ネットで使うパスワード、どのように管理していますか?
私は数種類のパスワードを使いまわししていたのですが、少しセキュリティに不安を感じ始めていました。
携帯はiPhoneなのでiCloudキーチェーンが使えるのですが、なんか面倒そうだったので使ってきませんでした。
でも、背に腹は代えられないと使うことにしました。
iPhoneにおけるキーチェーンは本当に使い方が簡単です。
登録する時やパスワードを変更するときに自動生成しますか?と聞かれるので「はい」を押すだけ。
本当に簡単。なんで今まで使ってこなかったのだろうというくらい。
ただし、Safariでの操作が必要です。
「設定」→「パスワード」→「セキュリティに関する勧告」から変更すべきサイト・パスワードが確認できるので、片っ端から変更していきました。
ところが、これはこれで欠点もあります。
まず、パスワードで使う文字の種類と長さを変更できないことです。
キーチェーンで生成されるパスワードは、英数字(大文字小文字含む)と記号(ハイフン)で構成される20文字の列です。
ほとんどのサイトはこれで問題ないのですが、たまに記号が使えなかったり文字数が多すぎたりすることがあります。
この場合、キーチェーンで生成されたパスワードは使うことができませんが、現状では記号を使わないようにしたり文字数を減らしたりすることはできません。
また、Apple製品(iPhone、iPad、Mac)であればキーチェーンで保存されたパスワードを共有することができますが、WindowsやAndoroidでは使うことができません。
私に関してはAndoroidはともかく、Windowsで使うことができないのは結構不便です。
自宅PCでパスワードの入力が必要になった場合、いちいち手打ちをしないといけません。
実は、これが盲点でした。
というのも、自宅PCにもiCloudがインストールされています。
キーチェーンはiCloudに保存されているので、当然PCでも使えるんだろうと思っていたのです。
ところが、キーチェーンに関してはWindowsとの互換性がありません。
まぁ、よく考えてみたら当然ですよね。
信頼という部分に直結するセキュリティの情報ですから、ライバル会社と共有するはずがないですね。
可能性があるとすればブラウザをSafariにすることですが、Windows用のSafariは提供されていません。
なので、現状WindowsのPCとの間でパスワードを共有することはできません。
そこで、サードパーティー製のパスワード管理アプリがクローズアップされてきます。
いろいろ検討した結果、有名な「1password」を利用することにしました。
これはこれで長所も短所もあるので、これに関しては改めて書きたいと思います。