早くレギュラーに上がれますように…
2016・1・3~愛媛・新居浜市~
やっぱり、マイクを持ったほうがイキイキしているな…。愛の葉ガールズはフジグラン新居浜での新春イベントに出演した。ライブは2部構成。1部のライブ開始時間になると、研修生の愛美ちゃんが歌いながら登場した。「もういくつ寝ると~ お正月~」。莉緒が続き、萌景が「こまを回して遊びましょう~」。そう、誰もが知っている、滝廉太郎作曲の唱歌「お正月」だった。
ほのぼのとした雰囲気になった。そうだった。まだ、三が日だったね。「みなさん、あけましておめでとうございます!」。メンバーがあいさつした後、ライブスタートだ。推しの萌景にレンズを向けると、かわいらしい大きなリボンをつけていた。そして、後頭部を見ると、赤や青、緑…。正規メンバーのイメージカラーのヘアピンをしていた。へえ、ちょっぴり派手だけど、これはいいねえ。
この日は美紀ちゃん、愛ちゃんの2人が休日だったが、萌景はマイクを持たず、バックダンサーに徹していた。いつも以上にステージが狭かったのもあるが、後方にいる萌景を何もかぶらずに、きれいに撮ることが難しかった。だから、メンバーの間から萌景を狙った。でも、撮っていると、目の前にほかのメンバーが出てくる…。
まあ、こればかりはしかたない。たぶん、どのポジションに入っても、なかなか撮れないだろうな…。すき間を狙って撮った。まあ、なかなか、チャンスがなかったけどね…。場合によってはオートでピントが合わないこともあるから、手動で合わせたり。フィルムのカメラのころには「手ピン」は当たり前だった。けっこう手こずったけど、なかなか楽しかった。
いつも、全メンバーを撮っているんだけど、状況が状況だから、この日は萌景にレンズを向ける時間が必然的に多くなった。そして、気づいたことがあった。萌景って、ポイント、ポイントでちゃんと目線をくれていた。たとえば、このカット。自分の手、ほかのメンバーの手も絡んでいたけど、そのすき間からレンズを見つめていた。いい表情だと思った。
以前、萌景に言ったことがある。「もうちょっとオレのカメラを見てよ」。ライブで萌景を初めて撮ったのは昨年8月の松山まつり。愛の葉eggすの新衣装を着て、キラキラした笑顔の彼女に魅了されて、何回もシャッターを切った。それに応えるように、彼女もたくさんのレスをくれていたけど、その回数はイベントのたびに、少しずつ減っていった…。
はっきり言うと、愛の葉のイベントには萌景の写真を撮りに行っている。彼女が出演する現場に行って、彼女の一挙手一投足を追った。でも…。これは気のせいで勘違いかもしれないけれど、レンズを向けると、萌景は意識して視線を外しているように感じた。自分の目の前で踊っている時でも、1度も目線をくれなかったこともあった。
長年、写真を撮っているから分かることだが、目線のある写真が必ずしも、いい写真とは思わない。目線のない、自然な表情のほうが臨場感が伝わることのほうが多い。でも、自分は萌景推し。1枚でも多く、目線のあるカットがほしい。そんな欲張りな自分の思いに反するようにレスをくれないものだから、ある日のライブ後、彼女に不満をぶつけてしまった。
でも、あとで撮った写真を確認すると、現場では気づかなかったところでレスを送ってくれているカットがいくつもあった。そのたびに、あんなことを言うんじゃなかったと後悔した。この日のような撮るのが難しいライブで、萌景はたくさん、見つめてくれた。萌景スマイルを見ながら、ごめんねと謝り、そして、いつもありがとう、とつぶやいた。
ライブ後の物販。この三が日限定で「福袋」があった。購入するとくじを引くことができて、その日に出演しているメンバーのメッセージカードが当たるというもの。でも、必ずしも推しメンのカードが手に入るというわけではない。自分はもちろん、萌景のカードがほしい。念力を込めてくじを引くと…。「ほのか」の文字。やった~。ラッキー!あっ、メッセージカードで目を隠して笑っているのは大本萌景さんです。
イベント会場には絵馬をかけるコーナーがあった。見てみると、受験合格や好きな人との恋愛成就、家内安全などの願いが書かれていた。愛の葉メンバーの絵馬もあった。萌景はまだ書いていなかったので、ライブ後に何やら書き始めた。
見てみると…。「十四松に会えますように!」。萌景はいま、アニメ「おそ松さん」にハマっている。そのなかの六ツ子の五男・十四松がお気に入というのは知っていた。まさかね…。そう思ったけど、萌景らしいなって、ほんわかした気持ちになった。
自分も書いた。「萌景が一日も早く レギュラーに上がれますように」。ドラえもんの絵つきの絵馬を萌景に見せると、喜んでくれた。彼女の頑張りはずっと見てきている。昨年7月に加入したのに、すでに正規メンバーに負けないくらいに踊れるし、存在感も示している。昇格する日も、遠くはないはず。もっとイキイキした萌景を、たくさん見たい。絵馬を持つ姿を撮りながら、そう思った。












