私達の太極拳では、龍身蛇形太極拳 推手用法と陳式太極拳 伝統推手と2種類行っています。
毎週日曜日の練習活動では、龍身蛇形太極拳 推手用法と析招を練習しています。
「推手用法」では、
各々の技法の「発勁」「化勁」における、
勁力での「方向性」「角度」「力の大小での調節」が「6つの方向性:上下、前後、左右」にと、
自在に正確に働いて動かせること:コントロールを向上させられます。
その技法は、すべて古代思想哲学から始まった「易経」からの「陰陽学説」の動作原理で動いています。
その運動原理を基に、
「身法十要」
提起精神 虚領頂勁 沈肩墜肘 手与肩平 含胸抜背
気沈丹田 松腰松胯 尾閭中正 胯与膝平 立身中正
「太極拳八法、掤、捋、擠、按、採、挒、肘、靠」「歩法五種、進、退、顧、盼、定」合わせて太極十三勢となります。
そして太極拳で「武芸:攻防技能」としての推手用法でとても重要な感覚、
「発勁:拿・引」「化勁:粘・走」
「一動全動」「節節貫穿」「一気貫通」
を重要視しています。
「太極拳を正しく行う」ということは「武芸:攻防技能」「養生:伝統中国健康医学」「思想哲学」の3つをバランスよく包括した、
「太極拳活動(武功、武舞、武戯)」のことをいいます。
本場中国武術界の専門家の皆さんの考え方には、
ただ一般に「太極拳運動」という場合は「健康体操的太極拳」や「スポーツ太極拳競技」活動のみを指し示していて、
専門的な「太極拳活動(武功、武舞、武戯)」の考え方の立場からは「太極拳運動」は太極拳活動の一部分的となっています。
2016年9月 龍身蛇形太極拳 日本支部の任命を受けました。
瞿栄良老師と共に。
私達の太極拳活動での解説は、原文中国古典表現から、精査して日本向けの表現でアレンジして行うようにするようにしました。
陽:攻める(右回り) 陰:防ぐ(左回り)
歩型 陽:右足前 陰:左足前
歩法 陽:進歩 陰:退歩
掌 内側:陰 外側:陽 手 左手:陰 右手:陽 内側:陰 外側:陽
①甲:右掤 左按 乙:右掤 左按
(陰陽:少陰) (陰陽:少陰)
甲
乙
②甲:右按 左按 乙:右擠 左擠
(陽陽:太陽) (陰陰:太陰)
甲
乙
③甲:左掤 右按 乙:左掤 右按
(陽陰:少陽) (陽陰:少陽)
甲
乙
④甲:右擠 左擠 乙:右按 左按
(陰陰:太陰) (陽陽:太陽)
甲
乙