「(親米)保守?」の方々からコメント欄で、岸元首相についての記事で苦言を頂きましたので、私なりの考えを(政治評論家でもないのに書くというのは)僭越なことですが、一般日本人としての、恐らく最大公約数的な意見をここに書いておくことにいたします。


「過去の政治家を非難することは止めにして、今の政治家を糾弾しませんか」についてですが、過去を遡ってこそ、そこから教訓が得られるから、過去のどこで間違ったのか考えて、何をすればいいのかをあれこれと答えを探すわけです。

どうやったら、「日本を、取り戻す」ことが出来るのか、をです。

 

 

「間違いの原点」=「改正日米安保」と「日米地位協定」で結果的に「日米合同委員会」が作られてしまったこと

「日米合同委員会」(1960年~)は「改正日米安保」に付随した「日米地位協定」を具体的に運営するために開かれるようになったそうです。

 

「日米合同委員会」を米国側との二人三脚でこしらえたのは、当時の総理大臣で、米国に「全権」で条約に署名するため渡米し、強行採決した岸元首相です。

 

これまで、60年間、最低でも1600回以上開かれてきたとされています。

 

 

■何故このような「不利な条約(属国化条約)」を結んでしまったのか?

岸信介氏については現在WIKIに「不起訴となったのち米国CIA(中央情報局)のエージェントとして活動し[2][3]、戦後にも権力を得た。」と書かれてますけど、(私が書いたわけでは勿論ありませんが)異論がある方々が多そうです。

 

 

(ならば、WIKIは編集が誰でも可能なのですから、反論を書いておかれたらどうなのでしょうか)

 

(自分が死んだ後のことなど)「知らんがな」

 

■「CIAのエージェントだった説」は果たして左翼メディアなどによる言いがかりでしょうか?

 

真偽は不明ですが、最も問題なのは、岸本首相がCIAから資金を受け取っていたかどうかではなく、彼が国民の反対を押し切ってまで「強行採決」し、総理大臣という権力の頂点にいることで可能だった「全権の行使」によって、「半永久的」に決定づけられてしまった日本の方向性が問題だった、といっているのです。

 

焦点はそこです。

 

そもそも我々一般人が思い浮かべる「エージェント」の定義ってなんだと思いますか?(言葉の定義から始めるべきかもしれません)

 

「コードネーム」の有無でしょうか?

 

「巨大な資金提供」の有無でしょうか?

 

相手組織への「利益供与」の有無でしょうか?

このうちの2つ以上があてはまっちゃうと「事実上のエージェント(代理人)」ということになりませんか?


巣鴨で尋問を受けたあとで「起訴相当」と報告されながら、何故か「不起訴」となり、東条英機首相が処刑された日の翌日、巣鴨から笹川良一氏、児玉誉士夫氏らと共に釈放されたということからすれば、GHQと「司法取引」があったと考えるのは自然だと思いませんか?

 

(このお三方に共通していることとして、その後大きな資金源なり、資金力なり、特権があったわけですけど)

 

CIAの文書には「児玉誉士夫の諜報員としての価値は事実上ゼロである。 彼はプロの嘘つきであり、ギャングであり、ペテン師であり、そして根っからの泥棒である。 彼のキャリアを通じての主な目的は、国への影響とは無関係に、自分自身の富と個人的な権力を手に入れることだった…真実は、児玉には諜報活動が全くできず、利益以外には何の興味もないことだ」と書いてあったのだそうです。

 

引用元:

CIA秘録 <追記> | 泉城の古代日記 コダイアリー (ameblo.jp)

 

児玉氏に対して「(釈放してやったのに)結局何の利用価値もなかった」とくさしているわけです。

 

(随分な言われようですが、つまり「取引をしたのに騙された、あいつはペテン師野郎だ」という意味でしょう?)


ということは、当然ながら、この3人についてはその後の行動をCIAは追い続け、見張っていた、ということでしょう?

 

一方で日本(この場合1945年~1985年くらいの日本政府、及び日本企業)への工作なり資金提供はリターンにおいて、世界一の成功例だった、といっているわけでしょう?

 

それを可能にしているのは「年次要望書」であったり「日米合同委員会」であり、とどのつまり「在日米軍」という武力でしょう?

 

そもそもが「不起訴での釈放」=「生かしておく」=「己の命」が報酬の「前払い」だったわけだし、そこに「密約」や「取引」があったことは疑いの余地もない話でしょう?


■思想性が意味不明
岸元総理がわざわざ意味不明な「反日似非カルト団体」を笹川良一と共に日本に引き込んだことについて岸元総理を支持なさっておられる方々はどう解釈なさっておられるのでしょか?

 

これはUNにとって日本を戦犯国フレームに閉じ込めておくのに格好の勢力が日本に併合されたK国民、ということで引き入れたわけでしょう?

 

このカルトの教義というのはまさに日本からの「永久の謝罪と賠償」ですから。


本当に愛国心ある人物ならば、あのようなめちゃくちゃな教義の反日カルト団体をわざわざひきこむでしょうか?

 

 

■人物像として・・

彼はティム・ワイラーが評しているように、「原理原則のない機会主義者」だったのだと思います。唯我独尊で傲慢なくらい計算高い人物であり、(いろいろな「保守」の方々が、血相変えて、彼を庇うということは、かなり)うまく立ち回っていた、八方に目が向く「八方美人」だということも。


エージェントだったかどうか、とか工作資金を受け取っていたかかどうか(恐らく兆円規模で受け取っていたでしょうけど)よりも、彼が改正日米安保条約を強行採決して在日米軍の半永久駐留を決定づけ、つまりトルーマンが意図しているところの「敗戦国として永久に米国に貢ぐ国、隷属国家化」の二人三脚を演じたことが「結果的に」最大の問題だといっているのです。


政治は結果が全てです。

 

 

岸信介元総理は、このときこの場所に命がけで立ち、声の限りシュプレヒコールを叫んでいた国民の声に耳を傾けて向きあうこともなく、「恐らくは密約」を実行なさったわけです。

今日の自民党もそうですが、岸元首相のお顔が向いている方が国民の方ではなく、「米国様」の方だったことを否定できますか?

 

中曽根元総理の言葉に「歴史の文脈の中で、政治家は後世に歴史法廷に立つ被告人である」とあります。

 

 

中曽根元首相ご自身も岸元首相も小泉純一郎元首相も、これらの方々が日本をどのような姿に変えてしまったか、という「結果」において、自国民によって歴史の文脈で裁かれつつあるわけでしょう?

 

 

在日米軍が半永久的に日本に駐留している真の目的はこれでしょう?

 

 

だからこそ安倍晋三元首相は「(自分の祖父の代で奪われた)日本を、取り戻す」ため命を懸けておられるのだろうな、と私などは解釈し心から応援しておりましたが。

 

取り戻して頂きたかったです。

 

参考:

歴史家が引用したトルーマンの人種差別主義者の話|シアトルタイムズ (seattletimes.com)

 

 

参考:

日航機墜落事件からもわかる「在日米軍基地は日本を攻撃するためのもの」(元外務省事務次官)の現実 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

エドワード・スノーデンは何を暴露したか① | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

「横田基地は東京の地下水のPFASの汚染源?」~「国家的理性」皆無の戦後最悪の亡国日本の現状 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

1985年の日航機墜落事件の真相? | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

 

■日本の現状について

ところで、日本の「親米保守」方々って要するに「いざとなれば米軍に守ってもらえる」といまだに信じておられるのでしょうか。

 

そもそも、「いざとなる事態」をつくっているのはむしろ米DSのように思いますが。

 

スノーデンが語っている言葉は「嘘」「こけ脅し」なのでしょうか?

 

それならなぜ原発を稼働できないのですか?

 

311の福島原発は「津波の浸水」によって冷却装置が壊れてメルトダウンしたと本気で思っておられるのでしょうか?

 

 

戦後の高度経済成長を「左」から旋回して真面目な「親米保守」を政治信条に生きて来られた方々、

 

駄目利加様とどこまでも「運命共同体」でいたいですか?

 

政府がDSにいわれるままに、国民を薬物で弱らせ、殺す国を主権国家といえますか?

 

 

参考:

眠ったままの日本人へ~中川昭一氏が残したもの  | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

「債務超過で”世界最大のネズミ講”米国」は日本に集るのではなく自国の富裕層に国

債を売るべき | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

特別会計予算の闇「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」(塩川正十郎) | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

戦後一貫して続く「日米関係」の”double containment”(二重封じ込め)構造 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

 

結論:

政治家は、己の命を惜しんでは何も出来ません。

相手に弱みを握られていたり、己の命が惜しい人、家族のことが最優先の人は、国の命運を国民に付託される重い立場につくべきではありません。

 

 

家族思いで(失礼ながら)気のお弱そうな岸田首相が「残念」なのは、恐らく、そうした理由で、「現状を何も変えることが出来ないタイプの人物だから」ということでしょうか。(大変僭越ですが)実弟の方への利益誘導はかなり問題だと思いますが。

 

 

以上です。お怒りにならずに、最後まで斜め読みして頂けましたでしょうか?

 

 

おまけ:

日本政府はグレートリセットに参加すると表明していますね。つまり日本という国はなくなる、ということですよ。

 

WEFの掲げる(1%が支配する)国境のない「ワンワールド」の未来は99%の一般人が「何も所有しない世界」となる、と予告されていましたよね。

 

参考:

岸田首相の「グレートリセット計画」への参加宣言(2022年1月WEFオンライン会議での演説動画) | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

世界経済フォーラムの「グレートリセット計画」の広報動画 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

再投稿 Planet Lockdown「グレートリセット」のために仕組まれた筋書を各国政府が遂行 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)