
日本経済を今後どうするのん?(その1)
失われた30年と言われるように、日本経済の低迷が長く
続いてきた。
これはどう見ても国の経済政策が間違っていた結果なのに、
改善する兆しも無いということのようだ。
経済を活性化することは即刻にでも必要なのに、その気配も
ないし、このままでも少しずつ成長してるんだから十分じゃ
ないかという風潮すら感じる。
今回の参院選においても、給付だ減税だ、消費税を下げろ
いや下げられない、外人ガーっ!などの目先の話ばかりが
かまびすしく喧伝されたが、今後の経済をどう立て直すかに
ついての突っ込んだ議論がなされたとは思えない。
一体、この国の経済をどうして行こうとしてるのかが、まるで
見えてこない。
国の抱える様々な問題を良い方向に持って行くには、まず
経済の基盤がしっかりしてないと難しいんだろう。
今後、どう立て直してゆくのかを、自分なりに考えてみた。
経済をよくするには、「入るを図り、出ずるを制する」しか答えが
ない訳だ。
今年度の国家予算で見ると、歳入総額が約115兆円。
この各項目について考えてみる。

所得税は収入から経費を差し引いた額に対して、決められた
税率で徴収されれるから、労働者の所得が上がらないと増え
ない。
過去の政策は最低賃金を上げるとか企業に賃上げを要請する
とかを行なってきたが、一方では、正社員の削減、非正規化、
定年制など、所得を抑え込むという真逆の政策を行なってきた。
労働分配率を上げるなどで、これを改善しない限り、大幅な
税収増は期待できない。
例えば、そうして得た利益を企業は内部留保として積み上げて
きた訳だが、適正な額(例えば、資本金のXX%)以上の内部
留保に対して課税するとか、正規社員化した企業や定年延長
した企業に税優遇するとかが必要だろう。
そうでなくても人が足りないと言ってるんだから、高齢者や女性
が効率良く働ける環境整備はもっともっと進めるべきだろう。
自動化はその一つだし、筋力支援装置や作業環境改善を
進めるべきだ。
教職員も高い学歴の高齢者等をもっと活用する方法はあろう。
安い賃金の労働者としての移民政策はもう限界で、これ以上
受け入れると、この国の形が壊れてしまうんじゃないのか。
法人税は企業が儲けないと増える事は無い。
人件費を減らすのでなく、高効率化を推進すべきだ。
もちろん、その前提には、消費の拡大が必須である。
需要が無いのに効率を上げる必要は無いし、設備投資も無駄
になるだけだ。
消費拡大については、後述の消費税の所で述べる。
新しい産業の興隆も必要なんだが、その力が非常に弱い。
起業家が次々と出てくるような環境作りが求められているが、
無い袖は振れないというのが、これまでの政策だったように
感じる。
過去の産業に固執しているだけではジリ貧になるのは当然だ。
中小企業の多くが法人税を払ってない(経費を増やして利益
を極小化している)が、必要経費の適正な額をもう少し厳密に
しても良いのではないか。
方法は当局が十分にご承知であろう。
消費税は購買に対するペナルティーの働きをしているうえ、
インフレ時には自動的に増税と同じ効果をもたらすため、
特に経済低迷期には極力減らすべきものである。
これを減らしたり無くしたりしない限り、購買力の拡大は困難。
GDPの60%を占める個人消費が増えずに、経済が上向く
訳は無いし、所得税や法人税が増える事は無い。
実際には、消費税は粗利に対する税であるから、本当に
儲かってない企業からも毟り取る仕組みになっている。
第2の法人税と言われる所以でもある。
僅かに免除されていた少売上企業からもインボイスという形で
毟り取る事になってしまった。
消費税を減らす、無くすという話になると必ず、財源ガーと
いう話になる。
財源はもちろん、国債の発行である。
ただし、これまでに発行された国債の多くが企業の内部留保
拡大や海外資産の取得に使われたと思えるが、これを阻止
する手立てが必須である。
また、国債の発行を無限に続けることは持続性の上からも
不可能であるから、知恵を絞って、賢く使う算段が必須である。
期限を切って、消費が拡大し実質賃金が増えるまでは減税を
続けるという風に。
また、政府の財政出動はインフラ整備の建設国債以外は
リターンの多いものに集中すべきである。
例えば、補助金対自己資本=1対4、初めの3年は返済無用、
その後の5年間で返済、利益率XX%以上とかの条件下での
補助を推進するとか。
もちろん、教育や職種拡大など将来の成長原資にはこの限り
ではないが。
需要喚起策としての、給付や年金増も考えられるが、それが
預金に回らず、確実に使われる算段が必要だろう。
定期的にやるとか、補助金付き買い物券の如きやり方もある
かも。
とにかく、今までの如く、特定の企業の内部留保などに蓄積
されぬよう、個人や中小企業にカネが回る事を徹底すべき。
そして、やる気のある人が起業しやすくする方策を準備すべき。
長くなりそうなので、折ります。
(その2)では歳出について記述します。