BALDO COMPETIZIONE シリーズアイアンには


★ 568G(グースネックタイプ)







★568S(ストレートネックタイプ)







2タイプがデリバリーされています


なんでこんな事をおさらいみたいに書くのか?ですが


同一デザインのコンセプトのまんま


ストレートネックとグースネックを揃える


こういうパターンって意外なほど少ないと言えるのです


ですから、同じメーカーさんでも


ストレートネックとグースネックアイアンにおける


デザインやキャビティー構造や重心配分など全く別物と言うパターンが殆ど


と言えないでしょうか


1つには・・・グースネック=ヤサシイとか簡単とかツカマリが良いなどのイメージが有ります


ストレートネックは難しいイメージが当然のように有りますので


ユーザーがヤサシイアイアンと歯ごたえが有るアイアンの分別がやりやすいでしょう



もう1点には・・構造的に決定的に違いが有るためどうしても全く違う物に成ってしまう


という事です


568IRONはネック一体型で成型されています

一体成型は溶接に比べ形成非常にシビアです


ですが、鉄材が高密度するためインパクトのバイブレーションを


阻害無くグリップから掌、そして脳神経へと伝達してくれます


逆に言えば・シッカリとした重厚感を伴う打感とも言えます



グースネックアイアンのヘッドはリーディングエッジとシャフト中心軸の延長線の軸線より左に位置します


つまりFP(フェースプログレッション)が小さくなります


オフセット量が多いなんて言う場合もありますね



すると↓↓↓の図のようにアイアンの重心が深くなります


深くなるとなぜ良いのか??ロフトをストロング化してもボールを上げてくれます


そして、リーディングエッジがシャフトより左側に位置するため


例えば下半身のアクションが大きくヘッドが遅れがちに降りて来ても


フェースがスクエアに当たりやすくなります


たとえロフトが同じでも、インパクトがホンの少し左になるため


ロフトも立ってインパクトしますので、飛距離的にも有利ですね



但し!グースアイアンはヤサシイ??


これは、必ずしも真実ではとは言えません



ハンドファーストが強くダウンブローにボールを潰す、ターフが深め


そして縦にスイング出来て重量級のシャフトにはどちらかと言えば不向きです


しかし、オフセットが適量で異常なほど大きいネック周りへのMOIが掛からない


設計のグースネックだとややフラットな入射に打てるゴルファーには大変武器になるといえるのです


ダウンブロー派でMP系のアイアンを使ってる人にXXIOとか打ってもらうと


ヘッドが帰って来なくて、ペチーンと右へ一直線なんて事が有るんですよね


或いは左へドフックとか


要は、シャフトの軸とフェースの面があまりに掛け離れている事で、普通に打ったら引っかかる


フェースターンが怖くて出来ないイメージのずれなのです


ですから、



ストレートネック、や今時少ない 出っ歯なアイアンを打ってる人には


逆に難しく感じるんです



これが逆に地面を掃くような俗に言う払い打ちで左壁が強くないスイングのゴルファーには


腰が解けても、リストの為が解けても


オフセットによって救われる!!ボールも救われるのであります



下のように線引きすれば、上の568Gと下の568S


グースとストレートの違いが良く分かりますね!!


しかし、フェースデザインは基本殆ど同じ


つまり、ダウンブロー派でもフェースコントロールしやすい重心長と重心高に設計されています


打出しもハンドファーストを意識して出す事無く低く押しが効いたコンタクトが長いインパクト


が出来るわけですね



敢えて、同一なデザインで、「グースだから」と言う作りでは無く


クールな外見をキープしてグース本来の吹き上がらない弾道を打てる数少ないグースアイアン


と言えます!!








568Sもドストレートより少しオフセットが有ります


トップブレードの立ち上がりがフラットに延ばされているので


568Gよりインテンショナルに打っていける


つまり


球を正確に、小細工よりもアイアンの性能に任せたいなら568G


少しテクニックを使い分けたいなら568S


って事ですね・・・


そしてネック一体成型これは一度打っ体験して欲しいです


我々マッスルユーザーも力が無くなって来た、少し楽をしたい!なんて時は


568Gのようなヘッドは本当に嬉しい存在と言えますね