AI共作句集です。

生成AIを「制作助手」とした
俳句集づくりについて探究しています。

今回の制作助手は、
「Microsoft Copilot」に担当してもらいました。

「口語体・現代仮名遣い」「現代的切れ字」
を基本にして詠んでいます。

記事の最後に概要、説明等を記しています。

楽しんでご覧いただければ幸いです。

*作品は既発表句です



『初紅葉』
〜AI共作句集〜

「コスモス」

ほかは野のかぜになったか菊一輪


咲き咲いて雨にいちりん秋の薔薇


風又風もつれほどけてコスモスよ


生き死によ褪せても散らず鶏頭花


あかつきの海ゆうぐれの花すすき


テーマ∶花と風景

AIとの共作
制作助手∶Copilot



「ひよどり」

水浴びの水こなごなにひよどりよ


脚垂れて舞い降りつつよ鶴が来る


ついばむ実赤あおみどり小鳥飛ぶ


そらの風どこまであがるあきの鳶


千々の穂よ重くしならす稲すずめ


テーマ∶鳥と風景

AIとの共作
制作助手∶Copilot



「草の絮」

吹く唇よ火種つつむ手あきのかぜ


揺れて飛ぶ風のすがたよ草のわた


銀杏散るこうえん地よりつむじ風


すず虫よ垣根のそとはかぜのおと


のこる雲明けていそがず台風あと


テーマ∶風と風景

AIとの共作
制作助手∶Copilot



「後の月」

名月よ目がなれるまでこうこうと


やがて声照らしだされて十六夜よ


立ち待ち月以後雲風のあそびだす


亀はみず掻いていそがずひるの月


灯もふねもやみも揺れるぞ後の月


テーマ∶月と風景

AIとの共作
制作助手∶Copilot



「初紅葉」 

えだえだよ朱をとびとびに初紅葉


手にすくう水よかげさすもみじ谷


あおぐ身もひとひらのゆめ黄落期


池のそこ浸みてはしずみ銀杏散る


のぼりゆくあしおととまり山紅葉


テーマ∶もみじと風景

AIとの共作
制作助手∶Copilot


終わり



▽これまでの作品集▽

俳句づくりとAI
〜俳人の生成AI利用について〜

〜生成AIとの共作作品 ①〜

〜生成AIとの共作作品 ②〜

〜生成AIとの共作作品 ③〜


生成AIとの作品共作の試みです。

生成AIに俳句作品を直に詠ませるのではなく、自分自身の未完成作品を下敷きに、生成AIと意見交換しながら仕上げたものです。

生成AIに、俳句の「制作助手」の役割をはたしてもらう試みです。

生成AIは「助言者」の立場にとどめ、実際の推敲や判断等は私が主導して行いました。



◯作者の個人的な考え、見解

AI共作俳句集のシリーズでは個人的に、

生成AIを「制作助手」とした
俳句集づくりについて探究しています。


主な目的は、

1、AIとの協働

俳人と生成AIの協働の仕方、あり方について個人的に探ること


2、 作品の変化

生成AIによる助言、鑑賞、批評によって、自分自身の作品がどう変化するのか、また学びにつながるのかを調べること


3、俳句づくりの未来

俳人の作品、俳人と生成AIの共作作品、生成AIの作品など、俳句創作の未来について考えること


4、共作作品のあり方と評価

人間と生成AIの共作作品のあり方や評価などについて、身近な俳句仲間の意見から学び考えること


5、学習と楽しみ

生成AIとの共作が、俳句についての理解や学習、また創作の楽しさにつながっていく未来はあるのかを個人的に探ること


また下記のことについて
個人的に留意しつつ取り組みました。

・作品づくりは作者主導で行うこと

・作品は必ず作者自身がまず詠むこと

・作品の推敲、各判断、決断を行うのは作者

・生成AIは制作助手の立場に留まること

・主に助言、鑑賞、批評、調べ物等を担当

・生成AIに直に作品を詠ませないこと

・生成AIが生成した作品を利用しないこと

・他者の作品や著作権を侵害しないこと

・各生成AIの利用規約を遵守すること

など。

また、俳人としてルールとマナーを守りながらAI技術を活用していくことは、これから先身につけておくべき技能の1つになるようにも思いました。


作品は、
「口語体・現代仮名遣い」「現代的切れ字」
を基本にして詠んでいます。

また現代小説、現代詩、現代短歌などと同様に、主に「現代の書き言葉」表現をメインに詠んでいます。

「現代の話し言葉」表現の作品も適宜詠みこんでいます。


下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です

◇文語=文語体=古典語=古い時代の文体

◇口語=口語体=現代語=書き言葉
                                    ∟==話し言葉

◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い


下記は
現代的な切れ字の候補についての記事です

「現代切れ字 十八字(候補)」
よ・か・ぞ・と・に・へ・せ・で・まで
ず・れ・け・た・が・て・は・な・こそ

これらは「現代の言葉」で俳句を詠む際に切れ字のような役割を果たす語はないのか

「間」を生み出すために必要な「句を区切るための語」が現代の語にはないのかを探ったものです


俳句の「詩性」「思想性」
などについて作品を中心に探求しています


下記について、毎日の投稿などで
月日をかけて探っていければと思っています

「表現の新と万象の真」「驚きと感動の詩」

「一新一真」「都市詠の探求」「一句新世界」 

「ものごとの花」「沈黙の美」「内的宇宙」

「三物一句」「風情の継承」「平明深遠の詩」


現代語・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして俳句を詠んでいます

① 現代俳句
俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています

② 多文体俳句
俳句の「使用文体の拡張」
について実作ととに探求しています

③ 俳詩(旧一行詩的俳句)
俳詩として、俳句の基本を母体に
「詩性」「現代性」なども探っています

④ AI共作俳句
生成AIを「制作助手」とした
俳句集づくりについて探究しています

個人的な
俳句の探求を楽しんでいます


*今回使用させていただいた生成AI
 
     Microsoft     Copilot

*今後使用させていただく生成AI

     Open AI        ChatGPT
     Google         Gemini
     Microsoft    Copilot
     xAI                Grok
     note              noteAIアシスタント

*本作品は各生成AIサービスの利用規約を遵守しています

*各生成AIの一利用者として使用させていただき、まとめた記事です

*俳句解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください

*俳句での生成AI利用ついては個人・団体によって様々な考え方や見解があります



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