平成26年式 N-WGNカスタム、走行距離約58,000km。
まずはエンジンオイルとオイルエレメント交換。
使用オイルはペトロナス。
ペトロナスというと、ちょっとなじみのない方も多いかと思いますが
マレーシアの石油やガスをあつかう大手国営企業です。
首都クアラルンプールにあるツインタワーは色々話題もあり有名です。
オイルですが、モータースポーツの最高峰F1やフォーミュラニッポンで
メルセデスのスポンサーとして供給を行っています。
そのメルセデスの強さはここに書くまでもありません。
うちでは正規取扱店として販売させていただいています。
ペトロナスカラーのメルセデスF1マシン。
続いてCVTF交換、アンダーカバーやサポートフレームなど取り外して
オイルパンやオイルクーラーにアクセスしやすくします。
ホンダのCVTはジャダーなどのトラブルが多い為、定期的な交換は必要です。
ドレンから
オイルパンを外して
ストレーナーも外して
抜けた量は3L、全容量は約5Lです。
ソレノイドバルブ洗浄前と洗浄後。
(光の加減でわかりづらくてすいません)
オイルパンは真っ黒。
ストレナーのフィルタも真っ黒。
オイルパン洗浄後と新品のストレーナー。
バルブボディを可能な限り洗浄して、新品のストレーナーを取付。
オイルパンを取り付けて、オイルクーラーを細工してトルコン太郎と接続します。
使用フルードはホンダ純正HMMF。
うちではHMMF指定の車両にはHMMFしか使いません。
抜けた量+αの新油を注入後、圧送交換開始。
綺麗に入れ替わったら、油量の調整です。
CVTF圧送交換では必要ないを思いますが、念のために先にエア抜き作業を行います。
油量調整方法はちょっと特殊です。
この暖気後の油温はどれほどかと診断機をつないでモニタすると79℃。
ここまでの暖気は必要なさそうですけども、油温は参考まで。
SOD-1を添加します。
ここで適量ならば、いったん抜いてになりますが、今回は足りなかったので
抜かずに注入。
余談ですが、別のお客様にSOD-1をお勧めしたところ、
「ソフトオンデマンドですか?」と聞かれましたが、私には何の事かわかりません。
HMMFにて再度油量調整後、試走点検して完了です。
もう1台、ペトロナスでのオイル交換はベンツGLA250。
ありがとうございました。