最近、若者たちのニュースで、
「上司はガチャポン」だとか、「上司を選ぶことができる制度」だとか、
話題になっているようです。
この話題の中心になっている点はおそらく、
ウマが合わない上司や、仕事ができない上司などが多い、
つまり、信頼できない上司が世の中にいかに多いか?
ということなのでしょう。
私が考える、本来の上司というのは、
部下を助け、部下を引き上げ、部下に成果を出させる上司、
一言でいえば、上司は部下のためにあるものだと思います。
だから、まずは信頼されること。
これが前提とならなければ、
その部署はチームとして成り立ちません。
上司と部下は、VSの対立関係にあること自体がおかしいのです。
ただ、とは言え、
上司と部下は、経営陣から求められるものが違います。
つまり仕事をする視点が違うので、
たびたび考え方や価値観がズレることも事実。
だから、放っておくと、これが対立関係の原因になるのだと思います。
これを、いかに自分の配下のメンバーたちに理解してもらい、
一丸となってそれに進んでいけるか?が大事なポイントです。
おそらく、ここが一番の上司の難しさではないでしょうか。
ここで重要なのは、
絶対的なコミュニケーション量だと私は思います。
メールやLINEで単純な指示を出すだけではなく、
また、ミーティングで意図を伝えるだけでもダメです。
できるだけ相手の顔をみて、気持ちや価値観をも理解しながら、
会社の方向性や、現状の問題点などを、なるべく沢山話し合うこと。
あと、巻き込むとか、刷り込むとか、
部下に対して説得を意味するような言葉を使う上司がいますが、
これもダメです笑
「伝えた」「説得した」ではなく、「受け入れられる」「学んでもらう」です。
つまり、部下の「納得感」を得られること、
これが重要だと思います!
コロナ時期に流行った在宅ワークも、かなりの企業が縮小しています。
グーグルやアップルなども、基本は出社させる制度に戻しています。
優秀な人材が集まっている組織でさえ、
顔を合わせたコミュニケーションが大事だと考えているのに、
一般の我々中小企業が、希薄なコミュニケーションだけで、
考え方や世代の違う相手と信頼関係を作ろうと思うのが安易なのです。
マネージャーは、上(経営陣)をみて仕事をするのではなく、
下(部下)をみて仕事をするのが正解なのです。
信頼を得ているからこそ、マネージャーだと思うのです。