余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩 -11ページ目

余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

娘でいられる時間が残り僅か・・・

親不孝ばかりしてた私が最後に母にしてあげられる事は・・・?

一時退院の許可がでたのはこれで二度目


一泊の退院だけど

病室にいるよりは家でいた方が気分転換になるだろう・・・


しかし、娘の私からしたら

病院にいてくれた方が安心できる。


毎度、三食の食事がでるし

何かあっても対応してくれるからだ。


一時退院できても心配事が一つ増えるだけだ。


父にはきつく言ってある。

『仏壇のろうそく、線香は点けないでっ!

後は、寝たタバコ絶対禁止!!』


火事にでもなったら大変だもん。

これ以上心配させないでほしいから・・・。


何もできない父が・・・

本当に何もできなくなった・・・。


母はどう思ってるんだろうか・・・

心配であちらから戻ってきてたりしてねw


来週の水曜の午前中に手術開始


今、付いている親指はなくなる。

切断と決まってから父は包帯でグルグル巻きになった親指を

愛しそうに見つめている。


壊死してもう使い物にならないのに

やはりショックなんだろう・・・。


ため息ばかりで

無口な父が余計に無口になる。


元気がないのに変わりはないが

ちょっとずつ食欲がでてきたみたいだ。


生前、母ともよく行った近所のうどん屋さん

ここのおかみさんには色々お世話になっている。


私はおかみさんの優しさに

人前では決して泣かないけど涙を流した。・・・続く・・・


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怪我から二週間が経った。


主治医からは 『もう少し様子を見ましょう』 と、言われ

切断しなくてもいいのかな?と、少しばかり期待していたが・・・

やっぱり壊死が進んでるようで来週手術をするコトになった。


父はショックで元気がない。

利き手の親指じゃ今後のコトを考えると不安になるのは

父だけじゃない。


箸を使うことも字を書くこともできない・・・


きっと職も失うだろう・・・


労災がどこまで補償してくれるのか全くわからない


父一人の生活なら私が働いて何とかなるけど

母が残した借金までは・・・私の収入じゃ到底ムリがある。


父ちゃんっ!!

だから言ったはずだよっ!!


怪我なく健康で長生きしてねって・・・

そしたら母の残した借金も返せるし

お墓だっていずれ建てられるからって・・・。


やってしまったコトは仕方が無いけど

お願いだからこれ以上心配させないでほしい。


明日、主治医と手術の内容を聞くコトになっている。


父から聞く話は理解できません。

自分のことなのに主治医に何も聞かず

主治医の言うコトをただ聞いてるだけみたいです。


切断した今後の話や

手術は局所麻酔か全麻なのか・・・


早く退院したいと言うなら

術後どれくらいで退院できるかくらい聞けばいいのに・・・。


私は主治医じゃないっ!私に聞くなっ!!

質問は主治医にしろっ!

私が聞きたいくらいだっ!!


ホントは優しく接してあげたい。


私も疲れてるのか・・・イライラしてしまう。


ごめんね・・・父ちゃん・・・

気が強い娘で・・・


父ちゃんの前では泣かないけど

母ちゃんの前ではいっぱい泣いてんだよ。


心配しないで・・・私は娘だから見放したりしないよ。

だから早く元気になってね♪



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父の親指が切断されてしまったら・・・。


それは仕方がないと諦めるしかない。

父もそれは覚悟しているコト


唯一安心なのが

命に別状がないだけ・・・


母の時は日に日に寿命が縮まっていくのを

見舞うのが辛く悲しかったから


一度きり一時退院を許可してもらったけど

もう二度と家に戻ることは出来なかったから・・・。



例え親指が切断されても

今後の生活に不安があっても

父はいずれ退院できるから

それだけは救いなのかもしれない


四十九日が終わり・・・

次は百か日が5月の初めにある。


百か日かぁ・・・


ここで疑問に思ったから父に言った


『父ちゃんさ・・・親指なくなったらさ、

お焼香できないじゃん!どうやるの??』


母の時だけじゃなく

今後のコトもあるだろうし・・・


けど父はアッケラカンと言った


『そんなもん少しつまめばいいんだよ。

人差し指と中指でやればいいんだよ。』 ってね。


左手でやればって言いたいけど

父の左手の指も三本 “人差し指、中指、薬指” が第一関節からない


不自由に決まってるけど

なくなって40年コレで生活してきた父だから

アッケラカンとしてるのかもしれない


よく生きて父はあと10年から15年だろう・・・


今まであったモノを失うのはどれだけ辛いコトか・・・

私には冷たいかもしれないけど

父の気持ちは分からない


でもきっと慣れるまで大変だけど

なんとかなるよね!父ちゃん!!


アッケラカンとした性格は

父に似てるのかもしれない。


そしてこれ以上私に心配させないように

気を遣ってくれてるのも分かるしね。


親子だもん、、、

親子だから、、、許されるコトってあるよね。


不安もあるし苦労もするけど

娘でいられるだけで幸せだと思ってます。


 


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