今回は癸みずのとの人との相性です。
癸は慈愛の雨。
水分が欲しい人に降り注ぎます。
水分で潤すように、人に対して優しい人。
癸は十干の中で最弱といわれています。
(最強は丙ひのえ)
簡易的ではありますが、
自分と相手の日干同士で
相性をみることができます。
家族や友人、会社の人など
周りの人であてはめてみてください。
自分と思考が違う、その謎が解けるかも。
十干だけでは断定できませんが、
関係性をみる簡単な目安にはなります。
→右端が日干支です。
漢字二文字のうち左側にあるのが日干。
例:癸酉みずのととり
→癸みずのとが日干です。
日干は自分そのもので
基本的な性質をあらわします。
十干別・癸みずのと との相性
甲きのえ
甲は大木。大木が育つためには水が必要。
癸は甲の母にあたる干。
水分の少ない、夏生まれの甲には必要。
冬生まれの甲には水分自体があまり必要なく、
お節介に感じる相手となる。
(水分が多いと冷えたり、木は根腐れを起こす)
乙きのと
草花の乙にとってはお水は必要。
ただし水が多すぎると根腐れするように、
癸の行き過ぎたお節介はほどほどに。
丙ひのえ
丙は太陽の光。
癸は雨雲で、丙にとっては光を遮る相手。
干同士だけで単純に考えると
あまり相性は良くない場合が多い。
冬生まれの癸にとっては暖かさの丙は必要。
丁ひのと
丁はろうそくの火。
ろうそくの火は癸の水分でも消されるので
あまり良い関係といえない。
戊つちのえ
戊は山で、癸は雨とか湿気。
山にとって潤いは必要なもの。
干合相手で相性は良いが、
癸が戊に一方的に尽くす関係になりやすい。
己つちのと
己は水分を含んだ田園の土。
田園の土が植物を育てるためには
太陽の光(丙)と水分(癸)が欠かせない。
己にとって必要な相手。
庚かのえ
庚(金属)は冷えると水分を生み出す。
癸にとって母にあたる干。
ただし庚(金属)は錆びると使い物にならず
錆びる原因の湿気(癸)とは、
あまり良い関係とは言い難い。
子に面倒を起こされる母といった感じ。
辛かのと
癸は水の五行で、宝石を洗うのに必要な
水分ではあるものの、壬に比べるとやや
役不足。
ただし特に悪い相手でもない。
冬生まれの癸なら壬の役目ができそう。
壬みずのえ
壬は大量の水。癸の助けはあまり必要としない。
夏生まれなどで、命式に水の五行がほとんど
ないような弱い壬に対しては助けとなる。
癸みずのと
癸と癸は湿気同士で多湿状態。
命式の弱い癸に対しては助けになる。
夏生まれの癸なら蒸発してしまいそうな
ところを助けることになるが、
冬生まれなら助けは要らないかも。
癸みずのとに必要なもの
癸は雨露で、水分を発生させるのは金属。
金属は庚か辛になります。
仕組みだけ考慮すれば金の五行が必要に
なりますが、冬生まれの癸は水分を既に
持っていて、金の五行の助けは必要としません。
癸も生まれた季節に左右されることが多く
庚や壬と似たような感じで、これが必要!と
一概には言えない干です。
補足 : 十干の相性と矛盾
十干だけでみて
・相性が良いはずなのにイマイチ
・相性が良くないはずなのにそうでもない
このパターンは、
命式に何か他の要素が
隠れている可能性があります。
なので、あくまでも参考程度に
楽しんでいただけたらと思います。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
お気軽にお問い合わせください
・関連記事
☆癸みずのとさんはこんな人
☆癸みずのとさんの干合相手