高橋一生。岸辺露伴ルーヴルへ行く | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

映画 岸辺露伴ルーヴルへ行く

 

ルーヴル美術館が進めるBD バンド・デシネ プロジェクトからのオファーにより制作された荒木飛呂彦『岸辺露伴ルーヴルへ行く』を原作とした映画で、テレビ同様、はまり役の高橋一生&飯豊まりえのコンビによる「この世で最も黒く邪悪な絵」をめぐる物語で、露伴は江戸時代まで遡る怨霊を除霊する。

 

前半部を切りつめて、ルーヴル美術館でのシーンを緻密に描いてもらったほうが良かったかな。やや、ストーリーを追いかけすぎ間延びした感じ。加えて、天然にしてまったく空気を読まず露伴をイラつかせる泉京香(飯豊まりえ)の破壊力が薄めなのが残念。病んだ奈々瀬(木村文乃)ルーヴル美術館の出版部職員エマ・野口(美波)はいい感じでしたね。

 

 

ルーヴル美術館では2005年からBD(バンド・デシネ)日本でいうところのマンガの収集プロジェクトを開始。日本からは荒木飛呂彦、谷口ジロー、松本大洋、寺田克也、坂本眞一、五十嵐大介、ヤマザキマリ、杉浦直樹らが参加。最近では、BDの影響を受けた黒井白などはフランスで作家デビューしている。