昨日のブログで、僕の今年の目標は、「自分のヨガを洗練させる事を通じて、生徒さんのヨガを洗練させる事」としました。
でも、そうすると「じゃあ、ヨガって何なのさ?」ってなりますよね。
ヨガの定義をする必要があります。
こういうポーズが出来る様になる事??
いえいえ、違います。
ヨガとは気が付く意識を高める為の方法です。
もちろん、僕が練習して教えているのはハタヨガなので、難しいポーズにチャレンジする事自体はヨガを洗練させる過程の一部です。
ただ、目的ではないんですよ。
「ヨガ」という言葉が持つ意味だけで言うと、「つなぐ」になります。
元々はくびきに繋ぐ事。
牛や馬を繋いでおく事から派生しています。
離れて行こうとするものを、一つの所に留めておくようなイメージです。
見たり聞いたりという五感の刺激によって、外側に引っ張られる事で散漫になる思考を留めておくという事に繋がります。
難しく考える必要はなくて、外部の刺激によって自分の身心の状態が変化します。
多くの場合、その外部の刺激に引っ張られた自分を自分の全てだと思ってしまいます。
そうではなくて、それは本来の自分だとは別の状態。
外部の刺激によって、今そうなっている自分に過ぎないんです。
ヨガが気が付く意識を高める為の方法だという事は。
「その一瞬一瞬ごとに変化する自分の状態を観察する手段がヨガ」という事になるんですよ。
昔の人はそれを静かに座った瞑想によって行っていました。
ハタヨガというのは、もう少し身体をアクティブに使ったヨガです。
身体の健やかさを通じて、心の健やかさを育みやすくする取り組みです。
そう考えると、無理なポーズを大変な思いをして取り組む必要はなくなりますね。
ハタヨガでポーズの練習をする事は、心身の健やかさと繋がります。
その視点からポーズを見ると、ポーズは柔らかくする為でもその形をなんとかとる為でもなく、ポーズは心身の健やかな流れを制限しているものについて気付き改善する為のものになります。
ハンドスタンドが出来ない場合。
怖いのであれば、壁を使ってこうすればいいです。
でも、その怖さはどこから来ているのでしょう??
手元や体幹の強さ、バランス、そういうものにまだ不安があるからではないでしょうか??
その不安(自分の弱さ)をごまかして、ハンドバランスの練習を繰り返すよりも。
不安(自分の弱さ)を受け入れた上で、片脚のダウンドッグで安心と安全の中それを克服出来る練習をした方が良いと思います。
力が溜まる様になれば、ハンドスタンドに向き合った時に「あれ、何だか怖くなさそう!?出来そうかも」という感覚が自然とやって来ます。
ポーズの練習は、この洗練の繰り返しです。
そして、人生もこの洗練の繰り返しだと思っています。
マットの上で起きる事は人生でも起きる事。
社会の中では多くの要素が絡んで来て、洗練させるのが大変です。
その練習として、マットの上で自分の中で起きる事を良く観察して改善する取り組みをする方が、よほど簡単です。
とはいえ、生徒さんにいきなり人生の話をしても仕方ないので、身体の話をします。
その身体への働きかけが、いつの間にか溶け合って、良い影響を及ぼすと信じています。
これはあくまでも僕の方の心掛けです。
ただ、どこから発せられた言葉であるかは、大きな違いを生むと思っています。
股関節を引き込む事は、脚の動きを良くします。
でも、解剖学的な事だけでなく、「少しの意識的な取り組みが大きな変化を生む」というメッセージが内包されています。
まあ、ホント、生徒さんが難しく考える必要は全然ないんですけど。
ヨガとは気が付く意識を高める為の方法です。
顏晴るジムではヨガを教えています。
大分カジュアルにですけど(^^)/
■顔晴るジムに興味のある方へ■
■このブログでお伝えしている方法を鵜呑みにしないでください。
あくまでも、インストラクターの個人的経験に基づくアイデアの一つとして受け取ってください。
安心と安全の下練習してください。もし自分にとって合わないと思った時は紹介している方法を採用しないでください。
もし、ブログを通じて心身に変化が起きたら、実際のレッスンでより感覚を深めてください。
ブログだけでは伝わらない、感覚的な部分までお伝えします。
ヨガが好き!でも、身体が硬い(+_+)でも。。。やっぱりヨガが大好きな方、大歓迎です(^^)/
目白 身体の硬い人の為のヨガスタジオ 顔晴る(がんばる)ジム
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