アジサイとチンチン電車
2014・6・4~愛媛・松山市~
あ~、ヤダヤダ!また、雨の季節がやってきてしまった。四国地方も梅雨入り。朝からジメジメして、傘を差しても、服が濡れてしまう。でも、電車の窓越しに線路沿いにアジサイを見つけて、下がる一方だったテンションが急上昇した。いつも自転車で通る踏切の近くにあるのに全然、気づかなかった。
雨粒が花や葉から滴り落ちる姿を見るたびに、やっぱりアジサイは雨が似合うなあと思う。青色や紫色が多いアジサイだけど、白色もなかなかきれいだね。踏み切りの音が聞こえ、チンチン電車がやってきた。電車の窓越しにアジサイを眺める人々がいた。正直、梅雨は嫌いだけど、そんな気持ちを払拭してくれる花を見れば、一日頑張ろうと思える。
サラリーマンもカメラマン
2014・6・3~愛媛・松山市~
日を追うごとに大きくなっていく西堀端の白鳥のひなたち。以前はグレー色だった毛は気がつけば、お父ちゃん、お母ちゃんと同じように徐々に白くなってきている。通勤途中にいるので、毎日のように観察しているのだが、オッサンと同じようにカメラを手に撮影する人は多い。最近では、スーツ姿のサラリーマンが一眼レフを握って白鳥の親子を追いかけている姿をよく見る。
この日も緑の柵の中をゆっくりと泳ぐ親子を、1人の男姓サラリーマンがビシバシと撮影していた。冷静に考えると、こんな街中で、さらに通勤途中に格好の被写体がいるんだから、撮らないわけがないよね。「ねえ、お母ちゃん、あの黒いものはな~に?」「あれはカメラっていうのよ。ジッと見ていると魂を吸い取られるから、見ちゃだめよ!」「うん、分かった~」。あちこち方向を変える親子を見ていると、そんな会話をしているのかなと想像してしまう。んなわけないか。
募金できる自販機
2014・6・2~愛媛・松山市~
会社近くに、あまり見かけない緑色の自動販売機がある。「世界中の子供たちの笑顔のために」というメッセージ。ソマリア難民キャンプで苦しむ子どもたちにミルク代を支援するため、ドリンクを1本買うごとに10円を募金することになるという。ふだん、募金をすることはあまりないんだけど、こんな形でできるなら喜んでする。昼食用にコーヒーを1本買った。
でも、なんか違うんだよなあ。ソマリアで苦しんでいるのは子どもたちだけじゃない。大人たちもいることを忘れちゃいないか。うがった見方をするわけじゃないけど、よくあるメッセージ「子どもたちのために…」の文言を出せば、みんなが募金してくれるだろうと考えているように見てしまう。ストレートに「ソマリア難民キャンプで苦しむ人々を助けよう」と発するほうが心にグッと響くと感じるのはオッサンだけだろうか?


