New York Timesの英語の記事「Morsi Victory in Egypt Is a Potent Weapon for Islamists(エジプトでのモルシの勝利は、イスラム主義者にとって強力な武器になる)」の冒頭部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

NYTの記事のURL:http://www.nytimes.com/2012/06/25/world/middleeast/mohamed-morsi-of-muslim-brotherhood-declared-as-egypts-president.html?_r=1&hp

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Morsi Victory in Egypt Is a Potent Weapon for Islamists
エジプトでのモルシの勝利は、イスラム主義者にとって強力な武器になる
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エジプトの軍事政権は日曜日に、エジプトで初めて行われた競争のある大統領選挙の勝者として、イスラム同胞団のモハメド・モルシを公式に認め、イスラム主義者に象徴的な勝利と国軍の最高幹部たちとの権力闘争における強力な武器を渡した。

アメリカで訓練を受けたエンジニアであり前国会議員のモルシ氏(60歳)は、アラブ国家のリーダーとして選ばれた最初のイスラム主義者となった。エジプトの第五代大統領かつ初めての非軍人大統領となる。ホスニ・ムバラクの追放を受けて軍が政権を握ってから16ヶ月後のモルシ氏の勝利は、エジプトの約束された民主主義への移行における不明瞭な道しるべである。

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New York Timesの英語の記事「A Festival of Lies(嘘の饗宴)」の冒頭と中ほどの記述を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

NYTの記事のURL:http://www.nytimes.com/2012/03/25/opinion/sunday/friedman-a-festival-of-lies.html?ref=thomaslfriedman

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THOMAS L. FRIEDMAN: A Festival of Lies
トーマス・フリードマン:嘘の饗宴
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歴史家のビクター・デービス・ハンソンは容赦なく明敏なコラムをナショナル・レビューに書いた。イラク、イラン、リビヤ、シリア、パキスタンそしてアフガニスタンへのアメリカの異なった取り組み方を振り返って、悲しいことにどれひとつとっても上手く行ったとは言えないだろうと書いているのだ。

「過去10年に渡るさまざまなアメリカの中東政策の選択肢をおさらいしてみよう」とハンソンは始めた。「フォローアップのない軍事援助や懲罰的な介入はほとんどが失敗している。さらにもっとコストのかかる国づくりの判断がまだされていない。人気のある反乱者に不人気の独裁者を転覆させようとするのは、よりよくなるという保証にはならない。軍事援助で独裁者を下支えするのは、醜悪だし逆効果だ。熱狂的な政治体制との接触を避けるのは、核の獲得や虐殺-ないし16エーカーのマンハッタンの瓦礫(911のことだと思われる)-に繋がる。我々は何を学んだのだろうか? 部族主義、石油とイスラム原理主義は-中東に近づくにしても、近づかないようにするにしても-アメリカ人を中東に辟易させる出来の悪い混ぜあわせだ」

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アフガニスタンについて、オバマ政権の高官がアフガニスタンの兵士を戦えるよう訓練する必要がある、そのあと撤退しようというたびに声を出して笑いたくなる。これ以上可笑しいことがあるだろうか? アフガニスタンの男たちを戦えるよう訓練する必要があるかって? 彼らはイギリスとソビエトを撃退したんだよ。

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New York Timesの英語の記事「Ranks of Working Poor Grow in Europe(ヨーロッパでワーキング・プアの仲間入りする人が増えている)」の冒頭部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

NYTの記事のURL:http://www.nytimes.com/2012/04/02/world/europe/in-rich-europe-growing-ranks-of-working-poor.html?_r=1&hp#

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Ranks of Working Poor Grow in Europe
ヨーロッパでワーキング・プアの仲間入りする人が増えている
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パリ発:メリサ・ドス=サントスが一日の終りに仕事場を離れて帰る家は思いもよらぬ場所だ。パリの北30マイルのところにあるキャンプ地の小さなトレイラーなのだ。ここは当初は休暇を楽しむ人たちのための牧歌的な静養地として設計された広い区画に、家計のやりくりに苦しむ多くの人たちが住んでいる場所だ。

「家のなかで育ったので、キャンプ地に住むというのは同じ事ではないの」とドス=サントスさん(21歳)は切なそうに言った。

恋人とアパートに住むという普通の生活の夢は、何ヶ月ももっと給与のいい仕事を探し回った挙句、二人とも最低賃金の職しか見つからなかった時に、消えた。彼女はスーパーマーケットで、彼はパリの街路清掃人として働いている。「みんな私たちをマージナル(底辺)と呼ぶわ」と彼女は語った。「それが少しずつ私たちを蝕んでいくの」

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The Washington Postの英語の記事「Dodgers set to be sold for $2 billion to group including Stan Kasten, Magic Johnson(ドジャースはスタン・カステンとマジック・ジョンソンを含むグループに20億ドルで売却されることになった)」の冒頭と最後の部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

WPの記事のURL:http://www.washingtonpost.com/blogs/nationals-journal/post/dodgers-set-to-be-sold-for-2-billion-to-group-including-stan-kasten-magic-johnson/2012/03/27/gIQAPZySfS_blog.html

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Dodgers set to be sold for $2 billion to group including Stan Kasten, Magic Johnson
ドジャースはスタン・カステンとマジック・ジョンソンを含むグループに20億ドルで売却されることになった
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(ワシントン・)ナショナルズの前社長スタン・カステンは、火曜日の夜遅く、断固たる意思で公式に野球の世界へ戻ってきた。ドジャースの発表によると、カステンはバスケットボールの伝説の人、マジック・ジョンソンとともにオーナーシップを組みロサンゼルス・ドジャースを20億ドルで買収することに合意したとのことである。

カステンは2006年にナショナルズに参加し、2010年のシーズン終了時に退任するまで、チームの社長、オーナーシップと内外の当事者を繋ぐパイプ役として職務をこなした。2011年3月までナショナルズの少額のオーナーシップ出資者として残り、新しい事業に乗り出すため株式を売却した。

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カステンはワシントンに来る前はアトランタ・ブレーブスと(NBAの)アトランタ・ホークスを経営した。NBAにいるあいだ、カステンはジョンソンと友人となり、1990年代の終わりに、ジョンソンにホークスのヘッドコーチ就任を打診した。ジョンソンは断った。しかし、今、カステンとジョンソンはずっと大きいプロのスポーツチームを共同で経営することになった。
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The Washington Postの英語の記事「James Cameron becomes first solo explorer to reach the deepest point on Earth(ジェームス・キャメロンは地球の最深部に到達した最初の単独探検家になった)」の冒頭と最後の部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

WPの記事のURL:http://www.washingtonpost.com/national/health-science/james-cameron-begins-solo-dive-to-the-bottom-of-the-ocean/2012/03/25/gIQAPDwOaS_story.html

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James Cameron becomes first solo explorer to reach the deepest point on Earth
ジェームス・キャメロンは地球の最深部に到達した最初の単独探検家になった
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映画「アビス」の監督が深淵に到達した。

注釈:英単語"Abyss"は「深淵」のことです。

映画監督であり海を熱烈に愛しているジェームス・キャメロンは、海面からほぼ7マイル下にある、大海原の最深部に到達した最初の単独探検家になった。映画製作と学術探検のスポンサーとなっている米国地理学協会の声明によると、映画監督特注の一人乗り潜水艇は、現地時間午前7時52分(東部夏時間午後5時52分)に西太平洋のマリアナ海溝に着地したとのことである。

深度35,756フィートの海底に達した後、アカデミー賞受賞監督は「すべて順調だ」と無線で連絡してきたと声明には書かれている。

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2010年の「TEDトーク」で、若い頃からサイエンス・フィクションと探検の話しが大好きだったとキャメロンは明らかにしている。「ジャック・クストーの番組の地球上にエイリアンの世界があるという話しは、本当に僕をとても興奮させてくれたんだ」と語った。「宇宙船に乗ってエイリアンの世界に行くことはないかも知れない。いやほとんど有り得そうもないよね。しかし、海はこの地球上で実際に行くことができる世界だし、本を読んで想像したのにも負けないくらい豊潤で魅惑的なところなんだ」

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The Washington Postの英語の記事「Former Vice President Cheney has heart transplant(チェイニー前副大統領が心臓移植手術を受けた)」の冒頭部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

WPの記事のURL:http://www.washingtonpost.com/politics/vice-president-cheney-has-heart-transplant/2012/03/24/gIQAYYcgYS_story.html

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Former Vice President Cheney has heart transplant
チェイニー前副大統領が心臓移植手術を受けた
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チェイニー前副大統領は、30代後半から5回の心臓発作に苦しんできたが、事務所によると、20ヶ月の移植待ちをした後、土曜日に心臓移植手術を受けた。

「前副大統領とその家族はドナーが誰なのか知らされていないが、命の恩人に終生感謝いたします」とチェイニーの側近のカラ・アハーンは土曜日の夜に声明を発表して語った。チェイニーは「アイノバ・フェアファックス病院とジョージ・ワシントン大学病院の医師と医療専門家のチームの素晴らしいケアに感謝している」とアハーンは語った。

チェイニー(71歳)はフォールズ・チャーチ地域にあるアイノバ・フェアファックス病院の集中治療室で回復しつつありますとアハーンは語った。

チェイニーはジョージ・W・ブッシュ大統領の下で2001年から2009年まで副大統領として努めたが、37歳の時に最初の心臓発作を起こした。1988年には4重バイパス手術を受けた。また2回の動脈血管形成術を受けており、心臓監視デバイスを埋め込まれたこともある。デバイスは2007年に除去された。

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The Washington Postの英語の記事「New iPad users slowed by expensive 4G network rates(新iPadのユーザーは高い4Gネットワークの料金でブレーキがかかっている)」の冒頭部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

WPの記事のURL:http://www.washingtonpost.com/business/economy/new-ipad-users-slowed-by-expensive-4g-network-rates/2012/03/22/gIQARLXYUS_story.html

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New iPad users slowed by expensive 4G network rates
新iPadのユーザーは高い4Gネットワークの料金でブレーキがかかっている
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アップルの新iPadは映画やテレビ番組をいつでもどこでも見れる新時代の先導役になるはずだった。Retinaディスプレイの画面は、ハイビジョンテレビを凌駕して、気絶するほど美しく、ついに高額のケーブルテレビの時代が終焉を迎えるのではないかと口にするアナリストもいたほどだ。

しかし、ケーブルが不要となる革命に待ったがかかった。モバイルエンターテインメントを目指すアップルのビジョンは思わぬ困難にぶつかったのだ。

新iPadが携帯電話網からデーターを化物のような勢いで貪り食うことに、ユーザーたちは急速に気がつきつつある。月々の使用枠を2時間の映画の視聴で食べ尽くしてしまう可能性があるのだ。消費者はさらにお金をつぎ込むか、デバイスのもつ最高の性能の使用を控えるかというジレンマに陥った。

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The Washington Postの英語の記事「Coroner says Whitney Houston died from drowning, but cocaine and heart disease contributed(ホイットニー・ヒューストンは溺死したと検視官は語った。でも、コカインと心臓病も原因のひとつだ)」の冒頭部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

WPの記事のURL:http://www.washingtonpost.com/national/coroner-says-whitney-houston-died-from-drowning-but-cocaine-and-heart-disease-contributed/2012/03/22/gIQAtalFUS_story.html

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Coroner says Whitney Houston died from drowning, but cocaine and heart disease contributed
ホイットニー・ヒューストンは溺死したと検視官は語った。でも、コカインと心臓病も原因のひとつだ
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ロサンゼルス発:ホイットニー・ヒューストンはホテルのバスタブで溺死した時、体内からドラッグが検出されたコカインの慢性使用者だったと、検視官は木曜日に心臓病も死因のひとつだったと注記した剖検所見を発表し語った。

この発表でグラミー賞の前夜の2月11日に亡くなったグラミー賞受賞歌手の死因についての何週間にも渡る憶測に終止符がうたれた。

ヒューストンはビバリーヒルトンホテルの部屋でバスタブに沈んでいるところを発見され、その死は事故だと判断された。処方薬の瓶がいくつか部屋で発見されたが、過剰な量はなかったと検視官は語った。

「毒物検査の結果を知り気持ちが沈んだが、今は発表があったことを好ましく思う」と歌手の義理の妹でマネージャーのパトリシア・ヒューストンはAP通信社に文書で声明を送った。

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The Washington Postの英語の記事「Bush, Freedomworks announcements good news for Romney campaign(ブッシュ、フリーダムワークスの声明はロムニーの選挙運動には朗報)」の冒頭部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

WPの記事のURL:http://www.washingtonpost.com/politics/bush-freedomworks-announcements-good-news-for-romney-campaign/2012/03/21/gIQAK2rGSS_story.html

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Bush, Freedomworks announcements good news for Romney campaign
ブッシュ、フリーダムワークスの声明はロムニーの選挙運動には朗報
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ミット・ロムニーは水曜日にジェブ・ブッシュ前フロリダ州知事から推薦状という願ってもいない応援を得た。イリノイ州の予備選で決定的な勝利を得た後、共和党のリーダーたちや一般党員が大統領候補としてロムニー氏のまわりに集まり連帯していくような動き見られる。

しかし、祝福のなか、自分の主義主張を曲げずに保守派を味方につけるという簡単には解決できない課題が浮き彫りになり、ロムニー氏の選挙運動は思いもかけないイライラを抱え込むことになった。

大統領候補になるためには、ロムニーはまったく違った選挙運動をしなければならないかも知れないとベテランの選挙運動員は示唆している。CNNとのインタビューで、ライバルたちが予備選の期間中にロムニーを無理やり遙か右寄りに進路を変更させるのではないかと質問されて、トップ・アドバイザーのエリック・フェルンストロムは、本選挙ではロムニーは有権者に改めて自己紹介する機会があるだろうと答えた。つまり、選挙運動を、一振りでイメージを消せるおもちゃである「Etch a Sketch」と比べてみせたのだ。

【注釈】Etch a Sketch:米Ohio Art社製のお絵かきボード。アメリカでは一家に1台はあると言われる定番おもちゃ。(http://www.ohioart.com/etch/

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The Washington Postの英語の記事「President Obama's daughters' privacy is difficult to protect in Internet age(インターネット時代にオバマ大統領の娘たちのプライバシーを守るのは難しい)」の冒頭部分を翻訳しました。感想をいただければ幸いです。

WPの記事のURL:http://www.washingtonpost.com/lifestyle/style/president-obamas-daughters-privacy-is-difficult-to-protect-in-internet-age/2012/03/20/gIQA5UGWQS_story.html?hpid=z4

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President Obama's daughters' privacy is difficult to protect in Internet age
インターネット時代にオバマ大統領の娘たちのプライバシーを守るのは難しい
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デジタルワールドではオバマ大統領の未成年の娘たちのプライバシーと安全を守る難しさを浮き彫りにしたエピソードとともに、ホワイトハウスが差し止めようと努めたニュースがとにかく火曜日のニュースになった。

ホワイトハウス高官は月曜日に、オバマ大統領の娘の春休みのメキシコへの旅行のインターネット上の報道を削除するようウェブサイトに要請した。そのニュース記事は大統領の家族の報道に関わる暗黙の規定に抵触していると高官は語った。つまり、オバマ氏の子どもにかかわる日常のありふれた行動までメディアは報道しないことになっているはずだというのだ。

「オバマ政権が始まった当初から、ホワイトハウスは報道機関に両親と一緒にいない時は子どもたちの報道や写真撮影を控えるように要請してきたし、報道が不可欠なニュースではない」とファーストレディーであるミシェル・オバマ付きのクリスティーナ・シェイク報道官は、火曜日の朝に声明を出して語った。「私たちはこの子たちのプライバシーと安全を守るため報道機関にこの要求を念押ししてきた」

しかし、火曜日(の昼)にメキシコを襲ったマグニチュード7.4を記録した地震の後、オバマ政権は大統領の娘であるマリア・オバマ(13歳)が友人たちとメキシコ旅行中で、危険に巻き込まれる可能性もあったことを認める決定をした。マリアの安全についてレポーターからの質問が相次ぎ、政権はマリアはメキシコにいて安全であるという声明を出さざるを得なくなった。

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