フーテンの横チン -28ページ目

ほ~なん。FARM


2016・1・28~愛媛・宇和島市~
 ちゃんと成長しますように…。某所での取材途中、遊子の段畑に立ち寄った。石垣でつくられていて、国の定める重要文化的景観に選定されていることでも有名。水荷浦ばれいしょが成長し、ちょうど緑一面になっているだろうと、資料写真を撮りに来たのだ。現場に来てから、思い出した。そうだよ、愛の葉のメンバーが先日、テレビ愛媛の情報番組の作業の手伝いをしたばかりだったんだ。一番高い場所から全景を撮った後、漫画家・和田ラジヲが描いた看板を探した。辺りを見渡すと…。あった、あった。けっこう、離れた場所にあった。

 赤色と黄色の文字が目立つ「ほ~なん。FARM」の看板が置かれた畑で、美紀ちゃん、理梨花、萌景の3人がビニールで覆われた芽を出す作業をしていたんだったよな。テレビで見た光景が一気に甦った。あれから、どう成長しているか楽しみだった。あれっ、なんかしおれちゃっている…。ここだけじゃなく、段畑全体の苗が弱っていた。先日の大寒波の影響を受けたためだろうか…。まあ、収穫予定の4月上旬まで時間もあるし、大丈夫だろう。陽光をさんさんと浴びて、元気に育ってほしいなあ。

早くレギュラーに上がれますように…


2016・1・3~愛媛・新居浜市~
 やっぱり、マイクを持ったほうがイキイキしているな…。愛の葉ガールズはフジグラン新居浜での新春イベントに出演した。ライブは2部構成。1部のライブ開始時間になると、研修生の愛美ちゃんが歌いながら登場した。「もういくつ寝ると~ お正月~」。莉緒が続き、萌景が「こまを回して遊びましょう~」。そう、誰もが知っている、滝廉太郎作曲の唱歌「お正月」だった。

 ほのぼのとした雰囲気になった。そうだった。まだ、三が日だったね。「みなさん、あけましておめでとうございます!」。メンバーがあいさつした後、ライブスタートだ。推しの萌景にレンズを向けると、かわいらしい大きなリボンをつけていた。そして、後頭部を見ると、赤や青、緑…。正規メンバーのイメージカラーのヘアピンをしていた。へえ、ちょっぴり派手だけど、これはいいねえ。

 この日は美紀ちゃん、愛ちゃんの2人が休日だったが、萌景はマイクを持たず、バックダンサーに徹していた。いつも以上にステージが狭かったのもあるが、後方にいる萌景を何もかぶらずに、きれいに撮ることが難しかった。だから、メンバーの間から萌景を狙った。でも、撮っていると、目の前にほかのメンバーが出てくる…。

 まあ、こればかりはしかたない。たぶん、どのポジションに入っても、なかなか撮れないだろうな…。すき間を狙って撮った。まあ、なかなか、チャンスがなかったけどね…。場合によってはオートでピントが合わないこともあるから、手動で合わせたり。フィルムのカメラのころには「手ピン」は当たり前だった。けっこう手こずったけど、なかなか楽しかった。

 いつも、全メンバーを撮っているんだけど、状況が状況だから、この日は萌景にレンズを向ける時間が必然的に多くなった。そして、気づいたことがあった。萌景って、ポイント、ポイントでちゃんと目線をくれていた。たとえば、このカット。自分の手、ほかのメンバーの手も絡んでいたけど、そのすき間からレンズを見つめていた。いい表情だと思った。 

 以前、萌景に言ったことがある。「もうちょっとオレのカメラを見てよ」。ライブで萌景を初めて撮ったのは昨年8月の松山まつり。愛の葉eggすの新衣装を着て、キラキラした笑顔の彼女に魅了されて、何回もシャッターを切った。それに応えるように、彼女もたくさんのレスをくれていたけど、その回数はイベントのたびに、少しずつ減っていった…。

 はっきり言うと、愛の葉のイベントには萌景の写真を撮りに行っている。彼女が出演する現場に行って、彼女の一挙手一投足を追った。でも…。これは気のせいで勘違いかもしれないけれど、レンズを向けると、萌景は意識して視線を外しているように感じた。自分の目の前で踊っている時でも、1度も目線をくれなかったこともあった。

 長年、写真を撮っているから分かることだが、目線のある写真が必ずしも、いい写真とは思わない。目線のない、自然な表情のほうが臨場感が伝わることのほうが多い。でも、自分は萌景推し。1枚でも多く、目線のあるカットがほしい。そんな欲張りな自分の思いに反するようにレスをくれないものだから、ある日のライブ後、彼女に不満をぶつけてしまった。

 でも、あとで撮った写真を確認すると、現場では気づかなかったところでレスを送ってくれているカットがいくつもあった。そのたびに、あんなことを言うんじゃなかったと後悔した。この日のような撮るのが難しいライブで、萌景はたくさん、見つめてくれた。萌景スマイルを見ながら、ごめんねと謝り、そして、いつもありがとう、とつぶやいた。

 ライブ後の物販。この三が日限定で「福袋」があった。購入するとくじを引くことができて、その日に出演しているメンバーのメッセージカードが当たるというもの。でも、必ずしも推しメンのカードが手に入るというわけではない。自分はもちろん、萌景のカードがほしい。念力を込めてくじを引くと…。「ほのか」の文字。やった~。ラッキー!あっ、メッセージカードで目を隠して笑っているのは大本萌景さんです。

 イベント会場には絵馬をかけるコーナーがあった。見てみると、受験合格や好きな人との恋愛成就、家内安全などの願いが書かれていた。愛の葉メンバーの絵馬もあった。萌景はまだ書いていなかったので、ライブ後に何やら書き始めた。

 見てみると…。「十四松に会えますように!」。萌景はいま、アニメ「おそ松さん」にハマっている。そのなかの六ツ子の五男・十四松がお気に入というのは知っていた。まさかね…。そう思ったけど、萌景らしいなって、ほんわかした気持ちになった。

 自分も書いた。「萌景が一日も早く レギュラーに上がれますように」。ドラえもんの絵つきの絵馬を萌景に見せると、喜んでくれた。彼女の頑張りはずっと見てきている。昨年7月に加入したのに、すでに正規メンバーに負けないくらいに踊れるし、存在感も示している。昇格する日も、遠くはないはず。もっとイキイキした萌景を、たくさん見たい。絵馬を持つ姿を撮りながら、そう思った。

「1」からのスタート


2016・1・2~愛媛・四国中央市~
 ホント、行ってよかった…。愛の葉ガールズの新春イベントがあったフジグラン川之江に行ってきた。目的はただひとつ。萌景に会うためだ。この日はライブ2部構成。午前中の1部が始まった。「君☆好き」からのスタート。黒の愛の葉Tシャツの上に黒いパーカー。髪はおろし、後ろは白いひもで結んでいた。いつもの萌景スマイルだった。

 ファインダー越しだけど、しっかりと萌景の目を見られなかった。昨年末、彼女にひどいことをしてしまった。自分としては、彼女の今後を考えて助言をしたんだけど、結果的に傷つけてしまう形になってしまった…。咲葉良の卒業式の時、謝ったけれど、もう一度、ちゃんと謝ろう。そう思って、萌景の2016年最初のイベント出演の日に駆けつけた。
 ライブ後の物販。この日も話をしたいメンバーの列に並ぶ形式だった。でも、萌景の顔を見ると、なかなか並べない。「あれっ、萌景ちゃんの列に並ばないの?」。ファンの1人に聞かれるほどの情けなさ…。ちゅうちょする自分を、萌景がチラチラと見ているのも分かっていた。10分ほど行ったり来たりした後、ようやく萌景の列に並んだ。順番が回ってきた。まずは新年のあいさつ。お互いに「今年もよろしくお願いします」と頭を下げた。
 年末はごめんね。あらためて謝った。すると、萌景は「ううん、もういいよ~」と笑ってくれた。あれから、渡していた手紙を読み直してくれたみたいで「私、勘違いしていた」。いろいろと話した後「あの時の横チンさんの顔、めっちゃ怖かった…」と言われてしまった。普通に話したつもりだったけど…。ごめん。「新年だし、昨年のことは忘れて、一からやり直そう」と言ってくれた。許してくれた…。目頭が熱くなるほど、うれしかった。

 萌景推しとして、いいスタートを切りたい。そのために、イベント前から考えていたことがいくつかあった。そのひとつは、萌景と最初にツーショットを撮ること。そのためには、萌景のチェキカード1番は絶対に死守する必要があった。萌景にとって今年最初のイベントで、自分にとっても愛の葉イベントは初。だから、萌景も自分も初めてのチェキなのだ。なんとかチェキカード1~3番をゲット。よかった…。

 基本的に、チェキのポーズはいつも、萌景が決めてくれる。「今年1番だから、指で1番をつくろう」。ちょうど、後ろには愛の葉のロゴの入った幕も張られていた。ロゴを挟んで、人さし指で1番。残り2枚も、干支のサルのポーズをしたりした。

 もうひとつ。色紙に名前を書いてもらうこと。研修生は、サインはまだ書けないので、日付と名前を記してもらった。萌景には初めて色紙に書いてもらった。これからは節目の日には書いてもらおうと思っている。次はもちろん、正規メンバーに上がった時と決めている。そう遠くはない日かな…。あっ、名前を書き忘れていたので、あとで書いてもらいました~。

 夕方の2部。萌景は高いツインテールに髪型を変えてきた。確か、昨夏のエミフルMASAKIでのイベントで見て以来。当時と比べると、髪は長くなっているけど、短いほう。でも、個人的には、これくらいの長さのテールが好きだな。それに、とても似合っているしね。

 「虹色マジック」のなかにある「阿修羅」の振りつけ。メンバが中央に縦一列に並んで、両手を下ろす。みんなの顔が写るように、斜め後方から狙ったけど…。ありゃりゃ、萌景の髪が美紀ちゃんの顔を隠してしまった…。でも、萌景はもちろん、みんなもいい表情をしているね。

 女の子って、髪型ひとつで表情も七変化する。ライブ後の物販で、写真を撮らせてってお願いすると、萌景は両の指先を頭の上にのせた。これはハート?それとも、干支のおサルさんにちなんでのモンキーポーズかな??

 でも、やっぱり、目を細めて顔がギュッとなる、この笑顔が大好きだ。見ると、ホッとするしね。年末から、胸の中にモヤモヤが支配していたけど、萌景の顔を見て、話をして、一気に晴れた。そして、誰よりも萌景のことを応援したいという気持ちはさらに大きくなった。「1」づくしの2016年のスタート。萌景、頼りない自分だけど、これからもよろしくお願いします!