
”金”の強度があれば、悪影響にはなりません。
 
そこで、”金”は、”水”の質を高めていくことで、いずれ「相生」での”木”から再スタートできることで、
克から、大きく影響を受けた時に、悪影響は小さく、後の好影響を大きくしていくことが可能となります。
 
同じように、五行で相生では効能があり、注意すべき”相克”では、
「火→金→木→土→水→火」となり、その他の

体内の臓器では”肺” 体外にみられる身体の部分では”皮膚と毛”情志では”悲しみ”に置き換えれば各々で解明ができます。
 
今年の秋に感じるに、重要な情志”悲”では、”喜”からの克を受ける場合に、”怒”の情志を収めることで
、”思”は穏やかになり、次の”恐”が弱くなることで、”喜”は”恐”が弱まることで、”悲”は悪影響にはならなくなります。
 
そこで”陰”の秋には、
 
相生では、夏から秋までの「火~土」の成果を得て、冬に「水」を回し、春の木の力を強めて、好循環を作ります。
 
臓器も同様で、 夏から秋までの「火:心臓 ~土:脾臓(膵臓)」の成果を得て、冬に「水:腎臓」の流れを良くし、春の「木:肝臓の力」を強めて、好循環を作ります。
 
体質では 、 夏から秋までの「火:血液 ~土:肌」の成果を得て、冬に「水:骨」が強まり、春の「木:筋」のはたらきを強められます。
 
情志 も同様で、 夏から秋までの「火:喜び ~土:思い」の成果を得て、冬に「水:恐れ」を減らし、
春の「木:怒の力」を健全な活動効果へと強めて、「火:喜び」の好循環を作ります。
 
ゆえに「四季養生」は、とても大事です。
 
 
五行功法と五禽戯
 
養生
 
自然 成長から消化

人間 積極性と受動的のバランス
 
龍身蛇形太極拳 五行功法
 
相生:火→土→金→水→木
相生:火→金→木→土→水
 
1式 起勢
2式 手揮琵琶     ショウホイピーパー    (五行:火 臓器:心臓)
3式 提手上勢  ティーショウシャンシー  (五行:土 臓器:脾臓)
4式 白鶴亮翅      バイフー リャンチー  (五行:金 臓器:肺臓)
5式 如封似閉     ルーフォンスービィ    (五行:水 臓器:腎臓)
6式 玉女穿梭     ユィニューチュアンソウ  (五行:木 臓器:肝臓)
7式 収勢
 
伝統気功 華侘五禽戯
 
相生:木→火→土→金→水
相克:木→土→水→火→金
 
虎:水 冬  腎臓    骨 恐
鹿:木 春  肝臓    血 怒
熊:土 土用 脾臓(膵臓)肌 思
猿:火 夏  心臓    筋 喜
鳥:金 秋  肺     皮毛 悲