2022年6月4日(土)ポートアイランド散策記の続きです。

 

北公園の次に向かった先は、原口記念公園。

 

 

神戸市の戦後の復興・発展に尽くした原口忠次郎(1889~1976)第12代神戸市長の像が、公園を見渡す位置に建立されています。

 

 

原口氏は工学博士で、昭和24年(1949)から5期20年にわたり、神戸市長を務めました。その功績として、ポートアイランドの建設を着想し、その礎を築いた事が挙げられます。

 

 

昭和58年(1983)11月12日、原口氏の誕生日に合わせて、この顕彰碑が設置されました。

 

 

公園自体は昭和52年(1977)10月に開園したらしく、当時は「ポートアイランド中公園」と呼ばれていたそう。

 

 

この噴水は開園当初からあったもの。水が全く出ず、寂れた感がありました。

 

 

現在は、緑あふれる木々に囲まれた「森と石と広場」をテーマとした公園。芝生広場には大きな黒御影石が点在しています。

 

 

面白かったのが、裏から見ると全く黒光りしていないこと。

 

 

このように富士山の形をした石もありました。

 

 

アングルを変えると、お化けのようにも見えます。

 

 

石棺のような形をした御影石。

 

 

アルファベットのTが刻まれた御影石。

 

 

芝生広場の周りはウォーキングコースになっていて、道沿いに水飲み場がありました。

 

 

昭和56年(1981)から平成12年(2000)まで、神戸全日本女子20Kロードレース大会が行われたらしく、歴代優勝者の名前が刻まれた石碑があります。

 

 

こちらはポートピア'81記念大会から'90第10回大会までの優勝者リスト。

 

 

こちらは'91第11回大会から'00第20回大会までの優勝者リスト。浅利純子さんは2回('89と'91)優勝しています。

 

 

炎天下の公園散策は身体にこたえますね。危うく熱中症になりかけ、外のあずまやでしばらく休みました。

 

 

石段を昇って原口記念公園の出口へ。

 

 

出入口の碑文によると、「原口記念公園」と命名されたのは、昭和56年(1981)11月、ポートアイランド博覧会閉幕後の事。

 

 

ちなみにこの銘石は、ポートアイランドの土を生み出した母なる地、高倉山(神戸市須磨区)から出たものです。

 

 

歩道橋を歩いている時、ポートアイランドビルの前を通過する電車を撮影。

 

 

中公園駅からライナー線に乗り、須磨離宮公園へ向かいました。

 

 

おわり