5月野外太極拳練習交流会3

 

今月に入ってから、太極拳の練習では、とても重要な太極拳十三勢を始めました。

 

9月4日の「2016年 中国武術文化交流大会」を終えて、全体的な活動での実力を発揮する機会になり、ここからようやく、一度全体をリセットして、

 

これまでは、一番力を入れて行ってきた、1人で行う単練套路「龍身蛇形太極拳」「伝統陳式太極拳」

 

旧段位制套路での「一段:8式 二段:16式 三段:簡化24式 四段:32式 五段:42式太極拳」

 

旧式システムは2011年を持ってその役目を終えて、

 

2012年から、中国全土の武術協会で国内の武術活動界へ統一した標準システムとして新しく導入され、

 

2013年から、正式な世界での中国武術活動組織へも、統一した国際標準システムになった「中国武術段位制」での太極拳套路での単練、

 

そして対練、析招、

 

昨年からは体系的に確立されてきた「陳式太極拳」での伝統技法を行ってきました。

 

これからは、「楊式太極拳スタイル」「武式太極拳スタイル」

 

を取り込んだ「龍身蛇形太極拳スタイル」での推手における散招技術での太極拳の具体的な動作用法を行えるようにしていきます。

 

とても重要な太極拳十三勢(13技法)で先ず勁法である、

 

掤(ポン)、捋(リュー)、擠(ジー)、按(アン)、采(ツァイ)、挒(リエ)、肘(ジョウ)、靠(カオ)の8技法から、

 

相互に、実際に 掤(ポン)、捋(リュー)、擠(ジー)、按(アン)、の動作での組み合わせた四方、四正での手法:四正手での「定歩」

 

采(ツァイ)、挒(リエ)、肘(ジョウ)、靠(カオ)の用法で、隅々まで進攻できる技法の四隅手、

 

そこから「進歩」「退歩」での「単練」練習を行い、

 

そこから「対練:対人」での練習へ移り双推掌である按(アン)を効能を理解するためにと同時に、用法で技を極める時に用いる捋(リュー)を意識できるようにした応用練習と対練を行っていました。
 

今後は、より一層集中して太極十三勢「太極拳八法、掤、捋、擠、按、採、挒、肘、靠」

 

「歩法五種、進、退、右顧、左盼、中定」

 

での大事な身体意識感覚、「外形:外側から見える型」に加えて「内在意識」

 

「一動全動」「節節貫通」「一気貫穿」を対打における身体用法を「単練」そして「対練」

 

外側と内面での「動作原理」や意識感覚、「勁:けい」を包括した「内外相修:内側意識と外側式が結び付き、陰陽:内外が合い修まる」の充実度を高めます。

 

太極拳の動作原理を知るうえで、とても重要なことは相手との接した時から始まる、時空間の中で「勁:けい」(力の流れる道筋)

 

において「力の大小」「方向」「角度」が「四方:前後左右」にと正確に働いて動かせることで、初めて太極拳でいうところの武術意識と用法と応対方法での理解を皆さんができるように目指しています。

 

そして歩型と歩法の進歩退歩での推掌、按(アン)そして擠(ジー)の組み合わせ動作練習。
 

先ず一番重要な「掤(ポン)」と「掤(ポン)」の触覚と反応、反射での練習を、人を変えながらも、これらを繰り返す練習を行うと、

 

自然的に「意識と力」の結びつきを感じられてきて、太極拳用法の内在意識感覚、に重要な「意:思い」「用:応対法」「力:勁:けい(力を通す道筋)」が結びつくようになります。

 

そして「意・気・力」

 

は「意」は、

 

太極十三勢「太極拳八法、掤、捋、擠、按、採、挒、肘、靠」

 

「歩法五種、進、退、右顧、左盼、中定」

 

の動作意識での「力の大小」「方向」「角度」が「四方:前後左右」にと円運動:立円:横円:斜め円を正確に、相互に確実に働いて左右の両手・左右の両足・左右の大脳を正確に反応し動かし反応し合えることが「太極拳技法」での動作原理での「実感」「判明」「「確信」」「理解」を体得するというものになります。

 

そして「気」は、

 

「力」が出来てきて、そうすることで太極拳の意識での気の流れ(動作意識)、呼吸法での呼気、吸気の向上、酸素が含まれた血液が全身に回ることで、活気付いて身体全体が温まり、

 

太極拳世界で云う「意気力」での「勁:けい(力を通す道筋)」は「意」から始まり、そして「気」

 

「気遣い」あるいは「気を合わせる」感覚が掴めると常に調節できる意識感覚が向上し、自然体で呼吸法ができるようになり脳内酸素量が増えて心地良くなれるのは、

 

その「力」が正しく全身に道筋が通じていく実感の「勁」の体感が自身の脳の反射が速くなり活性化、つまりは喜ぶ=面白く感じてきます。

 

推手で重要なのは「化勁:粘勁と走勁」「発勁:引勁と拿勁」であり、

 

甲:右掤(ポン)、按(アン)、左掤(ポン)

乙:右掤(ポン)、擠(ジー)、左掤(ポン)

 

甲:左掤(ポン)、擠(ジー)右掤(ポン)

乙:左掤(ポン)、按(アン)、右掤(ポン)

 

聴勁をしていくうちに、技の隙を附いて「化勁」をかけていく技法が捋(リュー)


鈎手(鈎状の手を使い掴む)采(ツァイ)、

 

流れを導いて予測外の展開へと崩していくの技法が挒(リエ)、

 

肘打ちや、流れを肘で用いる技法が肘(ジョウ)、

 

肩の前部、後部、首から肩と腕を使って行う体当たりが靠になります。

 

これからの練習活動では、龍身蛇形太極拳50式での「50動作」の動作用法での「攻防技術」「攻守の展開」を、

 

太極十三勢「太極拳八法、掤、捋、擠、按、採、挒、肘、靠」

 

「歩法五種、進、退、右顧、左盼、中定」

 

先ずは、これらを「絶対音感」のような感覚で、身に着けて、

 

「相対音感」の反応のように反射して「技」と「技」を「相修:相修めて」

 

内在意識、動作原理を、

 

実際にとこなせるように進めていきます。

 

これからの晩秋から冬は、とても面白い展開になると思います。

 

頑張っていきましょう、よろしくお願い致します。