サラリーマンもカメラマン
2014・6・3~愛媛・松山市~
日を追うごとに大きくなっていく西堀端の白鳥のひなたち。以前はグレー色だった毛は気がつけば、お父ちゃん、お母ちゃんと同じように徐々に白くなってきている。通勤途中にいるので、毎日のように観察しているのだが、オッサンと同じようにカメラを手に撮影する人は多い。最近では、スーツ姿のサラリーマンが一眼レフを握って白鳥の親子を追いかけている姿をよく見る。
この日も緑の柵の中をゆっくりと泳ぐ親子を、1人の男姓サラリーマンがビシバシと撮影していた。冷静に考えると、こんな街中で、さらに通勤途中に格好の被写体がいるんだから、撮らないわけがないよね。「ねえ、お母ちゃん、あの黒いものはな~に?」「あれはカメラっていうのよ。ジッと見ていると魂を吸い取られるから、見ちゃだめよ!」「うん、分かった~」。あちこち方向を変える親子を見ていると、そんな会話をしているのかなと想像してしまう。んなわけないか。
