「中国気功」と聞けば、日本国内の普及環境などでは これまでに様々な方法と伝承プロセスがありました。
近年の本場中国では、経済の大きな発展と共に、医科学も進化し、多くの研究がなされて、
「健身気功」が、伝統中国気功を継承して、正式な気功普及組織として、
中国健身気功協会が正式な中国国家での認証を得ました。
「気功」は正しくは「導引」が一番古い名称・呼称です。
私自身の伝統中国気功との「縁」については、
1985年から学んでいた古巣の上海体育学院に2002年から研修や交流を復帰して、
当時の教授陣が研究していた気功体操の動作をアレンジしてその後に私が総編した「養生導引操」を総編しました。
「養生導引操13勢」は、国立国会図書館には、以前に私が考案して総編したその気功体操を、
「トレーニングジャーナル」からの依頼で著述した「養生導引操13勢」が保存されています。
YouTubeにも動画をアップロードしました。
スポーツ・メディスンの取材からの「養生のための呼吸法」
「養生導引操」は、上海体育学院で学んだ恩師「中国武术十大名教授 邱丕相老師」が総編した、馬王堆導引術の原型に、
その感覚をアレンジ・工夫して私のフィットネス・オリジナルプログラムとしての気功体操として総編しました。
原型の馬王堆導引術44式は、その後に更に研究されて、14操作で運動プログラム化されました。
上海で「2014年」の研修。
健身気功 馬王堆導引術の演示者「王震老師」上海体育学院武術学院教授と共に。
上海体育学院での武術の縁が、健身気功 五禽戯の総編を任されたこともあり、
そのまま生きて、健身気功 五禽戯を学び その後に、
2007年に中国 国家非物質文化遺産に認定された 伝統気功 華侘五禽戯の学びと習得に繋がりました。
健身気功 五禽戯
2007年には、五禽戯の故郷 安徽省亳州市を初めて訪問し、伝統気功 華侘五禽戯を学び、
長年の私の武術感覚や気功理論における解明に結びつき、とても大きな感動がありました。
第57代目伝人 薫文煥 老師(2011年 逝去)と共に。
そして2009年に2度学び、2015年11月に、
第58代 周金鐘老師が初来日され、私も日本伝人の徒弟の代表として京丹後市を訪れました。
周金鐘老師と共に。
そして今年2017年は伝統華侘五禽戯交流10周年を記念に、
「日本華侘五禽戯気功協会」を設立し、正式な伝習基地として認証を受けました。
来年2018年は日中平和友好条約締結40周年の年を迎えます。
私が想うに、1985年からの往来を32年間続けて、
歴史長き、伝統中国医学における養生・健身術の気功「導引術」や「伝統華侘五禽戯」を体得出来たことは、
本当に大きな財産だと感じています。
今年は、何かしらまた大きな一歩が進み来年から新しいステージが待っている気がしています。
伝統華侘五禽戯54式
五禽戯 虎戯
鹿戯
熊戯
猿戯
鳥戯
またこれからも長き、修養が私にも待っています。
日本国内で、より多くの健康増進や心身の更なる発展に尽力したいと思っています。
ただ、ひたすらに「感謝」致します。