愛媛の出雲大社
2014・5・29~愛媛・松山市~
本町を南北に走るチンチン電車と並行して愛車をこいでいると、立派な綱が掲げられている神社を見つけた。出雲神社の分祠だった。へえ、こんなところにあったのかあ。鳥居のそばには、七福神が描かれた石碑がある。そうだ、出雲大社は大国主大神、つまり大黒天様が祭神だったよね。恵比寿さんも、毘沙門天様も、みんな笑っている。自然と、こちらも笑ってしまった。
調べてみると、愛媛県の中予地区には7カ所の社寺から構成される伊予七福神参りの霊場があるそうだ。恵比寿様は伊豫稲荷神社、布袋尊様は昌福寺かあ。フムフム。すべてお参りすると、7つの福を授かり、7つの災いが消滅するといわれているそう。最近では、伊予路のパワースポットとして、若い女性の参拝者が増えているらしい。気持ちとは裏腹に、腰は痛いし、若いころのように夜遅くまで起きられなくなった。年を取ったことを痛感する日々だ。7カ所めぐりをして、7つの福をもらおうかな…。
子規とチンチン電車
2014・5・28~愛媛・松山市~
チンチン電車がカーブを曲がって入ってくる伊予鉄・松山市駅電停。チンチン電車が入ってくるところを待っていると、正岡子規の句碑があるの気づいた。どれどれ。「松山 城山の浮み上るや青嵐」。松山とあるから、松山城を詠んだ句なんだろうね。「青嵐」とは青葉のころに吹きわたる風のことで、季語は夏。松山城のほうに向かって、風が吹き上がる光景を描いた句なのだろうか。
寒がりのオッサンでも暑いなと感じる季節になった。周りを見渡せば、2カ月ほど前にはピンク色に染まっていた桜の木々もまぶしいほどの緑色に。西堀端では、白鳥のひなが元気に成長している。気がつけば、花粉症も終わっていて、鼻がスッキリした快適な生活を送れている。いい季節だなあ。オッサンも青嵐に乗って、どこかに行きたい!
幸運のジョン
2014・5・27~愛媛・松山市~
ご利益はあるのかな?近所のある店の前に置かれている人形がずっと気になっていた。愛車を止めてみると、マネキンが「幸運のジョン」と書かれたネームプレートを首から提げていた。その下には「ジョンの頭を3回さわると良いコトあります」。そうなの?なにゆえに??店の人に聞いてみると「昔、そのマネキンの頭をなでた人が宝くじを当てたそうなんですよ。それから、頭をなでていく人が多くなったんです」。へえ、そうなんだ。それまでは裸だったらしいが、いまでは“昇格”してジージャンを着させてもらっている。
そう言えば、大阪の通天閣前にあるビリケンさんは足の裏を触ると、ご利益があるとされている。大阪に住んでいた時に何度か行ったことがあるが、あまりにも触られ過ぎてツルツルになっていた。このジョンさんも、よ~く見ると、触られ過ぎたからか、髪の毛の色が落ちていて、一部がハゲていた…。そうだよなあ。ご利益があると聞いたら、触らずに帰れないよなあ。じゃあ、オッサンもナデナデ。「いい女性と出会えますように…。病気やケガをしませんように…。3億円が当たりますように…」。えっ、欲張りすぎ??


